友人の幸せを心から喜べない
友人から第二子出産の連絡がきまきた。以前とても仲良くしていた友人で、私の離婚を機に殆ど連絡をしていませんでした。離婚したことも伝えていません。何かのふしめに友人から連絡がきても、何日かしてから返信する感じになっていました。いつか全て話して仲直りできると思っていますが、しばらく連絡していなかったので友人が妊娠したこともしらず、産後に連絡をくれました。
普通なら心から喜ぶべきことなのに、幸せでうらやましい、自分は仕事をしていて、妊娠出産どころか子育てもできていないのに、、、という感情がでていました。
きっと、どの友人から連絡がきてもそのような感情になってしまうと思います。
気がつけば同じ境遇のシングルマザー友達や、ごく一部の友人としか話さなくなっていました。
人を羨んだり、妬んだり、比べたりしてしまう感情は、なくすことができるんでしょうか?
以前に比べイライラも減り、幸せも増えました。アドバイスありがとうございます。その頃に比べると平和な悩みかもしれませんが、1年半前、心が弱りきったあと、仕事への意欲がゼロになってしまいました。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
完全になくすことは難しいですが
あなたが悩んでおられる友人の幸福が喜べないのは人間として、ある種、当たり前のことで、気になさる必要はありません。私があなたでも同じように思うに決まっています。
それなのに、あなたは「こんな自分ではいけない」とお思いになっていらっしゃいます。それは実はとても素晴らしいことだと思います。自分の心のなかに醜い部分があることを自覚し、自分を責めておられるあなたは素晴らしい方です。なかなかそうは思えないものです。
実はいまあなたが心にいだいておられることが宗教の出発点なのだといえます。私は、1.お釈迦さまが説かれた慈しみの瞑想(他者の幸せを喜ぶ瞑想)やそのもととなっている初期仏教の教え、または、2.私たちの宗旨、浄土真宗が説くどんな醜い心を持つものでも等しく救うと誓われた阿弥陀仏の教えに触れていただくことをお勧めします。ここで救うとは、お友達の幸せを喜べない私を救済して他者の喜びを自己の喜びとする仏にさせるという意味です。これらのうちどれを選ぶかはあなたの感覚におまかせします。
仏教は心の科学だといわれます。迷いのこころを分析して明らかにし迷いから覚りに向けていくのが仏教ですから、どのようにしたら心を転じていけるか系統立てて説明してくれています。
インターネット上でもかなりのことが調べられます。よく分からなければまた質問してください。