僧でも寺との関わりの薄い僧もいるのか?
現代のお坊さんはお寺の経営以外にも様々な事をされている方がいます、そこで疑問に思ったのですがお坊さんの中には僧籍だけ取って寺院経営に関わらず普通のお仕事をされている方もいるのでしょうか?
例えば寺の子供の兄弟姉妹うち何人かが僧籍を取ったとします、そのうち1人だけで寺の事は問題なくできており、他の子供は特にやることが無い場合などです。
見返りを求めがち、仏教に対する興味が強いDKです。最近は仏教と互いに影響しあった道教にも興味有り。
煩悩では怒り、イライラする事がが多め、後は怠け心。強い欲は飲食系の贅沢欲、その次に睡眠とか性欲とか。嫉妬とかはしてもすぐ忘れる方。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
そのような人はいます
僧籍を取り、住職になる資格も取ったけれど僧侶としての活動をしていない人はいます。
兄弟で資格を取ったけれど住職を継いだのは一人だけだとかもあります。
兄弟に何かあったときに代打ができるように資格を取る場合もあるでしょうね。
お寺の繁忙期だけ実家のお寺を手伝う場合もあるでしょう。
また、いずれ父親の跡を継いで住職になるつもりだが、父親が元気なので僧侶以外の仕事をしている人もいます。
また、お寺の娘さんが資格を取得したが、その娘さんが結婚し、娘さんの夫が住職の資格を取って実際の住職になる場合もあります。
お寺出身者ではない人が資格を取得したが、結局住職になれなかった(僧侶としての就職先がみつからなかった)という人もいるでしょう。
不思議な巡り合わせやご縁
拝読させて頂きました。
ご質問ありがとうございました。
願譽浄史師がおっしゃるように様々なケースがありますし、全ての僧籍を取った人が僧侶として生きるわけではありません。
僧侶として生きていくかどうかは様々な巡り合わせもありますし、状況によっても変わってきます。
あまり私の例では参考にならないかもしれませんが、私は大学在学中に本山で修行を済ませて浄土宗僧侶の資格を取りました。その後約20年は会社に勤めてサラリーマンとして生きてきました。その当時普段は僧侶としての勤めは全くやっていませんでした。
自分でも僧侶の仕事をする気もありませんでしたし、そのような生き方を志す気もなかったです。
私が40才の時に父である住職が突然亡くなった為に急きょ実家のお寺に帰り、お寺で僧侶の勤めをやるようになりました。
右も左もわからず、何もわからない為に無我夢中で試行錯誤しながら必死になってお勤めさせて頂きました。もっと早くからお勤めしていればよかったととっても後悔しましたね。
とはいえどそれも巡り合わせですし、決してムダなことではなかったと今は思います。
人生は自分の予想通りにはいかないですし、思い通りにはいかないです。それら一つ一つ経験ですし自分ではわからないですが様々な巡り合わせや恵みを受けて生きていますからね。
本当に人生は不思議な巡り合わせの連続です。
今考えると僧侶としての生き方もとても面白いというか、尊いと感じます。
これからもぜひ仏教の教えや僧侶としての生き方に興味や関心を持ってくださいね。
あなたがこれからの未来に素晴らしい出会いやご縁に恵まれますように、豊かな人生を生きていかれますように切に仏様や神様やあなたのご先祖様にお祈りさせて頂きます。至心合掌
質問者からのお礼
やっぱりそうなんですね、僧侶の世界でも就職できるかできないかという問題があるんですね。
回答ありがとうございました、とても参考になりました。