亡き母
はじめまして。
どうぞ宜しくお願い致します。
このサイトに、たどり着いたのは 昨年12月に母を亡くしてからです。
同じような境遇の方々も居らして、回答を読みながら涙することもあります。
母を亡くしてから、毎日 仏壇に手を合わせながら泣いてばかりです。
私が、入院中の母の体調異変に気付いてさえいれば、母も苦しまずに もう少し生きていられたはずだったのでは?と、後悔ばかりです。
母は、私を憎んでないでしょうか?
母は、私に怒ってないでしょうか?
最近、明け方に母の夢をよく見るようになりました。
夢で、母の姿を見れるだけで、目覚めた瞬間だけ とても幸せな気持ちになりますが、仕事に行くだけで、精一杯な日々です。
母の好物、母の大好きな花を仏壇に御供し、朝夕のお勤めを行っても私の心は満たされません。
どのような心持ちで過ごせば
母は喜んでくれるのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
母親は子供の幸せを願う 子どもは母の恩に報いる
もし生きておられるとしたら、お母さんにどんなことをおたずねしたいでしょうか。
自分をゆるしてくれるかどうか。
自分を愛してくるかどうか。
仏の慈悲、愛というものは人間の条件付けの愛情とは別物なのです。
亡くなられた方が今も人間的な情念を引きずってあなたを許さないということはありません。
その心情は、生きているあなたの生前のお母様に対する気持ちが継続しておられるということが今も
ぬぐえない気持ちとなって表れているのではないでしょうか。
この世になぜ仏教があるのか。
なぜ、お墓にお骨をおさめたり散骨(捨骨)したり、供養するのは他の宗教でもやっているのに、なぜ仏教ではお墓をもって、塔婆を立てたり、位牌をもうけたりするのでしょうか。
仏教においては、菩提心の象徴として供養塔をたてるからです。
お墓も位牌もお塔婆も「誓願の塔」なのです。故人様亡き後も、私自身が個人様のご恩、大恩に報いるべく、この世にあり続けて、皆が幸せ、安らかになれるように仏の教えをいただいて、仏の心を実践しますという誓願供養塔であるからなのでしょう。
むしろ、それをしなければこの世にお母様から頂いた報恩となりません。
私は私の尊敬する方や両親が亡くなったらその恩に報いるべく、さらに菩提心を燃やして、この世に、より良き心が広まるように精進、供養することでしょう。供養とは儀式ではなく、仏の教えを分かち合い、仏の心を分かち合うことがなければ、そこに魂がありません。
これを機縁として、仏縁を深めてお墓も位牌も「誓願の塔」として、お母様の大恩に報いるべく、この世に人たちが安らか、幸せになれるような行いを積んでいってください。
利他の行いを積むのです。
それは、義務ではなく、人間として当然行為とも言えます。
月であっても太陽の光を浴びてこの地を照らします。
お母様に照らしていただいた無限の光を思い出していただき、ともに同じ光となって誰かを照らしてあげてください。
昨日は賽銭泥棒さんがお見えになりました。
私は、その人の罪を滅するためにも、皆様にその人が泥棒をしなくて済むような世の中づくりをお願いしました。困っている方、慈愛を必要としている方はこの世に沢山います。
どうか、お母様に代わってお母様とご一緒に、誰かを照らして差し上げてください。
そして、そういう活動に貢献していただけるとありがたいです。
母の願いはあなたの幸せ
どらみさん、こんにちは。
お母さまを亡くされたのですね。
亡くなるとは思ってみなかった両親が亡くなることは辛いことです。私もそうでした。
でも人はいつか亡くなります。あなたの母も亡くなるのです。あなたの問題ではありません。人の寿命は神様しかわかりません。元気な人も明日事故で亡くなるかも知れないのです。それが人の命です。
母の供養にいつも仏壇で拝まれているのですね。素晴らしいことです。でも悲しんでいては天国でのお母さんも心配します。親の願いは子供の幸せなのです。今でも母親孝行はできます。一番の母親孝行はあなたが幸せに元気で生活することなんですよ。またいつか何十年して命が亡くなったら極楽で母親に会うことができます。私もそれを思って両親の供養をしています。それまで元気に頑張りますと。
ぜひ、仏壇の前でお母さんに話しかけてください。幸せになりますと。
共に霊界のお母さんに、母親孝行をしていきましょう。合掌
質問者からのお礼
回答僧 染川智勇様
早速の、ご回答有難うございます。
友人にも、心の内を話せなくて
苦しい日々が続いておりました。
僧侶様に、勇気づけられて救われたように思います。
明日からも、勤行を欠かさずに
母の供養をしていきます。
また、心が折れそうになった時は
宜しくお願いします。
本日は、有難うございました。
丹下覚元様
有難うございます。
私の母は、とても強い人でした。
弱音を吐いたり、泣き言も、私は聞いた記憶がありませんでした。
亡くなる日の朝に、母は私に「人様には感謝をし、独りになっても しっかりと。」と言い残して旅立って行きました。
悲しんでばかりで、心配していると思います。
利他行ですか…
少しずつ、出来る範囲で頑張ってみます。
有難うございました。