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もう1年半会ってません

回答数回答 1
有り難し有り難し 18

こんにちは、美蕾と申します。高3です。
私には高1の頃から好きな先輩がいました。
私がマネージャーで、彼がキャプテンという関係でした。
先輩が元気だった頃は、私しかマネージャーがいなかったこともあり、よく連絡もしていました。
ですが彼は鬱で学校にこなくなり、繋がりは部活だけになり、そして先輩が引退された1年半前に連絡を交わしたっきり会うこともできてません。
相手が携帯を変えたので連絡先もわかりません。SNSはやってないそうです…(彼の妹と仲が良いので教えていただきました)
先輩は欝になられてから部活だけ来るという状態になりましたが、言葉を発さなくなっても根は優しい先輩のままで、何度も助けていただきました。
私は来年の春から大学に進学しますが、先輩のことが心残りになっています。
ずっと好きです。今でも好きで仕方ないです。が、伝える場を設けるのは難しいですし、妹さんに手紙を託そうかとも考えています…。
私はもう諦めるべきなのでしょうか。
彼は今も苦しんでいると聞きます。
私は先輩の力になりたいと思っています
ですが、相談した相手からは『余計なお世話だろ』と言われています。
他には、『会いに行けよ』とか言われました。
もう、何が最善なのかわかりません。
先輩に会いたい、話したい、力になりたい

でも方法がわからないのです。
私はどうすればいいですか?

長文失礼しました、お返事いただけると嬉しいです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

相手にしているのは多分、彼じゃない。

あなたが今相手にしているのは彼ではなくて、自分の彼に対する引 っ込み思案な自分なのです。
実際の彼はあなたが思っている彼とは違ってもっとトリッキーで予測不可能な動きをしています。
あなたが相手にしているのが自分だと気づいて、そっちを相手にしなくなること。
実物の彼と接して、実物の彼とのやり取りの中で真実を見極めればどっちに転んでも真実を学ぶことができます。
恋も学びです。
あなたがあなたの思いを相手にしている間に彼に沢山のチョウチョが寄ってきているかもしれません。手遅れになる前に行動した方がいいと思います。
幻滅とは自分の幻の滅すること。
今自分の相手にしている思いも、実際の彼もどっちも今はまだ「幻」だと思いますよ。
真実の彼に会いに行ってきてください。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

質問者からのお礼

回答ありがとうございました。
自身の中でまだ葛藤する部分がありますが、会いに行こうかと思います。
本当にありがとうございました!

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