父が亡くなりました
父が8月に46歳で脳幹出血に倒れそのまま亡くなりました。先々週に百か日を迎えました。
お坊さんから「百か日はこれまでの悲しみを乗り越えて普通の生活をするための節目」だと聞きました。
私は今の今まで父が死んだなんてことは実感しておらず長い長い出張に行っている感覚でした。いつ作業着で帰ってくるんだろう、と、そんな気持ちで待っている自分がいたんです。だから、倒れた時の父の顔を思い出したり写真を見れば涙は出ますが、普段悲しいと心の底から思ったことがありませんでした。
でも昨日、たまたま寄ったパン屋さんで流れていた曲が昔父と二人美味しいと言いながら食べたラーメン屋さんで流れていた曲で、その時初めて「あ、父は亡くなったんだ。もう一生あのラーメンを父と一緒に食べられないんだ」と実感しました。
昨日はたくさん泣きました。
いないと思えば思うほど涙が出て今も少し思い出すだけで涙が出そうになります。
今まで頑張って1位を取っていた定期試験もなぜか頑張るのが怖くなってしまいました。
褒めて欲しい人がもういないんです。
乗り越えたいなんて思えません。でも乗り越えないといけないのは痛いほどわかります。
私が今しなければならないことはなんですか?
父が今私にして欲しいことや私にして欲しい生き方がわかりません。私が今したいことは父とまた会話することです。おはようだけでもありがとうだけでも父に言って「なんもだよ」って言われたいだけなんです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お父様はいつもあなたと共にあります
拝読させて頂きました。
お父様が突然お亡くなりになられあなたは今深い悲しみの淵におられることでしょう。
そしてその厳しい現実を受け入れることができず苦しんでおられることでしょう。
あなたのその深い悲しみ苦しみを心よりお察し申し上げます。
お父様は仏様のもとでこらからもあなたや皆さんをいつもいつも見守って下さっておられます。
そしてあなたをこれからも陰日向と支えて下さいます。
あなたがテストでうまくできたなら心から喜んでくださいます。できなかったならば心から励まして下さいます。
あなたとお父様とのご縁はこれからもずっと永遠に続くのですからね。
あなたはこれからもお父様に守られて生きていかれるのです。
どうかお父様をいつも思い手を合わせて下さい、そしてこれからもよろしく見守っていてね、と真心込めてお願いなさって下さい。
そのあなたの思いや声は必ずお父様に届き答えて下さいます。
これからの人生あなたにはお父様がいつもついていて下さるのです。
どうかその思いを心一杯にしてこれからの人生をしっかりと生きて下さい。
そしてお父様に誇れるように健やかに穏やかに生きて人として成長なさっていって下さいね。
悲しい時にはお父様にお伝えなさって下さい、苦しい時にはお父様に話しかけて下さい、嬉しい時もお父様にその思いをお伝えくださいね。いつもあなたの思いを全身全霊で受け止めて下さいます。
これからもお父様と共に喜びそして悲しみながらも乗り越えていって下さいね。
お父様はいつもあなたと共にあります。
お位牌やお墓は、あの世との通信機器
お父様のご逝去に謹んでお悔やみを申し上げます。
つらくてさびしいですね。ラーメン屋さんで聞いた音楽の話には私も泣いてしまいました。
私も、ずいぶん前ですが祖父を亡くしました。その時は実感がわかなかったのですが、やはり会いたいときに会えないと思った時につらい気持ちになりますね。
お位牌やお墓を、亡くなった方との電話通信機に例える方があって、なるほどなぁ、と思います。
私の家のお仏壇は、着物を着換える部屋にあるのですが、私はいつも着物に着替えながら「今日は〇〇さんのお年忌だよ」などと祖父の位牌に話しかけています。「この方とはこんな思い出があるよねぇ」って具合に。先日も「実はお宅のおじいさんには大変お世話になって...」という方が訪ねてきて、その後祖父のお位牌に「今日は〇〇さんという人に会ったよ」なんて話しをしました。
不思議なもので、これをやっていると、本当に祖父の返事が聞こえてくるのです。「おお、そうかぁ。懐かしいなぁ」って。もちろんお位牌から音声が出るわけじゃないけど、心の中で。
あなたも是非やってみてください。うれしいとき、つらいとき、お位牌に声をかけ、耳をすませてみましょう。きっと「なんもだよ」って返事が聞こえてきますよ。