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恋人のこと

回答数回答 3
有り難し有り難し 25

1年付き合い彼との間に授かりました
結婚もまだで同棲もしていません
彼は産んで欲しいと言っています
私も我が子の成長に嬉しい半面産みたくないと思ってしまいます
つわりや痛い治療で毎日が辛く我が子を可愛いと思えません
私も友達と食事に行ったりするのですが彼も職場の人と食事に行ったりするとイライラしたり結婚とか同棲とかしたくないと思ってしまいます
これからどうしていけば彼の行動にイライラしなくなるのか、どうしていけば子供を可愛いと思うのか教えて下さい


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「案ずるより産むがやすし」

と、産婦人科の待合室に貼ってありました。ウチの奥さんも「自分は(世間の)子供が好きじゃないから、子供を産んでも愛せないと思う」とか色々言っていましたが、今じゃ溺愛しています。お坊さんは仕事柄、たくさんの人に色々な話を聞かせていただきますが、みんな口をそろえて「産んでだらなんとかなった」という感じのことをおっしゃっています。男の私が言うのも変かもしれませんが、産んでしまえば何とかなるのです。

どうすれば子供を可愛いと思えるか?
産んで顔を見たらです。母性本能にポチッとスイッチが入って可愛くなるのです。みんなそういう風に進化してるのです。だからむしろ肩の力を抜いて考え込まないようにしましょう。
私の義理のお兄さんは「年賀状に愛犬とか子供の写真のせる人は馬鹿だと思う」と言っていましたが、今じゃ毎年、愛犬も子供も何ショットも何ショットも詰め込んだ年賀状を送ってくれます。これはちょっと違うか(笑)

どうすれば彼の行動にイライラしなくなるか?
イライラすればいいんです。妊娠するとイライラしやすくなるのです。みんなそうなんです。そういう風に進化してるんです。なぜか知りませんけど。むしろイライラしない妊婦さんの方が心配です。彼氏さんにはこちらのリンクを読んでもらって、そういうものなのだとあらかじめ理解してもらっておきましょう。
http://akasugu.fcart.jp/ninshin/syoki/syoujyou/iraira/

妊娠モノのコミックエッセイを読むと良いですよ。情報量もバカになりませんし、妊娠あるあるを知れると安心できるようです。雑誌はオススメしません。今じゃウソばっかだったじゃん!と思っています。特にお金の記事。雑誌はそれ自体がお金儲けのために書かれていますからね…

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有り難し
おきもち

曹洞宗副住職。タイ系上座部仏教短期出家(捨戒済み)。仮面系お坊さんYouTuber「仏教・お寺ch 大慈」。 【現代日本仏教最大の課題のひとつはコミュニケーション不足】をミッションに10年以上、インターネット上で情報発信をしています。 YouTubeでは仏教の教えや読経だけでなく、お寺の真相やお坊さんの生活が分かる動画を配信しています。(リンクは↓のURL)

その前に入籍すべし

入籍を先にしてください。
それを彼が快く引き受けてくれれば安心できると思います。
言葉は信用してはいけません。
本当に責任を持ってくれるかどうか。
行動を信用してください。
おめでた、というのは条件がそろっていなければおめでたではないのです。
今晩、彼にすぐに問いかけてみてください。
命が大事だから大事だからで解決できない面もあるのです。
あなたが安心して生きていく事も出来ないのに子供を産んでも子供が苦しい思いをする場合があります。
日本は残念ながらお金がないと生きていけません。
旦那が経済的にも精神的にもよほどしっかりしていないかぎり家庭生活になりません。
よくよく、考えて、即座に行動してください。
またのご連絡をお待ちしています。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

彼の覚悟のほどは

こんばんは。命を授かったのなら、産んで育てて欲しいというのは私の正直な気持ちです。しかし、文面から伺うところ、彼が父親として生きていこうという準備…とまでは言わなくとも、その気持ちがあるのかなぁと心配でもあります。「産んで欲しい」と言うのと「一緒に育てよう」は、本質イコールなはずですが、そこが繋がっているのかなぁ、と。三人での生活が描けていますか?二人のお年や社会的立場はどうなのでしょう。親になると彼氏彼女とは関係が変わる・お互いに自由は減るけれど、薄々でも分かっているのかしら。「私一人で産んだんじゃないわよ」というのは諸刃の剣でもある言葉ですが、それを彼にぶつけておいても良いのではないかと思います。時間は限られていますから。
お尋ねになっている「イライラ」や「可愛いと思えない」は、大慈師の仰る通りと思います(わが妻も同じでした)けれど、タイトルが「恋人のこと」となっているので、気になって書かせていただきました。

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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊さんに限らず、二足のわらじを履くことで、話に幅が出るはずだと考えて、はき続けています。子育てとか家族論とか考えつつ、でも仏教って個人のものだなぁと感じたりします。

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