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お墓について

回答数回答 2
有り難し有り難し 9

お墓と言うのは、必要でしょうか。
一人息子が、高校生ですが、大分先にはなりますが、お墓を管理する負担をかけたくないと思っています。
数年前、夫の父がなくなり、次男だったため、お墓がなく、夫や義母、義姉(二人)で、お寺とお墓を決めてしまいました。
決めてしまうという言い方は、あなた達が亡くなった後は、誰が管理するのと。
義姉達は既婚ですが、子供はいませんし。
今時であれば、別の方法があるのではと思います。
私の実家も弟は未婚で、父と祖父はもちろん、代々からのお墓があります。
時代で言えば、江戸時代から。
それも、負担をかけてはと、祖母や母は、考えているところです。
テレビ番組で、大気圏に飛ばす葬儀があり、私はそれがいいと。
自分自身がですが。
夫は墓があるから、自分はそこと言っていて、つい、息子の負担を考えて、と更に真面目に話したところ、険悪になってしまいました。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お墓は元々は亡くなった人のことを思い出す為のものです。亡くなった人を思い出すことで、教わったことや恩を受けたことを思い出し感謝して、これからもその恩に報いるように生きる気持ちを呼び起こすのですね。
ですから、あなたやご主人のお墓は息子さんの為にも必要だと思いますよ。
ただ、お墓の場所や形にこだわる必要はありません。
公営墓地に家族親族のお墓を建ててもいいし、公営墓地の合祀墓にみんなで入ってもいいでしょう。
費用のなるべくかからないように、お墓参りしやすい場所を探したらいいのです。
息子さんのことは気にしなくてもいいですよ。
お墓には管理費が必要ですが、もしも経済的に難しければ払わなくてもいいのです。その場合は単独のお墓なら、中のご遺骨は合祀墓に移されてお墓は更地にされますが、合祀墓へはお参りできるのですからね。
ご遺骨が捨てられるようなことはありません。
ご安心してください。
あなたがやるべきことは、ご先祖様に感謝して生きること、そして、その姿を息子さんに見せることです。
あとは息子さんに任せたらいいと思いますよ。
あるいは、お墓の管理ができるように、しっかり勉強して仕事に就いて働いてくださいね、とハッパをかけてもいいかもしれないですね。
なお、宇宙に飛ばすのは私としてはオススメしませんね。骨には魂は無いのですが、それでもなんとなく寂しい感じがしますから。
息子さんもそう思うと思いますよ。

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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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位牌や卒塔婆で代用可能

位牌はわかりますよね。卒塔婆も、見たことあると思います。
どちらも、亡くなった方を思いだして拝むための道具です。
お墓もそうでしょう。
お墓は、位牌や卒塔婆て代用可能だと思います。

管理する人がいなくなったときには、今あるお墓も処分することを考えなくてはなりませんが、旦那さんもまだまだ何十年も生きるつもりでしょうし、その間にお父様のお墓にお参りするというのは、一つのレジャーとしてもおすすめです。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

回答ありがとうございます。
経済的な心配はあまりしていないのですが、お墓参りの負担というか、都内在住なので、都内であればいいのですが、微妙な距離に夫婦の実家があるため。
完全に遠方の方々は、墓じまいをしてきたと、よく聞くので、そこで60年、70年後になるかもしれませんが、息子を悩ますなら、今の代のうちにと、私の実家側は考えてしまいますが、私の実家こそ、かなり古くからのご先祖さまなので、気になります。

願誉様

レジャーとしてですね。確かに心の平安は人それぞれで、母は高校生の時にお墓で愚痴をこぼすと、すっきりすると、毎週、お参りしていたようです。
夫も、年齢的に、30年は生きられるはずですから、今から息子の代を考えて夫婦喧嘩は無駄でしたね。
私はと言えば、思春期の頃にお墓参りを強要され、反発。
以来は、何十年?も経ちますが実家に帰省して、息子と、こっそりお墓参りをしています。
ありがとうございました。

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