飼っていたハムスターを殺してしまいました2
パパイヤです。以前のアカウントのパスワードがわからなくなってしまったため、こちらから失礼いたします。
http://hasunoha.jp/questions/2066
上記の質問へのご回答、ありがとうございました。
できる限りの供養をしました。また、これからは写真を部屋に置き、手を合わせたいと思います。
お教えいただきたいのですが、何を考えて手を合わせれば良いでしょうか。今は後悔の念が強く、同じことを二度と繰り返さないようにと自分に対して言い聞かせることしかできません。
また、了教寺の藤岡様のおっしゃる通り、弱いものに対して自分自身の怒りを吐き出してしまいます。
そして、これが虐待の要因となりました。
同じ思い、過ちを二度と繰り返さないためにも解決したいという思いがあります。
どうかお導きください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
起きてしまったことはもう戻らない
後悔しても仕方がないと思います。
大切なことは、「ご自分の思いに騙されない生き方をする」ということです。
これから生きていくうえで、ご自分の心の動きをよく知る必要があります。
まず、物事を自分勝手な見方捉え方をしている事実に気付きましょう。
例えば、すれ違った人がこっちを見ていた。相手にとってはただ見ていただけでも、心で捉えると、こっちを見ていたのは私に対して何か思っていたに違いない。きっと不快に思っているのだ。など
自分勝手な捉えをしている可能性があります。
ハムスターはいうことを聞かなくて当たり前、いうことを聞こうともしないし、ただ自分の判断で行動していただけでしょう。良いも悪いもなかったはず、でもあなたはそれに対して自分の我見で見ているから「イライラ」が出てきたのです。都合が悪いからと。
人と接する時、生き物と接する時、第一次の感覚のみを大切にします。子供が泣いたら泣いたという事実のみ。二次的に「うるさいなあ」「人に迷惑だ」などと思いが出てきたときは、そっとしておき流していきます。それは事実ではなく、煩悩であることを知らなければならないのです。
そうした一次的な感覚(五感をたよりに)を大切に生きる練習をしてほしいと思います。ぜひ坐禅で学んでほしいと思います。きっと救われます。
何をして欲しかったのか
こんばんは。私も小学生の時、ハムスターを死なせてしまいました。今で言うとネグレクト(餌のやり忘れ)でしょうか。
貴女の前回の質問で気になったのは、「ハムスターが言うことを聞かないと」という部分です。私は今、熱帯魚を飼っていますが、仕事上のストレスが高まると話しかけています。「どうしたら良いのかなぁ」と。あやしぃですよね。
魚の良いところは、水槽の向こうですから、私がどんな状態でも知らん顔なことです。「そもそも言うことを聞かせる」相手ではないのです。
むしろ、「この子、いま何が欲しいのかな」と考えて、当てずっぽうでも色々と世話をするのが「動物を飼う」ということではないでしょうか。なので、水を入れ替えたり水質を調整して、草が大きく伸びると嬉しいですよ。
ですので、「何を繰り返さないのか?」を考えるより、「今度ご縁があったら、どう接しようか?」と考える方が良いのではないかと思います。その子との楽しかった・嬉しかった思い出を忘れない。今度来るご縁を大切にする。それが大切だと考えます。
また、文面から察するところ、あなたが弱いものいじめに至ってしまった原因には思い当たりがあり、それを解決しようとしているのですね。勇気あることだと思います。
虐待した原因に向き合うこと
まず、何を考えて手を合わせればよいのかというお尋ねですが、仏教の懺悔(さんげ)という実践を御紹介しています。これについてはすでに、
http://hasunoha.jp/questions/1940
で触れています。上記にあげた二つのサイトを参照してください。
次に、「弱いものに対して自分自身の怒りを吐き出してしまいます。 そして、これが虐待の要因となりました」とおっしゃっていることについてです。私には、詳しいことは分かりませんが、一般論からいえば、学校または職場での人間関係で苦しんでおられるのでしょう(違うかもしれません)。これがに対処できなければ、第二のハムスターを作るか、あなた自身が壊れてしまうか二つに一つでいずれにせよ、よい結果になりません。逆に、この点が改善されれば愛しているものを虐待するはずなどないはずです。
身近な方に信頼できる相談相手はおられませんか。おいでにならなければ、このサイトに詳しい状況を記して質問してください。