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後悔や不安にまみれた新生活

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春から上京して大学に通う者です。

現在多くのことを後悔しながら将来への不安に襲われています。

まず金銭面です。
通うことになった大学は第二志望としていた私立大学です。第一志望でもそれは変わらなかったのですが、一人暮らしをすることになったために両親には学費に加えて家賃の負担と仕送りをしてもらわなければならなくなりました。
アルバイトは大学に慣れるまで難しいと聞くまではアルバイトで稼いだお金で生活費と趣味に使うお金はカバーするつもりだったので、とても心苦しいです。
奨学金は考えていないと言われ、取らなかったのですが、両親がこれから負担してくれる金額を考えるといくら学ぶために必要とはいえ申し訳なくなります。もっと早く金銭面に目を向けて考えていればという後悔しています。

そして、進学する大学の偏差値が高くなく、就職率が良くないことです。
4年後にはどんな状況になっているのか良くも悪くもわからず、就職活動は個人戦と言われていることは知っているのですが不安でしかありません。
単位を取れば取得できる資格をひとつでも取っておけば不安が軽減されるかと思いましたが、別料金だったためそこまで迷惑をかけてしまうのは申し訳なくなり結局はダメでした。
もっと進学する前に考えてもっとお金を抑えて資格が取れる大学に進学するか就職のサポートがしっかりしていて実績のある大学に進学しておけば、と思ってしまい後悔と不安に苛まれています。

当初進みたいと思った道が自分には難しいと思ってからは進路に悩み、将来を考えながらも多くの経験ができるということで四年制大学を志望したのですが、当初志望していたのは専門学校だったため当初より金銭面の負担が大きくなったのは事実で、考える度に申し訳なくなります。

支離滅裂な文章で申し訳ないです。
私は現在過去の後悔と未来への不安で押しつぶされそうになっています。
生きていればなんとかなる、と何度も様々な人たちからアドバイスされたので務めて明るく考えるようにしているのですが、ふとした瞬間目の前が真っ暗になります。元からメンタルが強くないためこのまま四月から一人暮らしを始めたら潰れてしまいそうです。

後悔や不安にまみれて明るい未来が考えられなくなるのは仕方ないのでしょうか?また、それを乗り越えて強く生きていくにはどうしたら良いのでしょうか、アドバイスをお願いします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

未来への不安は現状をよく話すことで

新生活を前に不安は大きい事とお察しします。また両親への感謝が自分へのプレッシャーとなりそれもまた不安や後悔を増幅させてしまっている状況でしょうか。

そこまで金銭面について不安や申し訳なさを抱えておられ、集中すべき大学生活に思い切って臨めない心理状態であるならば、ここはご両親にとことんお金の事を尋ね、あなたの思いを伝え、またご両親からの思いも聞きましょう。

「こうじゃないか、ああじゃないか」というあなたの頭の中の仮定・推測・妄想を前提に現実面を考えるより、現実の条件・状況を前提としてあなたの中のこれからの理想や進路を検討していった方がいいのかもしれません。

貯蓄はどの程度あるのか?
月々の仕送りはどの程度になるのか?
それによる両親の経済的・心理的重圧はどの程度のものなのか?
あなたは大学でどのように学びどのようにすごしたいと考えているのか?
両親はあなたにどのような人間になってほしいと願っているのか?

もう一度ご両親としっかりじっくりと話し合ってみてはいかがでしょうか。

不安や後悔は周りの方を気遣う優しさからくるものでもありますが、その優しさは実は自分が悪く思われたくないという気持ちと常に往復するものでもあります。

あれも我慢したくない、これも我慢したくない、それも失いたくない、でも私は悪く思われたくない

では不安は尽きない事でしょう。

まず何か我慢しなければいけないものが現実にあるのか今のご家庭の状況をよく把握しましょう。
そしてたとえ両親にどう思われようと私はこう大学生活を過ごしたいという希望を持ち、そして大学生活を過ごしたあかつきには両親に進学させてよかったと安心してもらえるよう成長したいという気概で頑張ってください。

最後に私のことを話すと、あなたははるかに立派です。私の大学生活は両親の経済負担をそこまで意識しませんでしたし、アルバイト代も全て趣味に使いました。それにくらべるとあなたは本当に立派だと思います。
だからこそ今のままではもったいない。新生活を気合十分でスタートするためにとことん話してみてください。

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はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
基本的には平日13時~15時のみ対応可能です。お寺の行事、急な法務で対応できない場合もあります。

拝読させて頂きました。
あなたがもしそのように真剣にお悩みなさり考えるならば一層これからの勉学に精進なさって下さいね。親はあなたの未来のために一生懸命になってお金を出してくださるのです。
ですからそれに報いるためにも尚更頑張って下さい。
アルバイトも大事かもしれませけれども先ずしっかりと学んで自分のスキルを習得なさって下さい。
そして早く自立なさって下さいね。

あなたをご両親は応援なさっているのですから。頑張って下さいね。

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おきもち

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脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラーメンが有名な処です。)これからも皆様のご質問に対して誠心誠意回答させて頂きたいと存じます。まだまだ修行中の身ですので至らぬ点あろうかとは存じますが共に精進して参りましょうね。お寺にもお気軽に遊びに来てください。
ご相談は朝から午後5時まで受け付けております。 人間関係や恋愛のお悩み、自殺願望、大切な方の死に直面した苦しみなど、どんな内容でも構いません。一人で抱え込まずに、ぜひお辛いお気持ちを吐き出してください。 仏様や神様、ご先祖様は、いつもあなたを見守り、聞いてくださっています。あなたが少しでも穏やかな気持ちになれるお手伝いをさせていただきます。

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