親戚 戒名
戒名についてお伺いします。
戒名に 偶然 故人が生前信頼していた方の名前の一文字がはいっていました。
光という文字です。
光という文字は戒名でよく使われるのでしょうか?宗派は浄土宗です。
また人は死に際のあり方や時期など選べるのでしょうか。
亡くなり方があまりにも 周りを気遣っていたような最期でした。
またお彼岸の数日前の旅立ちでしたが、あの世までの距離は近くなっていたのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お悔やみ申し上げます。
南無阿弥陀仏
さて、光という字はよく使われますよ。阿弥陀仏の救いの光明を願う気持ちや感謝する気持ち、あるいは自らが仏となり家族や子孫や人々を照らす光となりたいという気持ちなどなど様々な意味があります。
また師となる人から1文字いただくこともよくあることです。私も憲誉という誉号がありますが、憲は師から1文字いただきました。
また、死に際は選ぶことはできません。人の命は例えるならろうそくの火のようなもの。強い風が吹けばすぐに消えてしまうのです。ですから法然上人は、いつどこでも念仏を唱えなさいねとお教えになったのですね。
また、阿弥陀仏はその人の命が尽きた瞬間に迎えに来て極楽浄土に連れて行ってくれます。あの世までの距離が近いどころか、一瞬で極楽浄土に到着するのですね。そして仏となるための修行をしながら、また先に極楽浄土に居られるご家族ご先祖様と再会されていることでしょう。
故人が仏と成りあなた達を導く光となりますように。
南無阿弥陀仏
質問者からのお礼
ありがとうございます、勉強になりました。今まで戒名などの事を考えた事もなかったのですが、こうやって教えてくださったおかげで 亡くなった方が光となり照らしてくださると聞き故人の遺志をついで毎日を大切に過ごしたいと思いました。
死してなお 私たちに生き方をしめしてくれた故人や先祖様を大切にしていきたいです。
菩提寺のお坊様より、生まれた時に肉体、命、魂を頂くとお話しして下さいました。死を迎えた時仏様より頂いた肉体は火葬してお返しする、魂は仏様の元に帰る。しかし命だけはお返ししないでよいのです、命は子や孫に脈々と受け継がれていっています。その命を両親、仏様から頂いたので残された我々はそれを故人や仏様より頂いたものとして大切にいきていかなくてはならないとのこと。
故人がその命を光となり照らし、導いてくださるような気がしました。
戒名、阿弥陀如来様の事を教えてくださったおかげで悲しみが少しだけ勇気にかわりました。ありがとうございました