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子供が産めないことが悲しい

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難病で子供は産めないけど、友人や親戚に子供が生まれるたびに辛い。
いとこは今まで疎遠だったくせに、結婚や子供が生まれた時には、私の実家にお金や物をもらいに来る。
そのことが悔しくて悲しい。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

卑屈にならない方法 被害者意識を持たない方法

人間みじめな時は気持ちがウチに向きます。
内なる自分をつまらないものだと責めます。
自分をイジメてしまうのです。
自分をネガティブにマイナス評価をする事で、誰かに理解を求めます。
その結果、自分に低評価の墨を塗りたくりますから、自分が真っ黒になります。
自分を本当に愛すべき存在は、自分であるべきなのに、主のあなたから、ダメ出しをくらった本体であるお命は、それに同調します。
本当に卑屈になります。
その結果が今のあなたです。
あなたは幸せになりたいはずです。だったら、被害者意識を捨てることです。卑屈になって自分を責めないことです。低評価は、低評価するそのエネルギーで自分をますます苦しめます。
まさか自分が一番自分を苦しめているとは思われないかと思いますが、これはまさしく真実です。あなたの思いが、あなたの中で毒ガスになっているのです。
今日から一切そういうことを言わないようにしてみてください。
悪くいうことが無くなれば、心の中で悪いエネルギーが発生しないのです。
これは当然の道理です。
だからこそ、やれば(そういうことを言ったり、おもわなければ)必ず、苦しまないという効果があります。

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お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

人それぞれの人生がある

当たり前ですが、人それぞれの人生があり、その人生に対して善悪はありません。誰かと比べてこっちの人生がいい、こんな人生は嫌だと勝手に評価をつけ苦しんでいるだけです。

確かに、子供がほしい、お金がほしい、子供がいる人は、男の子がほしい、女の子がほしい、子供はいらないなどそれぞれの価値観を真のように前面に出すことでそれぞれに苦しむのです。

昔から、日本人は結婚すると周りからのプレッシャーを感じ、子供子供となるのは悪い癖だと思います。自分の間違った価値観、世間の間違った価値を押しつけているのですから、たちが悪いです。大勢の人が是としても真実とずれていることがあることに気付いてください。
子供は授からなければならないものではないですし、子供が授からなくても満ち足りた生活が送れるはずです。

子供がどうしてもほしいなら養子をもらうということもできるわけですし、周りの間違った価値に振り回されない生き方をしてみませんか。

また、ご自分で苦しみを作り上げているということにも気付いてほしいと思います。いとこのことも、いとここがあなたを苦しめているのではなく、いとこはただ実家に来ているだけ。あなたがそれを見て妬み苦しみを作り上げているのです。子供がいるいないで、人と比べることが苦しみを生んでいるのです。あなたにはあなたの人生があるのですから、人の人生を干渉するのではなくご自分を生きて、修行してください。

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禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す事で、ちょっと楽になれます。悩みの根本に気づき、明るく爽やかに生きていきたいですよね。 私自身、禅との出会いにより救われた一人です。皆様に少しでもお伝え出来たらと思います。 人は自分の都合を立てて物事に向き合うところがあります。私の回答も期待していたものと違うことがあるかもしれません。その時に素直に聞けるか、回答の内容を否定的に聞くかで救われるかどうかが変わります。疑問は出てくると思います。その時はご相談ください。
ご相談時間は不定期なので、いくつかご都合を教えてください。 ◆小学校教員もしています。子供、家族、ご自身のことお話をお聞きします。 ◆禅のおかげで私も救われました。禅の教えを基に「思い通りにしたい」という自分の都合や価値観から生まれた思い込みをほぐしていくお手伝いをします。 ◆仏教は人生を豊かにしてくれることを感じてくだされば嬉しく思います。

家内にもそんな時期がありました

私たち夫婦も結婚してから六年間子供がなく、ようやく七年目に授かりました。その間、後から結婚した友達や身内に「先を越され」家内はいつも悲しんでいました。また、心無い言葉を投げかけられたりして随分苦しんでいました。私も同じですが、男性と女性とでは感覚が違い、私よりずっと辛い思いをしていました。

すいません、もっと書こうとするのですが、PCがおかしくなり、入力しづらいです。心苦しいのですが、以下を参照してください。きちんと書けなくてすみません。
http://hasunoha.jp/questions/1850

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個別相談可能
私はお坊さんといっても、ひと様に何か答えらしいものを提示できるような立派な者ではありません。むしろその逆で、しょっちゅう周りの方々にお尋ねして、教えてもらって生きています。質問について考え、答えようと悩むことで私自身が学び、僧侶として少しでも成長していけたら、と思っています。 youtube法話を始めました。私の名前ですぐ見つけていただきます。
本堂までWi-Fiの電波が届かないので、お内仏(家のお仏壇)のお部屋でお話します。

質問者からのお礼

ありがとうございます(*^_^*)
この気持ちはずっと、一生つきまとうものなんだと思います。
私は子供は産めないし、難病で車椅子です。
結婚できただけでありがたいと思ってたはずなのに、友人に子供が出来ても、会わないからまだ平気ですが、いとことなると何かと会います。
そのいとこはそれまで20年以上疎遠だったくせに、子供が出来たからといってお祝いをしてもらえるのが当たり前と思って、私の実家に来ることが、頭にきます。
子供、私だって産みたかったのに。
このきもちは、主人に言っても『また言ってる』と、もう相手にしてもらえなそうで。
私は何のためにいるのかわからなくなりました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ