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旦那の医療費が高額過ぎてつらいんです。

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はじめて質問、相談させて頂きます。現実の知り合いには誰にも言いたく無いんです。
哀れまれたり、もっと頑張れと言われたりすると、胸が苦しく涙が出てしまいそうになるからです。

大好きな旦那に病気が見つかりました。先天性のもので、しかし難病には指定されていません。治療薬は開発されていません。手術も出来ません。ただ毎日高額な薬を飲み、数値が悪化するのを抑え、死なないように調節をする事しか出来ません。
病院もかなり大きく有名なところまで診てもらいました。年間数人程しかいない病気です。

保険の効かない検査や治療は本当に高く、二人で子供が欲しくて貯めた赤ちゃん貯金は底を尽き、毎月生きていく事だけで手一杯です。
高額医療や確定申告など使える制度は全て使っていますがそれでも払うお金は膨大です。

旦那の親族は病気のことを打ち明けても皆どうでも良さそうで知らん顔でした。

私は親がシングルマザーでお金がありません。しかし、私たちが苦しんでるのを見て、ないお金を工面してくれる時があります。
凄くつらいです。お母さんには楽をさせてあげたかったし、孫が生まれるのを楽しみにしていたのに見せることは叶わなそうです。

お金が無いならお前がもっと働けと周りから罵られることもあります。
しかし家事をこなしながら、そして厳しい食事制限があるため三食を食べられないものを抜いてバランスよくしっかりと作るためにパートくらいしか行けません。

例えば二人で天気のいい日に散歩に出れば、このまま二人で幸せって思った今日この日のまま死ねたらって考えることが増えました。

一人で道を歩いていれば私が死んで保険金が降りて、それを足しに薬を買って少しでも長く生きてほしいと考えることが増えました。

薬をやめると言う旦那に大丈夫だよと、気にしないでと、明るく笑う事に疲れました。

旦那が病気なことには不満は本当にないです。全部含めて変わらず大好きですし、病気が見つかった事に責める気持ちはないです。

しかしお金の不安とこれからどうなっていくのかの不安が消えません。

私はどう心を保っていくのがいいんでしょうか。私は無い物ねだりをし過ぎているために、苦しくなっている嫌なやつなんでしょうか。私の頑張りや、心の弱さが理由でこんなにも死にたくなるのでしょうか。
どう考えれば毎日頑張れるようになれるでしょうか。

助けて下さい。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

心の震源地を鎮める

http://camatome.com/2013/03/iryouhi-haraenai-seido-matome.php
できる限り、制度を利用して負担を減らしてください。
専門的なことは私もわかりません。
国もある程度守ってくれます。
お金のこと、家族のこと、今後のこと、それらをいつも問題にする心はどこにありますでしょうか。
まずは、震源地であるそこを鎮めることです。
どうあがいたってどうにもならないことはどうにもならない。
どうにかできることはなんとかする。
何とかなります。
大丈夫です。
その為にも、まずは心を鎮めて、あなたと同じように苦しんでいる人たちから有力な情報を集めることです。
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2013/1011/622788.htm
知っていることと知らないということでは大きく損をすることもありますから、今から情報を集めてみてください。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

すっからかんになっても生活保護がある

仮に貯金が尽きた場合、生活保護を受けられると思います。
まずは来週にでも、役所か、地域担当の民生委員さんに相談をしてください。
医療費が無料になる可能性があります。

日本にいるかぎり、お金のせいで生きていけなくなることはありません。
もちろん、病気というのは人間の力ではどうしようもない部分があります。
結局は、できる範囲の治療しかできないのです。

とにかく、まずは役所に相談していざとなったら生活保護を受けてください。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

質問者からのお礼

お答えありがとうございます。

本当に全ての制度を使っているのですが、働けていて、暮らせるだけの稼ぎのある人への救済はありません。
勿論医療費を分割で払うことも可能ではあると思いますが、一生死ぬまで飲まなくてはならない薬を分割してしまえば、永遠に積もる借金を増やし続けることに悩んでいます。

しかし、諦めることも大事ですよね。

医療費を払わなければ暮らせるだけの稼ぎがある人も生活は保護されるのでしょうか…。

本当にお金に底が尽きたら、生活保護も考えてみます。

たた、私は日本がお金が無い人にでも手を差し伸べている国だとは思えません。

二人で必死に稼いでも毎月薬に無くなっていき、好きで病気になったわけでもなく、生まれつきのもので、新薬も無い人に、保険のきかない高額な検査や薬しかない。

無駄なことに使われている税金を払い続けて、毎日貧しい生活。

私は毎日理不尽な怒りと絶望に死にたいままです。

私はこの理不尽な仕組みを恨み続けます。

煩悩スッキリコラムまとめ