hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

祖父の死から1ヶ月、今思うこと

回答数回答 1
有り難し有り難し 4

祖父の死から1ヶ月が過ぎ、あと10日ほどで四十九日の法要を迎えます。
なんだか未だに祖父はあの時幸せだったのだろうか、もっと一緒にいてあげれたらよかったという気持ちが渦巻く瞬間があります。

幸いにも温泉旅行に連れていけたことや、祖父の最期を看取れたこと、聞こえていたかは分かりませんが伝えたいことを伝えられたこと。が出来たのはよかったと思います。
亡くなる前から嫌な予感がしていて多少覚悟もしていましたし、亡くなってから葬儀を終えるまで、少しでもそばにいたくて冷たくなった祖父のそばにいました。
亡くなってから葬儀を終えるまでこれでもかというほど我慢せず泣いたので、少し気持ち的にスッキリしています。

しかしながら私の生活の中で生前よりも今の方が祖父のことを考える時間も増えましたし、なんとなくそばに居てくれている感覚があります。

祖父が亡くなってから、少しでも発進が遅れていたら車が突っ込んできて危なかった、とかあと少しでぶつかりそうになるなど、普段ここまで起きないような状況下での車の事故が起きてしまいそうな瞬間が何度かありましたが、すべて何事もなく無事だったので祖父のおかげかなと思い、家に帰る度「今日も助けてくれてありがとう」とお礼を伝えています。それ以外におはよう、いってきます、ただいま、おやすみも欠かしていません。

なんだかいつも座っていた場所にまだ祖父がいる感覚がします。
会えるものなら会いたいとも思ってしまいますが、あまり強く思いすぎても祖父が安心して成仏できないのもつらいので、祖父は楽になったんだなと思うようにはしています。
寂しさが思ったよりもないのはそばにいる感覚、今までより近く感じるからで、その感覚は思い込みではないと信じたいです。

小さい頃から私を可愛がってくれた祖父。大きくなって生意気になり、自分のことばかり優先してしまい、一緒に住んでいながらなかなか一緒にいてあげられなかった情けない孫です。
それなのにいつも私の帰りを心待ちにしてくれていた優しい祖父は、私が孫でよかったと思ってくれていたのでしょうか。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

安心を与えています。

aya様 相談ありがとうございます。

まず、「家に帰る度「今日も助けてくれてありがとう」とお礼を伝えています。それ以外におはよう、いってきます、ただいま、おやすみも欠かしていません。」
に、お祖父様に安心を与えていると私は思います。
信仰のあるところでは、成仏は必ず果たしますから、
aya様の祈り、言葉がけで、お孫様に思われたお祖父は
きっと成仏の目的を果たすでしょう。

今度は、aya様がお祖父から、安心を受け取ってください。
「私が孫でよかった」と感じられる安心を受け取ってください。

愛する人、近しい人を亡くすと
その喪失から、哀しみ・混乱・否認・怒り・抑鬱・諦め、
などの心の状態が起きます。
無事ではいますが、車で事故に遭遇しそうになったところを読むと
多少上記のような心の状態が起きているように思います。
もし、寂しいとか、不安だとか、辛いとかの感情が
湧いてきたら、家族や友達で頼りになりそうな誰かに気持ちを聞いてもらってください。
まだまだ、泣いてもいいんだ、と思って感情を吐き出してください。

一人で溜め込むのは、哀しみが長引きます。
そうすると御祖父様も不安になりますから、
溜め込まず、感情を吐き出しながら、心を落ち着かせていきましょう
焦ることはないです。
自分のペースで、安心を受け取ってください。

{{count}}
有り難し
おきもち

お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリン...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

素敵な回答、ありがとうございます!
私は現実を受け止めなきゃいけないと思うあまり、知らぬ間に哀しみを閉じ込めて強がっていたのかもしれません。

祖父を亡くした今、より一層家族の大切さを実感して毎日を過ごしています。

明後日四十九日を迎えます。
いま一度祖父のことを想い、しっかり法要させていただきます。
貴重なお時間を私の回答に頂き、ありがとうございました!

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ