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離婚した妹をどうしたらいいですか

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借金とギャンブル、育児を放棄した旦那と離婚した妹。
それはそれでよかったのですが…

離婚してすぐに、男を作って6歳と4歳の子供を父に預けて、毎日夜遊びと朝帰りの繰り返しています。

父も今年で70才、私も来年家を出る予定でいますが、このままでは父は倒れてしまい、私も家を出る事が出来なくなってしまいます。

子供達は情緒不安定で我儘と癇癪をおこすようになってしまいました。

妹に子供達といる時間を増やし、夜遊びと朝帰りをしないようにしてほしいのですが、どうしたらいいでしょうか。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

もう一度、離婚時に帰ってスタート、アゲイン。

離婚した時に妹さんを家族で責めたりダメ出ししちゃいませんでしたでしょうか。
それって逆効果で妹さんは家の中で居場所、安心感が無くなって他の優しい人の所へ頼ってしまうようになるのです。
ホントに心配ならば一度、家族会議の場を設けて子供たちも交えて、以下の方法でお子さんたちのためにも家族を立て直してあげてください。
まず部屋を広くスペースを作って、生贄としてカエル、ヤギ、まる鳥。ろうそく2本を「八つ墓村」のように頭に巻いて、魔方陣を描きます。妹さんの離婚当時の生き霊を召喚します。あ、間違えました。うそです。
部屋を広く、スペースを作って、改めて妹さん家族ウェルカム♡な状況を設けるのです。
「実家にあたしの居場所があるぅ♡」という安心感を与える。
離婚を肯定し受け止める。そして新しい方向性を話し合う。
変な表現しますと「離婚という大変な選択をしなきゃいけないほど離婚したかった」訳ですから、妹さん。パートナーにも問題があったはずです。
我慢が足りないとか、忍耐がないとかの問題じゃないです、離婚って。
実際の当事者の夫婦生活の実状をしらないのに、第三者の立場である家族が離婚反対したり、離婚した身内を「社会的に失敗した」みたく「悪者扱い」するところが日本にはあります。それって本当はどうなの?ってことです。泣きっ面に蜂。「リコハラ」。
だから、家族は両手を広げて迎え入れてあげる必要があったのですよ、全国の皆さんっ!
それが本当の理解、優しさ。人って完璧じゃないんです。
男女には相性がある。家という狭い空間でず実際に暮らしてみないとわからないことばかり。
それがもっと狭い「車」の中で相性の悪い男女が同居すると「このHGー!」とか怒鳴り声が上がることだってある。
本当は、早く逃げたかった、苦しかったボロボロな心理状態だった。その時、そこで受け止めて全面的に守ってあげる、安心できる居場所を作ってあげるべきだった。それが家族の本来の離婚時における役割なのですが日本人は「うちの家に恥かかせやがって」みたく世間体を家族よりも優先するという心理が生じる。
結果やさぐれ道を歩む。家族愛よりも世間体や他人の目を意識することでバランスが崩れるのだと思います。
あな、オソロシア。日本の家意識。
まずは家族会議をして「子供の意見」を彼女に届けましょう。お寺さんに仲裁に入ってもらうのもよいでしょう。

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お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

冷静にお向き合いなさってくださいね

拝読させて頂きました。
普通に考えて妹さんが自分の行動についてどうお考えなさっておられるかですよね。
ご実家に戻り奔放に発散なさっておられるのでしょうからね。
又お子様に対してどうお考えなさっておられるのでしょうか、もう一度その点を皆さんでお話しなさってみることでしょうね。
感情に走ってしまうのではなく、落ち着き冷静にこれからについて皆さんでお向き合いなさってゆっくりとお話しなさってみてくださいね。

皆さんがこれから共にお互いを尊重しあいながら仲良く思いやり、心から幸せになられてお健やかにご成長なさってくださいますよう心からお祈り申し上げます。

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個別相談可能
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラーメンが有名な処です。)これからも皆様のご質問に対して誠心誠意回答させて頂きたいと存じます。まだまだ修行中の身ですので至らぬ点あろうかとは存じますが共に精進して参りましょうね。お寺にもお気軽に遊びに来てください。
ご相談は朝から午後5時まで受け付けております。 人間関係や恋愛のお悩み、自殺願望、大切な方の死に直面した苦しみなど、どんな内容でも構いません。一人で抱え込まずに、ぜひお辛いお気持ちを吐き出してください。 仏様や神様、ご先祖様は、いつもあなたを見守り、聞いてくださっています。あなたが少しでも穏やかな気持ちになれるお手伝いをさせていただきます。

質問者からのお礼

ありがとうございます。
お二人の意見を読ませていただきました。
話し合いの場を作らなければとは思うのですが、妹が避けているので難しいです。
何年も前から、家には妹家族が住めるように部屋も用意してあり、離婚届が受理された時は私も父も喜んだのです。
責める事は一切しなかったのですが、
妹は恋愛すると後先考えずに突っ走る傾向があって、そのせいなのかなとも思っています…。
ただ、最近は子供達を邪険に扱う事が多く、そこが一番の心配でもあります。

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