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母方の家のお墓に入ることはできますか?

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大変お忙しい中失礼いたします。

今はまだ現実的な話にはなってないのですが、将来自分が結婚せず生涯を終える場合、父方の家が持つお墓ではなく、母方の家が持つお墓に入りたいと考えています。

父方はあまり檀家付き合いなどをせず、祖母が亡くなった時に以前から祖母が霊園を区画を買っていた曹洞宗のお寺様のお墓を家のお墓としています。なので私も曹洞宗ということになるとおもうのですが、私にとって子供の頃から慣れ親しみ、手を合わせてきたのは母方の臨済宗のお寺様なんです。
母方の家が檀家になっているお寺様のご住職様は、小学校の教員であった母方の祖母の元教え子さんで、祖母のお葬式の時に「恩師にお経をあげるなんて…」と祖母の死を悼んでくださり、心からのお経を上げていただきました。
大好きだった祖母の生涯は本当に立派なものだったと感じることのできる素敵なお葬式で、一周忌が終わる頃には、私も嫁ぐことがなければ、できるなら母方のお寺様にお世話になりたいと自然に思うようになりました。

この場合、私が個人的にその臨済宗のお寺様の檀家になれば、母方のお墓に入ることは可能なのでしょうか?それとも、父方のお墓を選ぶべきなのでしょうか?

度々の質問、申し訳ございません。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

不可能では無いと思いますが、祖先祭祀承継を検討して下さい

不可能では無いと思いますが、祖先祭祀承継を検討して下さい。まず、それぞれのお寺の『墓地管理規則』がどうなっているか、確認してください。父方、母方、それぞれの御祖母様が亡くなられた後、それぞれの墓地の使用者(お墓を守る家の代表者)は誰でしょうか?

この点が大事です。そして、あなたが、現在の墓地の使用者から祖先祭祀を承継する立場に居るかどうかによって決論が異なってきます。

1、父方の墓地を将来承継するのは誰ですか?

 お兄様に障がいがあるのなら、お兄様が承継するのは難しいかもしれませんね。父方の従兄弟が何人か居て、そのうちの誰かが父方の墓地を承継するのなら、あなたは父方の墓地を承継する必要は無く、父方の墓地に入る必要は無いと思います。

2、母方の墓地を将来承継するのは誰ですか?
 1と同様ですが、母方の従兄弟は何人居ますか?その中で、あなたが墓地を承継することになれば、必然的に母方のお墓に入ることが出来ると思います。仮に従兄弟が墓地を承継することになったとしても、親族間で話し合い、墓地管理者であるお寺さんと話し合えば、母方のお墓に入ることは可能だと思います。

 また、今後あなたは結婚する可能性があると思います。その場合は、配偶者の方と話し合い、あなたの希望に同意してもらうことが必要だと思います。

 要するに、あなたの希望を叶えるためには墓地管理規則や民法規定をクリアーすることも大事ですが、同時に家族親族との関係を良好な状態にしてくことが大事です。そのことを肝に銘じしてください。
 

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 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努め...
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檀家になればいいと思います。

読ませて頂くに、その臨済宗のご住職にお世話になりたいというお気持ちがあるのだと思います。
それならば早速に檀家になればいいと思います。
死んでからお世話なったんでは意味がありません。
生きている間に信仰するのが仏教です。

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おきもち

始めまして、釈心誓と申します。 浄土真宗本願寺派の僧侶です。 若輩浅学...
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母方のお墓に入ってはいけません。

父方の姓を名乗っている以上、母方は他人と考えてください。
未婚女性は父方、またはあなた個人のお墓のみ入ることができます。

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おきもち

「平等」という嘘を信じるな。 仏はこの世が不平等であり辛苦から絶対に逃れ...
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質問者からのお礼

吉田様
ありがとうございます。父方のお墓を管理しているのは私の父で、何もなければ恐らく私が管理することになると思います。しかし、母方には従兄弟がおらず、健常者である母方の祖母の孫は私一人である為、母方の墓地の管理も必然的に私が行うことになりそうなのです。父方には従兄がいるので、従兄が父方のお墓に関わってくれたら……と考えてもいますが、とにかく孫世代である従兄たちと話し合うことが大事だなと改めて思いました。

幸い年の離れた従兄たちには仲良くしてもらっているので、将来的にこうしたお墓の話もきちんとしていかなくてはと思っています。回答ありがとうございました。

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