月命日、お守りについて。
先日大好きな母を亡くしました。
葬儀の前に母の一部をと思い、
母の髪の毛を少し切りました。
その髪の毛をお守りにして持ち歩こうかと思うんですが、
母の髪の毛をこの世でお守りにするに辺り母が成仏できなくなるなど何か他によくない事はありますか?
お坊さんに三十五日までお経を勤めていただくのですが、
これから月命日などがありますが、
仕事などで忙しくなるため毎月お坊さんを呼べそうにありません。
一周忌などにはお坊さんにお経を唱えてもらう予定です。
月命日には必ずお坊さんにお経を唱えていただいだ方がよいのでしょうか?
お坊さんは呼ばず、お経を録音しておいて流すだけでもよいのでしょうか?
ほかに母のために何かしてあげると良い事などありますか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
御自身でできることをして差し上げてください。
月命日に必ずお坊さんにお経を唱えていただかなくても大丈夫です。
お坊さんは呼ばず、お経を録音しておいて流すだけなら、
御自身でお勤めしてみてはいかがでしょうか。
読経まで無理でも、
朝夕お仏壇の前で合掌・お念仏申すだけで充分です。
そして仏様とお母様とを重ねてイメージして、
お話してください。
あなたが迷い苦しみ無い人生を歩み、次の世に伝える事
美智子皇后陛下は次のように仰られました。
「幸せな子育てではなく、どんな境遇に置かれても幸せで居られる子育てをしたい」
それをやってみてください。
あなたが、どんな境遇であっても幸せ、ヘッチャラで居られる心になることこそ、報恩行の中の最高の報恩です。
私も、それを求め、それを会得したので、その中身を説いて回るのを生涯の生業にしています。
仏道を成就する、といいます。
簡単に言えば、自分が最高の心のありようを身に着けることです。
その具体的なありようは「物事をワタクシしない事」です。
人や事件や出来事や誰かに対して、自分のルールや要求を押し付けたりせず、物事をワタクシする気持ちを運んでこないで過ごすことです。
自分を中心とした物事の捉え方を捨て去ることです。
物事を問題にするその心を見つめ、それを暴れさせないことです。
それが最高の供養、報恩になります。
お婆ちゃんはそういう無為、無我、無私の世界に往かれました(そういう状態になりました)。あなたも生きながらにそういう心を何となくで結構ですから感じ取って志してください。そういう心をマスターすることで最高の子育て、最高の女性になれるからです。
怒りを無くしたい、穏やかな心になりたい、など具体的な目標を定めてください。