回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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お心次第で
まぁ、問題があるかと言われれば有るとは言いません。
しかし、枯れるのは世界の真理です。枯れたら枯れたで良いんです。それがまかり通らない社会では人々は死を恐れるようになるでしょう。何事も悪く取りモンスタークレームだらけの世の中にもなるでしょう。諸行無常を諸行無常のまま体現してしまうのが善い供養です。体面を色鮮やかにすれば美しいわけではありません。ありのままで良いんです。
ンなこと言ったって、周りの人が兎角言うじゃん!と思われるかもしれません。まぁ、そりゃそうです。お坊さんとしてはその世論ごとブチ抜きたいのが心理ではありますが、現実問題としてそうもいかないのは重々承知しております。だから問題があるかと言われれば有るとは言いません。
もっとも、私はお墓には花ではなくシキミをオススメします。シキミには毒性があり、水の腐敗を遅らせ、植物も長持ちさせる作用があります。花だけ入れたものとシキミだけ入れたものを1週間放置して水の匂いを嗅ぐと全然違います。ボウフラ対策や動物対策にもなっているでしょう。花って…鹿に食われるんですよね。。。
だから毎日お世話できるお仏壇には生花(耐火カーテンになる)を、時々しかお世話できないお墓にはシキミをという昔の人の知恵は、本当に適材適所なんだなぁと感じています。
そんなの実感してみませんか?
生花をお供えしましょう。
お墓参りはその瞬間のお気持ちが大切です。
お供えもお墓を飾るためではありません。
お供えしたものを持ち帰るのも、
腐ったり動物が食べ散らかしたりするのを
避ける意味合いもありますが、
お下がりをいただくことでもあります。
お供えしたお花も持ち帰って、
ご自宅のお仏壇にお供えし直しても良いですよ。
また、この猛暑の中では、
造花も柔らかくなって引っ付いて、
墓石から取れなくなる可能性もあります。