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葬儀に参列しなかった友人を初月忌に連れて行きたいです

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初めての質問になります。

親しくしていた友人が亡くなり、先日葬儀に参列いたしました。
故人と仲良くしていた10名ほどの友達のグループがあり、私が訃報を伝えたところ、皆通夜か告別式のどちらかに参列してくれました。

私は通夜・告別式の両方に参列したのですが、グループの仲で最も故人と仲良くしていた友人を両日ともに会場で見かけませんでした。

誰に聞いても「故人とは一番の親友だった」と言われるほど仲がよかった人なので、欠席する理由が思い当たらず、

「ショックのあまり現実を受け入れられずにいるのではないか?」
「このまま、葬儀に出ないまま終わってしまっては後々悔いが残るのではないか?」
と心配になり、
告別式の時に「式に参列しないのか?」「来てほしい」といった旨の連絡を数回しましたが、結局式には現れませんでした。

連絡がしつこいと思われたのか、今はLINEのメッセージに既読すら付かない状態になってしまいました。

式からまだ日が浅く互いの仕事もあるため、まだ当人とは話をしていませんが、近々会って話をしようと考えています。
その際、葬儀に参列しなかった理由を確認するつもりです。

参列しなかった事を責める意図はありません。
他の数名の友人も、式の直前になって
「急に行きたくなくなった」
と言っていましたし、私自身も似たような感覚を味わいました。

友人の死を自分の目で確認するのが怖い。葬式に出たくない。
その気持ちは私も身をもって体験しました。
そしてだからこそ「死に向き合って、故人を送り出してあげるべきだ。お別れを言う最後のチャンスなんだ。」とも強く感じました。

前置きが長くなってしまいました。
この友人の件で相談です。

会って話をしたら、できるだけ早いうちに(できれば来月の月命日にでも)この友人を仏前に連れて行きたいと考えています。
もし本人が故人の死をまだ受け入れられずにいるようなら、気持ちの整理をするためにも、多少強引にでも連れて行こうと考えています。

質問1)余計なお節介でしょうか?やめた方がいいでしょうか?

質問2)<連れて行ってもいい場合>説得が必要になったら、どのように話せばいいでしょうか?

質問3)初月忌や亡くなってから日の浅いうちに弔問する際のマナーや注意点を教えてください。

以上です。何卒よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

そっとしておいてあげよう

お悔やみを申し上げます。

 あまり無理はさせない方が良いと思います。彼はかなり傷つき深く沈んでいると思います。そういう時はそっと見守るのが友情です。
 理由を確認する行為は、相手は責められたと感じます。やめましょう。

 そっとしておいてあげて、本人が「お参りに行きたい」という気持ちになり、あなたにそれを打ち明けたら、一緒についていってあげるなどすると良いと思います。

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おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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それぞれの思い

拝読させて頂きました。
ご供養は強制するものではありません。
その方なりに心に深く残っているかと思います。
或はその事実を受け入れることができない状況かもしれません。

その方がいつの日にかそのことを受け入れて亡くなられたご友人に心からお向き合いになられ真心込めてご供養なさるのを待ってあげてもいいと私は思います。

現実には私の周りでもそのような友人の方はいますね。
やはりそれぞれに辛いのだと思いますし、その人にしかわからない心の在り様だとも思いますからね。

あなたはあなた自身として亡くなられたご友人を心を込めて手を合わせてご供養なさって下さいね。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

とりとめのない長文にもかかわらず、丁寧な回答をいただきありがとうございます。

回答を拝読して、自分のひとりよがりであったと反省いたしました。
私には私の、友人には友人のペースがあるという事に考えが至っていませんでした。

友人が気持ちの整理を終えるまで、普段通り接するようにしようと思います。
いつか、一緒に故人との思い出話をしながらお墓参りができたらいいなと思います。

改めて、回答ありがとうございました。

「供養全般」問答一覧

深い懺悔と感謝

いつもありがとうございます。三月の桃の節句も過ぎ、お彼岸が近づいてきました。hasunohaの皆様におかれましては日々、健やかにお過ごしのことと思います。 一時期、私は人生をひっくり返すほどの思いに駆られたこともありました。今年のバレンタインを過ぎた頃から、今は家族のありがたみを強く感じるようになり、毎日思いやりに支えられ、相変わらず週7日休み無しで外での仕事に励んでいる今日この頃です。 毎日が平和で穏やかな落ち着いた空気、他愛もなく些細なことの積み重ねですが、それらすべてが本当に、職場も家庭も、そして治療院にも、良い人たちにご縁があったこと、ひとつひとつに感謝です。これからも日々の幸せを大切に育んでいくことが、ご先祖様への恩返しにも繋がる明るい人生への道標なのかなと有難く思います。 お世話になった治療家の先生に、しばらくお休みすることを伝えました。その節は本当に、この上なく尽くしてくれたことに深謝の限りです。つい先生の優しさに甘えてしまい、助けたい側と助けられる側の引き合う力がぐいぐい強くなりすぎてしまった節がありました。徐々に私の感情が不安定になり、体調も崩れてしまい、元の近所に戻しました。いろんな人に打ち明けた昨年から年末年始と引き換えに、この春先は自分自身とひとりで向き合う修正が必要になったこと…あらためて自己成長へと繋げる良いきっかけになりました。 今でも毎日、先生のことが心に浮かんできます。それだけ特別な存在であることには変わりありません。頂いた思い出、温かい言葉の数々が、前向きに仕事に取り組む原動力となってくれます。2月といえば、確定申告に自動車免許の更新の時期。両方ともクリアでき、特に下がると思っていた年収が微々たる上昇していました。驚きを隠せず、念願の学びのための貯金も着実に増えていること、とても有り難く思います。 他の先生からみても親しくなりすぎた故に、遠慮もなくなり、お互い言いたい放題で喧嘩状態にもなりました。本音を明かした(ぶつけ合った)ことは、それだけ相手を強く思うからでもあり、アンビバレントそのものでした。ひと月近く、間を空けた今、直筆の手紙で、お詫びとお礼、そして相手の未来の幸せを願う想いを伝えたいです。 共に成長しあえる良い関係でいられるよう、しっかりとした自分となるために、アドバイスいただけましたら幸いです。

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回答数回答 1

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