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納骨できない

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母の遺骨の納骨について悩んでいます。先に逝った父の遺骨は高野山で永代供養してもらったので、母も同じところでと考えています。ただ、10年ほど前に母が亡くなった時に家族葬はしたのですが、お金がなくて、ずいぶん長い間納骨できませんでした。そうこうしているうちに、妹が、「納骨できないなら遺骨は私が納骨する」と言って持ち去ったのです。しかし、妹は軽度の精神障害者のため、さほど収入があるわけでもなく、どうやらそのまま母の遺骨は妹のところにあるようなのです。仲が悪いので音信不通で、確かめることができません。団地の湿気た、冷たい部屋に置いてあると思うといたたまれないのですが、取り返すこともできず。最近、ようやく経済的に落ち着いてきたので、貯金して永代供養したいと考えています。しかし、遺骨を取り返さないことには、それも叶わず。裁判を起こして、遺骨を取り返すべきでしょうか。妹は働いているので、昼間、母は一人であの冷たい部屋にいることになります。喪服にカビが生えたと言っていたような部屋なので、遺骨もどういう状態か推して知るべしです。できることなら取り返したい。でも、そう簡単には取り返せない。しかし、このままでは母が浮かばれないのではと思い、相談いたしました。心の整理がつきかねております。よろしくお願い申し上げます。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

先ずは妹さんに直接お話しする事が必要と思います。
「高野山に永代供養するお金が貯まったから、一緒にお母さんの納骨をしに行きませんか?お母さんをお父さんの所に連れて行きましょうよ。」
と、話を切り出してはどうでしょうか。
たとえ仲の悪い関係だとしても、供養と納骨の時くらいは家族や親族が集まる方がいいと思いますよ。
妹さんが承諾しない時は親族からも説得してもらいましょう。ただ、もしかしたら妹さんはお母さんと一緒にいたいのかもしれないですから、決して無理強いはしないようにお話ししましょうね。時には待つことも必要ですからね。
ご両親にとって一番の供養とは何でしょうね。
永代供養なのか、お父さんとお母さんのご遺骨が一緒にあることなのか、それとも、姉妹が揃って供養することなのか。

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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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質問者からのお礼

三宅聖章 様

早速のご回答、有難うございました。
とても納得のいくお返事でした。
親戚はおりませんが、共通の知り合いがいるので、その方に仲介をお願いしようと思います。
そして、確かにおっしゃるように、妹は母と一緒にいたいのだと思います。
そのため、無理矢理遺骨を取り上げられると思って、心を閉ざしているのでしょう。音信不通なのです。でも、待つということも必要なのですね。
両親はきっと、姉妹揃って供養することを望んでいると思います。
随分迷ったのですが、思い切って投稿してよかったです。
本当に有難うございました。

「納骨」問答一覧

祖母を火葬しました

先日、祖母が亡くなりました。 火葬場で働く私は、自ら希望して祖母を火葬し、きれいなお骨となって収めることができました。 孫である私に火葬されることについて、親戚や知り合いからは「とても良いことだね、ばあちゃんも喜んでいるよ」、「そこまでしなくても」等、様々な意見がありましたが、お坊さんは身内が身内に火葬されることについて、どうお考えになるかお伺いしたく思います。 祖母については、私が生まれた時からずっと一緒に、一つ屋根の下で暮らしていました。いつも優しく元気で、自分より他人を優先する祖母でした。怒られたことは1度もありません。亡くなる数か月前から入院をしており、私がお見舞いに行った1週間後に亡くなりました。 大変お世話になった祖母を自ら火葬したことについて、後悔はしていませんが、ふとした時に「ばあちゃんは孫に火葬されてどう思ったかな」と考えることがあります。理由は、祖母は認知症が進んでいたこともあり、火葬場で働いていることを私が伝えていなかったからです。認知症は進んでいても、話の受け答えは問題ない時期もありましたので、火葬場で働いていることについて、祖母はどう思ったのか聞いておけばよかったと、今になって少し気になっています。 お手数をおかけしますが、ご回答をいただけると幸いです。

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父の納骨について

昨年、父が80歳で他界しました。 残された母の住む実家から、車で2時間半のところに父の故郷があります。父は長男で2人の姉も嫁いでおり、田舎の家は人手に渡り親族は住んでいません。その田舎に先祖代々のお墓があります。すぐ近くの小さな墓地で町内の方が管理されているようです。 すでに遠方に嫁いでいる私の負担を考えてか、父は生前田舎の墓じまいを考えていましたが、自分のお墓はどうするのか決めかねていたようで、本人の意思は聞けないままでした。結局、母の意向で母方の親族が供養されている都心の大きなお寺の納骨堂へ納骨しました。 月命日に母とそのお寺にお参りに行っていますが、今になって田舎のお墓にも分骨してあげればよかったと後悔しています。物忘れが激しくなり急に頼りなくなってしまった母も、「前にも言ったと思うけど…」と定期的に父のお墓のことで後悔を口にします。 今、私の家には手元供養にと片手の掌に乗るほどの小さな骨壺の中に少しだけ父の遺骨があります。その遺骨を父の田舎のお墓に納めて、墓石に名前を彫ることができないかと今頃になって真剣に悩むようになりました。すでに納骨堂へ納めていること、お骨が少量であることから、納骨式は行わずに石材店に依頼して納骨と彫刻だけお願いできればと考えています。その地域の石材店に電話で問い合わせたところ、最近はお寺さんにお経をお願いしない方もいますよとのことでした。 そのお墓は近くに住む父のいとこが墓守りをして下さっており、私達も毎年お盆にはお参りしています。 自己満足のための非常識な行為にも思えますし、親戚に相談したらどう思われるだろうか…と考える一方で、ほんの少しのお骨でも祖父母の元に帰してあげたら、父も祖父母も喜んでくれるのではないか、と勝手な想像をしてしまいます。 もう納骨を済ませたのだから、このような行為は控えるべきでしょうか? 長々と申し訳ありません。よろしくお願いします。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ