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トラウマからなかなか抜け出せません

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有り難し有り難し 10

三年前から大学を受け直すことを考えていますが、小学生の時に学習塾でいじめられたトラウマからなかなか勉強に集中できないです

学習塾探しもかねて、三年前からある学習塾のコールセンターに電話してしまいます

塾でいじめられたトラウマを塾で解決してもらいたいので

未だにいじめられたトラウマからなかなか抜け出せません。
勉強に集中したいです

塾でいじめられたこと誰もわかってくれないから辛いです


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

そのトラウマの正体を見破ってください

一休「それでは将軍様!そのトラとウマをはやく屏風から出してくださいっ!!!」
将軍「ぬぬぬ、一休ぅぅぃー。」
一休「そんな実際に存在すらしないトラや馬を相手におびえてなんとしますかッ」
将軍「カカカ!者ども!檻の中からトラとウマを連れてまいれッ」
一休「ひー!('Д';)」
トラウマコントはさておきトラウマには実態がありません。
思いだからです。
実際にかみつきもしません。血も出ません。
よーく観察してみてください。
フラッシュバック、トラウマなんて単なる記憶なのです。
記憶が何らかのきっかけでフワリと出てきたというだけ。
その「記憶」自体はあなたを傷つけません。
ところが、記憶を刺激して、活性化させると記憶が生き物のように変化して獰猛なトラ・ウマなエネルギーに変わります。ガオー!ヒヒーン!
私がもしフラッシュバックやトラウマがガオー‼ヒヒーン!!と現われても、相手にもしません。でてきただけだからです。
あなたは無自覚のうちに思いを相手にしていることが問題なのです。
(´▽`*)シャレでははないですが、フラッシュバック、トラウマという名の思いのトラにトラれられ、馬をウマく扱えていないのです。(シャレだろ)
文殊様は禅定力を以って獰猛な獅子(自分の思い)の上に坐しています。
お釈迦様は調御丈夫といってウマを乗りこなすように心をおさめられた方です。
次回、思いが出てきたら、その出てきた思いを相手にせずに過ごしていてください。
思いを手元に引き寄せてアレコレ余計な事を思う事で苦しんでいただけだったという事が見抜けて、医者いらずになるでしょう。
もっと詳しく聞きたければお寺にお越しください。

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おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

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