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婚家の『家族第一主義』に馴染めず悩んでいます

回答数回答 1
有り難し有り難し 6

夫の実家は義父・義母・義姉3人で夫は末っ子の一人息子です。義母が家の事はすべてやり『子供達には何一つ手伝わせたことはない』事が自慢だと言います。義姉(57歳)は今でも洗濯ひとつ出来ず、みかんの皮まで義母に剥いてもらっています。昔から何でも『家族一緒に』が決まりで、今でも義姉のうち2人は嫁に出ても近所に住んでおり毎週末実家にきています。もちろん私達夫婦も顔を出さねばなりません。

『家族だから』が合言葉のように使われ、家族の用事は最優先とされています。
義母には誰も逆らいません。逆らうと『苦労して育ててやったのに!』と大泣きします。
夫も『苦労して育ててくれた親が言ってるから仕方がない』と親と家族が1番です。

対して私の実家は自営業で夜中まで忙しく、ほとんど家族と過ごした記憶がありません。
『警察に捕まって仕事の邪魔にならない限りは、自己責任で好きにどうぞ』が家訓(?)なので、何か親に相談するということはなかったです。
気に入らないと日常的に暴力があったため、たまに顔を合わせた時は顔色を見て、意に沿うような言動を演じていました。卒業し家を出た時は開放感でいっぱいでした。しかし今でも『家族』や『親』という言葉はその頃の不安感や恐怖心を呼び起す言葉で、震えたり、過呼吸がでたりと、私にとって
『家族』『親』=『最も辛い場所』
なのです。

夫には結婚前から私の家庭環境は話しており、家族を作りたくないから結婚もしないし、子供もいらないと伝えていました。
『ウチはベタベタした家族じゃないから大丈夫』と説得され結婚を決めましたが、全く違いました。

夫が大切にしている家族だからもめないように…と我慢して合わせてきましたが、先日義父が亡くなったのを機に同居の話が進んでいると主人から聞いて始めて知りました。
年老いていく義母や結婚していない姉の身の回りの世話を今後する人がいないから…と。
デイケアや施設はかわいそうだから(←理解不能です)絶対に使わないのだそうです。
私の居ないところでそんな話を進めている事も、私の生い立ちや気持ちを知っているはずなのに話を進めている主人にも腹が立ちます。

夫に泣いて訴えましたが『今すぐって訳じゃないし、そのうち慣れるって』と言います。
夫の事は愛していますが、離婚しかないのかと考えてしまいます。
どのように気持ちを整理すれば良いのでしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

家族の形はさまざま 追記1月11日

家族の形はさまざまです。
同居が良いか悪いかも、それぞれです。

とにかく旦那さんの説得しかありません。
嫌なら離婚すればいいと思います。

追記1月11日(木)
私の回答でお気を悪くされたことは、申し訳ありません。
回答はあくまで私個人の回答であって、全てのお坊さんが同じ意見ではないと思います。
是非、他のお坊さんの回答も待っていただきたいです。
仏教では、欲・怒り・怠け・プライドなどの煩悩を、悩み苦しみの原因だと考えます。
そして、仏教では、欲・怒り・怠け・プライドなどの煩悩をコントロールしたり減らしたりすりコツを学び、
悩み苦しみをコントロールしたり減らしたりすることにつなげます。
何が言いたいかというと、煩悩が強い場合は、どんな夫婦の形になっても、結局は怒ったり悲しんだり、自分の煩悩で苦しむのです。
逆に、煩悩とうまく付き合えれば、どんな夫婦の形だろうと、あまりストレスを感じないでニコニコ能天気に暮らせます。
まずは、あなた自身のこだわり、プライドを再確認し、プライドからくる怒りにも気づいてください。
また、自分に煩悩があるように、他人にも欲・怒り・怠け・プライドがあります。
旦那さんや他人の欲・怒り・怠け・プライドには慈悲をもつようにしてください。
あらゆる悩み苦しみは、煩悩が原因。離婚するしないは、実は問題の本質ではないのです。
毎日、暇があれば、「欲・怒り・怠け・プライドは煩悩」と唱えるようにしてみてください。
あとは、「南無阿弥陀仏」と念仏すれば誰でも必ず極楽浄土に往生できると思ってください。
旦那さんを説得できてもできなくても、念仏すれば救われます。
離婚してもしなくても、念仏すれば救われます。
つまり、世間の選択肢はどちらでもよい、念仏してれば必ず救われる。
それなのに悩むのは、自分の煩悩のせい。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

質問を削除したい気持ちです。
家族のかたちは様々で、人それぞれ。夫を説得すればいい。そんな事はわかっています。
嫌なら離婚すればいい。文章で書くのは簡単です。気持ちが割り切れないから、助けを求めて質問したのです。誰でも言えるようなことではなく、仏教を学んだ方だからこそ視点を変えるような回答をいただけるかとすがったのです。

欲しい答えではなかったから気に入らないのではありません。
『嫌なら離婚すればいい』と簡単に回答する事で相手が傷つくとは思われないのでしょうか。ここに質問した事で、辛く腹立たしい思いが上乗せされ後悔しています。

システム上削除もできませんが、ここに質問する事も、仏教に救いを探す事も、お坊さまの話を聞こうとする事も二度とないと思います。

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