子供の身の危険に
2ヶ月前に息子が交通事故にあいました。
電話があったときの立ちすくむ感覚がぬけません。
また、事故現場で息子の自転車 車の破損状態を見て、相手の息子が怒鳴っていた罵声もぬけません。
お陰さまで 子供は回復し元気になっております。
つい先日 上級生と口論になり、歩道橋の上で胸ぐら捕まれることがありました。
息子は殺されると感じ、落とされると感じました。
その話を聞いて、また、同じ感覚になり、息子が殺されると感じてしまいました。
どうしてもその上級生が許せないのです。
息子は事故以来 夜中に飛び起きたり、不眠であったり乗り物に恐怖を覚えています。
私は事故以来 毎日無事で過ごせることに感謝し、子供達がちゃんと家に帰宅してるのか毎日ソワソワして働いております。
どのようにしたら その子供を許せるのかご教授下さい。
息子に攻撃してくるものに対し 子供だからと言って許せない自分が怖いです。
子供同士の事で、親がとにかくゆう事を嫌がっておりました。
事故以来、他者と接するのも怖いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
そんな あなたの心も変わっていきます…
まずはともかく、交通事故、又上級生とのトラブルでお子様が大けがなどなされなかったこと、本当に良かったですね。
ただ、今も息子さんは車に恐怖を感じ、不眠などの症状が出ていらっしゃるとのこと…PTSDやトラウマなどになっておられないかどうか、お医者様に相談なされた方がよいかも知れません。
事故のお相手はわかりますか…示談になどなさったかも知れませんが、後遺症ということで、相手の保険会社に掛け合うことは今からでも不可能ではないと思います。事故の担当をされた警察署、または病院経由でも尋ねてみては如何でしょうか。
そしてあなたの今のお気持ちですが、他者と接するのが怖いとおっしゃっています。あなたご自身にとっても、息子様の事故がトラウマになっていらっしゃるように感じます。今後も状況が変わらないのであれば、一度お医者様に相談されることをお勧め致します。
そして、あなたの不安の根底に、「大事な息子様も含めて、今の暮らしがいつか壊れるのではないか」といった思いがあるのではないでしょうか。
そして仏教的にはその思いは当たっています。諸行無常…全ては移り変わっていきます。今の状態ではいられないのです。皆が、いや全ての存在が移り変わっていくのです。嫌だと言ってもどうしようもありません。
しかし、諸行無常であるからこそ「あなたのその不安も移ろいゆくものである」のです。
息子さんも、問題の上級生も、交通事故の相手も、あなた自身も全て変わっていきます。
御自身の心を無理に変えようとしても、なかなか難しいかも知れません。時に、流れに身を任せることも必要でしょう。
そして、あなたを案じ続けていらっしゃる仏様という存在に、今一度思いを致して下さいませ…。
《お天道様は御見通し》です。
息子さんが何年生で上級生が何年生か分からないので・・・。
とにかく、あなたも息子さんも非常に「デリケート」な感受性の持ち主のようですね。持って生まれた性格なので、簡単に変えることはできないでしょう。
お釈迦様は人生は❝四苦八苦❞と言って、「思い通りにならないことが八つある」とおっしゃっています。その中に❝怨憎会苦(おんぞうえく)❞といって、「顔も見たくない・口もききたくないという人間とも、会う時には会わなければいけない」と説いています。「上級生」とは会いたくないが、学校へ行くとどうしても会うのでしょう・・・。
ならば、いっそのこと学校を休んだら・・・。しかし、いつかどこかで、また会うでしょう。つまり、逃げていても「しょうがない」という事です。
〈息子は殺されると感じ、落とされると感じました〉・・・人間そう簡単に「人殺し」なんかできません。恐らくその上級生も「心の弱い」子供だと思います。昔から❝弱い犬ほどよく吠える❞と言われます。弱みを見せたくないから、つい「強がる」のです(むやみに絡まれるようなら、担任の先生にご相談下さい)。
とにかく、精神的に負ければ駄目です。難しいですが「弱いものにしか当たれない可哀そうな奴だ」と冷静に見れるよう努力して下さい。「弱い者いじめ」をしているなら、キットいつか「お返し」が自分に降りかかってきます。《お天道様は御見通し》です。合掌
質問者からのお礼
お二人の僧侶の方からの御言葉大切にしたいと思います。とても気持ちが楽になりました。
前を向いて無理せず進みたいと思います。
ありがとうございました。