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瀬戸内寂聴さんについて

回答数回答 3
有り難し有り難し 54

お世話になります

出家というのに興味を持ちまして

いくつか検索したのですが

私は瀬戸内寂聴さんのことを

詳しく知りませんでした

かなりドロドロの恋愛(不倫?)等を
されたというの知って、正直ひいてしまいました

好きになれなくなりました

肉も食べているとか書き込みを見ました

お坊さんはお肉を食べたらだめなのですか?

あまり詳しい所は知りませんm(  )m

お坊さんから見て

『 瀬戸内寂聴さん 』をどう思われますか?

また、出家すればとても辛い修行が待っているそうですが

どうゆう所がとても辛い修行になりますか?

興味があるので教えて下さいm(  )m

どうぞよろしくお願い致します


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

善きことは参考に、悪しきことは捨てること

拝読させて頂きました。
あなたが仏教に興味をもたれて出家なさり仏道修行なさることは素晴らしいことかと思います。
あなたがそのように道を求めることと瀬戸内さんとのことはあまり関係はないのではないかと思います。

瀬戸内さんは小説家で様々な人生の荒波の中で経験されてそしてご出家なさったのでしょう。
やはり著名人としての活動なさりTVでも様々出演なさっておられますからその影響力はあるとは思います。確かにお肉食べるのが好きだとおっしゃったりするので目立ちますが、それは瀬戸内さんに限ったことではありません。どうしてもTVは面白おかしく演出しますからその部分だけが大きく取り上げられるのかと思います。
自分自身と瀬月内さんとを考える場合は人生の先輩であるという事と仏道修行の先輩であるという事だけだと思います。

それぞれに道を求めて仏道修行に励まれるのですからちょっと先の先輩というくらいで仏弟子としては何ら変わるものではありません。

ですからあまり気にする必要はないと思います。

ただ仏教的な宗教的なお考えや発言についてはこれからしっかりと拝見しておくことは必要かと思います。
仏教徒として素晴らしい教えや生き方であるならば良きお手本として参考にすればよいでしょう。もしもそうでないならば参考にする必要はないと思います。

ですから瀬戸内さんのことはある意味どうでもいいと思います。

あなたにはこれからあなたの人生があり仏教とのご縁があるのです。どうぞ出家なさっても良いでしょうし、在家のままで仏教を学んでいかれても良いと思います。

私達は共に仏教を学ぶ者同士です。どうぞご佛縁を大切になさり、ご精進頂きます様ご祈念申し上げます。

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おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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こんにちは。

 不倫は出家前の「瀬戸内晴美」さんの事で、仏弟子となった「瀬戸内寂聴」さんは不倫をしていません。仏弟子となり「生まれ変わった」という考え方は、「アングリマーラ」の話が有名です。
 https://hasunoha.jp/questions/13751 
 (この問答の私の回答を参照)

 お坊さんの戒に、「不殺生戒」はありますが、これは「不肉食戒」ではありません。
 「殺される所を見ていない」(不見)「自分のために殺されたと聞かされていない」(不聞)「自分のために殺されたと疑われない」(不疑)を満たしたものは「三種浄肉」として、食べて良いとされます。
 一方で、寂聴さんに限ったことではありませんが、僧侶がわざわざネット上で「私は肉を食べています」と公言するのはいかがなものかと思います。

 瀬戸内寂聴さんについては、私は著作も読んでいませんしご法話も聞いたことがないのでよくわかりません。

 修行ですか?あまり思い出したくない思い出なので書きませんが、私は肉体的にも精神的にも追い詰められました。一方で長くいる人もいますので、感じ方は人それぞれかと思います。

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おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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誤解されていることですが、お坊さんはお肉を食べます。

はじめまして。シマダイッセイと申します
瀬戸内寂聴さん(という個人)についてではなく、
肉食についてお答えします

広く誤解されていることですが、お坊さんはお肉を食べます。

仏教の第一人者であるブッダは僧侶の食事について、
「托鉢で受けた食物を残さず食べなさい(意訳)」としていて、食材については不問です。
また肉についても
「僧侶自身に施す為に殺された動物の肉は食べてはいけない。
従って、たとえば一般家庭で食された肉料理の残り物を僧侶が施されたら、
残さず食べなさい(意訳)」と定めています

インドの仏教では、僧侶は托鉢によってのみ食べ物を得ていました。
僧侶は生産活動はせず、宗教上の儀礼と修行のみの専門職だったからです。
そこで食べ物について上記のようなルールが定められました。

また、僧侶は土の中の虫を殺してしまうから、と農耕も禁じられていました。
私有財産も禁止ですから、自分でお金を払って食事も買えません。

ところが、時代が流れて中国に仏教が流布しますと、少し事情が変わります。
中国に来た僧侶は、はじめは国王などの支援もあって、食物のルールに従って食べることができたましたが、中国でインド特有の文化である托鉢はなかなか受け入れられず、僧侶たち自らが山林で山菜を採ったり、農耕を始めざるを得なくなったのです。
自給自足の生活ですから、肉を得るためには「僧侶自身のために動物を殺す」事になってしまいます。そのために、肉無しの生活でした

さらに時代は流れ、聖徳太子の時代に日本に仏教が輸入されます。
この時代、日本にとって中国は「海外の最先端文化を教えてくれる先生」でした

そこで黎明期の日本の仏教も中国仏教の食事スタイルを真似しましたが、
その後の明治時代に日本では、
お坊さんが髪を伸ばす事、結婚・家庭を持つ事、財産を持つ事、肉を食べる事が
政府によって解禁されたりして、結局のところ現代では

「個人の裁量・考え方に任せる」とされています

私の周りにも「四つ足の生き物は食べない」とか
「法事のある日は肉は食べない」とか「施餓鬼と彼岸は食べない」など
個人の裁量で肉食にルールを自誓自戒しているお坊さんもいらっしゃいます。

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おきもち

嶋田一成
副住職をしています 敬称略で「いっせいさん」と呼んでください。 カ...
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質問者からのお礼

鳳林寺
光禪 様ご回答ありがとうございます!!

とても納得できました!!
まず、瀬戸内寂聴さんが出家する前の
ドロドロとした恋愛であり

出家後の事ではなく
悔い改めたという風に解釈をするべきなんですね!

お肉についてですが

それも初めて知りました!!
教えて頂いてありがとうございますm(  )m

出家したらもうお肉は
食べてはいけないのかと思ったりしてました

動物を食べるのは可哀相ではありますが
やっぱり美味しいので自分はありがたく
これからもいただきますm(  )m

瀬戸内寂聴さんについては
あまり知りませんでした

印象的には良い方でしたが

今回検索してちょっと驚いてしまいました

修行については
本当に想像を絶する大変さがおありなのですね!!

思い出したくもない

というお言葉がどれだけ大変だったのか

私にも伝わりましたm( )m

本当にありがとうございましたm(  )m

一向寺
kousyo Kuuyo Azuma 様ご回答ありがとうございます!!

瀬戸内寂聴さんの事をほとんど詳しく知りませんでしたが

小説家なのですね!著名人だったり

TV出演など、やっぱりテレビ的には面白おかしく
演出したいってゆうのはありますよね

瀬戸内寂聴さんについてはヤフー知恵袋などでも
賛否両論ですね!!
仏教徒として素晴らしい教えや生き方であるならば良きお手本にして
参考にしたいと思いました

仏教にとても興味がありますので
これから学んでいきたいと思います

本当にありがとうございましたm( )m

興林山 宗隆寺
Issei Shimada( いっせいさん )ご回答ありがとうございます!!
食肉について、私の全く知らなかった
お坊さんの世界を教えて頂いてありがとうございます!!
とても勉強になりました!!

仏教はインド→中国→日本に
伝えられたのは知りませんでした!!
とても勉強になりましたご回答ありがとうございましたm(  )m

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