はじめまして。
悩みがあり相談しました。
傍若無人に振る舞い
規則も自分勝手に ねじ曲げ
有力者には 媚びをうり
目下のものは、脅す
そんな人間を陥れ
二度と闊歩して歩けないようにしたい
という思いが拭いきれません。
様々な本を読みました。
皆、一様に【相手を許すこと】
と書いてありましたが、
それが出来ないから
夜も眠れない程、怒りがおさえられないのです。
《相手の欠点は己の欠点》
と言いますが、それで
《お互い様ではなか?!》
という結論には至らないのです。
やはり目の前に居ると
【許せない】
【殺したい】
【地獄に堕ちろ】
と念じてしまう自分がいます。
この思いを、どうしたら拭えますか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
いつの世も力のある組織や権力者が悪いことをしても力でもみ消したり、不正や悪いことを無理やり悪いことでなかったように力で塗り替えてしまう人たちが多いです。
人を殺しても性犯罪を犯しても権力と金の力で裁判さえコントロールできてしまう。
トンデモナイ嘘つきな生き方を権力者たち自身が奨励しているのです。
悪いことは悪い、おかしいことはおかしい。
堂々と胸を張って抗うべき事には抗うべきです。
私もおかしいことはおかしいと宗派に噛みついてでも申し上げております。友達いなくなるけどね。(笑)
坊さんの業界は変に事なかれ主義なところがあって怒っちゃやーよみたいなところがあります。
それに染まると僧侶は腑抜けになって悪いことでさえ悪いと言えなくなってしまう。おかしなことです。それは坊さんの世界の不正の一つであると思います。誰かがひどい目にあって殺されかけてるのに「ああ、あれは自民党系の関係者だから檀家さんにも自民党系はいるから構わない方がいいよ。」というのは単なる保身、おもね、こびへつらい。不正をみて見ぬふりをする卑怯な人間です。仮に坊さんでも不正をしたらばおかしいもんはおかしいのです。
ただし「正義の剣で人を斬るな」ということは大事です。
改革!世直しだ!と世を良く有らしめるためには結局、相手や世間にブーブー言って切っても良くはならないこともあるものです。上手にやる必要があるということです。
たとえば自分の家族を殺めた悪党を許せと言ったって許せんでしょう。それで当然です。
ただし、それによって心が一生苦しみ続けるよりも、怒りを転じて今後そう言う人を生み出さ活動や悪の心を無くす為に世の中の流れを変えていくことはきるものです。
許せない不正があるならば堂々と抗うべきであろうと思います。
貴乃花が相撲協会に対して貫いた姿勢のように不正を正さんとするならば、さらに上手に世間も巻き込んで語るべき時に語るべきことを語れば世間も味方について変わるべきことも変わっていくのです。
あなたもその怒りをもっと大きな視野で活用すればいいと思います。
その怒りはエネルギーに活用するべきものです。
この世を良く有らしめんがための公の憤りとして世直しエネルギーに転ずるべきです。
そのためにこそ教育や宗教分野がある。私もあなたのような公の怒りを転じて世の善玉菌活性化の為に馬フンを転じて肥やしとなしているのです。
こんにちは。亀山純史と申します。
もしも、相手に対して「殺したい。」と念じて、その念によって、本当にその人が死んだら、「ざまぁ見ろ!」と思いますか?このハスノハにご相談に来ていることを考えれば、そのような思いは起こらないのではないか、と思っています。もしも、自分の念によって相手が亡くなったとしたら、そのような心を持った自分に対して、自己嫌悪に陥るのではないでしょうか。
さて、「なぜ、自己嫌悪に陥るのか?」が、私からの回答の鍵です。自己嫌悪になるの理由は、自分もまたこのように、他人から殺されうる身であるかもしれないのに、自分は他人を“自分の都合”でもって、殺してしまった、という心があるからだと思います。
相手を憎む心は、多分、払拭することは出来ないでしょう。しかし、その心に、いつまでも囚われない心の持ち方があるとすれば、それは、〈私の心の根底には、自己嫌悪を生み出す“自分の都合”というもので支配されている「私」という存在がいる〉ということを知ることです。心を外に向けずに、自分の内に向けること。それは自分を知ることです。“自分の都合”というもので支配されている「私」を知ることです。しかし、私が私を本当に知ることは出来ないものです。それは、目が自らを見ることが出来ないことに似ています。だから、仏教では、仏様に手を合わせるのです。仏様に手を合わせ、仏様の智恵で、私を明らかにしていただくのです。一回の合掌や、一日でどうにかなるものではありません。しかし、毎日、仏様に手を合わせることで、あなた自身、仏様に育てられて行くことと思います。
以上が私からの回答です。ご参考になれば幸いです。