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マイナス思考をどうにかしたいです

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有り難し有り難し 31

小さい頃からマイナス思考です。
他の人と目が合うと
何かへんかな?
と思ってしまいます。

友達を遊びに誘って断られると
相手に理由も聞かずに
私だからかな…
なんてマイナス思考で想像し勝手に決めつけて一人で落ち込みます。

特に恋愛は顕著にマイナス思考が炸裂します。
彼から連絡がないと
私のこと好きじゃないのかな…
とまた勝手に決めつけては落ち込み
時にそれを彼にぶつけてしまうこともありました。
そんな所が嫌だと彼に言われたこともあります。
また、会うのを断られたりすると
私じゃなくて、他に会う人がいるのかな?
とマイナスに捉え勝手に想像して落ち込みます。

ただ、どれもこれもマイナスになるのは
本人が目の前にいない時です。
家族や他の関係ない人、職場の人にはそこまでマイナス思考は出てきません。

自分に自信がないです
不安になっているのでしょうか?

マイナス思考に落ち入り
勝手に想像しては落ち込む
直接相手に聞けないのは、本当にそうだったら余計に落ち込みそうだからというのはあります。

こんな性格を変えたいと思っています。
どうしたらプラスに捉えられるでしょうか。
よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

心がマイナス思考な時は「トッピングなし」で味わいなさい。

こんにちはプラス思考講座を開いている丹下と申します。
LESSON1
マイナス思考の本質は、ネガティブな心の動かし方なのです。
分かりやすく言うと否定的、批判的、悲観的であるということです。これを3つの「ひ」と呼びます。
プラス思考になるためには、マイナス思考だけ辞めればいいのです。
自分の心の中のつぶやきが上記の三つに当てはまる事をよくよく学び、今日からそれをしないことです。
「自分にできるかな(-"-)」
「難しそう(-_-;)」
「こんなことで変わる訳ない(-""-)」
今、そう思ったとします。
そうそう。それがまさにマイナス発言なのです。
そういうコメント、ツイートの中身を観て欲しいのです。
そこに自覚を持つことです。
必ずと言っていいほど否定的コメント、ネガティブツイート、後ろ向きな発言です。
それをやめることを《選択》するのです。
変わらない人は、まずここでこの意見を採用しません。選択しません。
ここまではやることはたった一つだけですから、まず、それだけやってみてください。

LESSON2
ものに思いをトッピングしない
サーティーワンのアイスや、スターバックスのコーヒーにはトッピングができます。
そのものをスタンダードのまま味わえば、そのままの味わいです。
そこにトッピングをすると別物になっていきます。
同様に、今出会っている事、触れている事、会話している事、向かっていることに、
❝ノントッピングで❞味わってみることです。
毎回【ノントッピングで】と心の中で念じることです。
そうすると事実は、あなたの思いのトッピングがされる前のまっさらな状態になります。
人間自分を苦しめるのは、事実の方ではありません。
自分の思いのトッピングが、そのものをゆがめたり、MADにさせます。
もう一度言います。
相手や出来事にマイナス、ネガティブというトッピングはついていません。
辛いものが好きな人は何でもかんでもスパイスをかけます。
そうすることで素材そのものではないものにさせているのです。
辛口、否定的、悲観的な「トッピングなし」に、今から再スタートしてください。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

マイナス思考の原因はあなた自身です

お気付きのとおり、そのマイナス思考は、思考でしかありません。
つまりは、事実でないということです。そうした思い、思考に振り回されるのは辛いですよね。

しかし、そこから抜け出すことはできます。既に抜け出していると言ってもいいのです。

あなたは、思考の足し算をしています。マイナスが一切存在しない、事実が目の前にあるにもかかわらず、マイナス思考を付け足して、ご自分を苦しめています。

人に会っても、物に触れても、そこにあるだけ、そこに足し算することをやめてみてください。ただそのままを見ること、聞くこと、感じることに徹してみてください。

既に救われている事実があります。

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有り難し
おきもち

個別相談可能
禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す事で、ちょっと楽になれます。悩みの根本に気づき、明るく爽やかに生きていきたいですよね。 私自身、禅との出会いにより救われた一人です。皆様に少しでもお伝え出来たらと思います。 人は自分の都合を立てて物事に向き合うところがあります。私の回答も期待していたものと違うことがあるかもしれません。その時に素直に聞けるか、回答の内容を否定的に聞くかで救われるかどうかが変わります。疑問は出てくると思います。その時はご相談ください。
ご相談時間は不定期なので、いくつかご都合を教えてください。 ◆小学校教員もしています。子供、家族、ご自身のことお話をお聞きします。 ◆禅のおかげで私も救われました。禅の教えを基に「思い通りにしたい」という自分の都合や価値観から生まれた思い込みをほぐしていくお手伝いをします。 ◆仏教は人生を豊かにしてくれることを感じてくだされば嬉しく思います。

質問者からのお礼

丹下さま
回答アドバイスありがとうございます。
正におっしゃる通り、3つの「ひ」は日々浮かんでしまいますし
かなりのトッピングをしています。
その2点を改善し楽しい日々が送れるように努力します‼︎
ありがとうございました。

邦元さま
ありがとうございます。
思考はあくまでも思考なんだ‼︎と改めて気づかされました。
プラス思考にも出来ることを知り、勇気が持てました。
今から思考を少しづつ意識してプラスになるよう頑張ります。

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