仏壇について
2月に母が亡くなりました。私には一人弟がいて、その弟の家に仏壇があります。母が亡くなり、事情があって、一緒に住んでいた家を出ていかなければならず、お給料も少ないので、どこに住もうかとても四苦八苦し、なんとか引っ越ししました。
でも、その間、弟は冷たい性格で、一度も電話やメールもなく、いまだに私はどこに引っ越したのかも聞いてきません。。
亡くなった母にも冷たかったですし、加えてものすごいケチです。
こちらから贈り物をしてもお返しなどは一切なく、なんで返さないとあかんの?と言われたことすらあります。
なので、もう弟の家にはいきたくないです。
仏壇にお参りできない状態ですが、近所の人たちは、仏壇にお参りしなくても、心の中で手を合わせていればいいし、どこでもお寺や神社に行ったときに、母を思って手を合わせればいいのよ、と言ってくれました。
お墓参りには行きますし、檀家になっているお寺にはお供えを送ったりするつもりです。
こんな場合、仏壇にこだわらなくてもよいでしょうか?
それとも仏壇にお線香をあげないのは、不義理でしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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お線香にお祈りを
初めて回答申し上げます。
過去のご質問も拝見させていただきました。大変苦しい思いをされてなお、前を向いて過ごしておられるのですね。
お母さまへの想いを大事にされているお姿を思い浮かべて、私自身励まされています。
仏壇よりも、弟さんにお会いしたくない気持ちが勝ってらっしゃるのですね。冷たくてケチ、「なんで返さないとあかんの」というお言葉は、弟さんご自身の、義理に対する不信感のあらわれのように感じます。
あくまで、私の場合ですが
仏壇にお線香をあげるのは、義理ではないですし、
ですので、あげないのも、不義理ではありません。
なぜなら、お線香をあげるのは亡くなられた方だけを対象にするのではなく、ご自身の心とも、生きるということにも、向き合うことだと信じているからです。
誰かに強いることはなかなかできません。
遠方など地理的な距離の事情で、お仏壇を二つに分けているご家族もいらっしゃいます。
ゆずるさんの場合、弟さんとの心理的な距離を気になさってらっしゃるのですね。
どうか、ちょっと行けそうだなと思ったら、一度だけお参りしてみてほしいと思います。それでどうしても無理と思われるのでしたら、お参りできるところを他に置くのもひとつの「かたち」かもしれません。
それでもし、まだ弟さんのことを想ってらっしゃるのでしたら。
どうか少しずつ、心の距離を縮めていけますように。
もうひとつの、お仏壇にもそのようにお祈りを込めていただきたいなと。
そう願っております。
その祈りが、亡くなられたお母さまへの何よりのご供養になりますように。
質問者からのお礼
そうですね・・・弟の不在時にお嫁さんに連絡して、一度お線香をあげに行ってみようかと思います。
そのあとは、檀家になっているお寺にお供えを贈るなどして、供養していきたいと思います。
ありがとうございました。