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私って

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こんにちは。半年前にパート先の上司が変わり、その頃から人件費削減のためもあり、
人格否定をたくさんされて、生きてる価値のない人間だと言われてしまいました。
3ヵ月は生活のために、次の仕事を見つけるまでがんばりました。
新しい仕事も見つかり転職をして気分新たにスタートをきったつもりでした。
それから1ヵ月が過ぎて、またまた、生きてる価値がないって言われてしまいました。
昔からいじめられっ子で育ってきた私にとっては、とても辛い言葉です。
次の仕事の面接にもいきましたが、まだ採用の連絡がなく、不安です。
私を必要としてくれるパート先ってあるのでしょうか?
生きる価値ってなんなんでしょうか?


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お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

信じる価値もない

そんな事を言われた殻って真に受けなくたっていいのですよ。
信じる価値がない。その言葉を相手にする価値がない。
思い当たる所でもあるのでしょうか?
単に傷ついてしまっただけでしょう。
問題なのは、その言葉にあなたも共感してしまっている所です。
あなたに生きている価値が見いだせていなかったからこそ、本当に言葉の術にハマってしまうのですよ。
生きている価値とは、この世に生まれ50年生きてきたことが、そんな一言の365日×50倍、それ以上に大きな価値でしょう。そんな言葉ごときでグラつかないこころをえてください。
それを学ぶのが仏教、仏道です。
あたらしいところを探してみましょう。世界が広がりますよ?

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

他人に生きる価値は決められない

他人はあなたから得るものがなく役立たずといいたいのでしょう。
そんな自分勝手な意見に耳を傾ける必要はありません。
あなたはあなた自身のために生きているのであって人のために生きてるのではないのです。
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「人間ひとつくらい取り柄がある」
強い者の思い上がった言葉です。
取り柄が何もない人間だっているんです。
そんな人に自信を持て、辛い時ほど笑顔でというのは通用しません。
やってみようかなという気持ちさえ瞬時に否定される、同じ事をして同じ結果を出しても、いや他より優れた結果を出しても、努力したことさえ否定される人間がいるんです。
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弱い人間なりに精一杯生き抜くには
心の垢を落とし身軽になることです。
ひどい評価が垢となってあなたの心を重く曇らせている状態です。
お寺の本堂にいらっしゃい。
ことある毎にあびせられた汚い垢を
仏様に洗い落としてもらいましょう。
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お寺は良い所ですよ。

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有り難し
おきもち

「平等」という嘘を信じるな。 仏はこの世が不平等であり辛苦から絶対に逃れることの出来ない世界であるという。絶対に逃れることが出来ないにも関わらず、「平等」によって或いは「楽」によって人間が救われるというのは矛盾である。 不平等で辛苦極まりないこの世をあきらめ死後に救いを求めるのも人間否定そのものでお話にならない。 平等というのは自分が助かりたいという思いから生まれた自己優先の魔界の教えである。仏教はそうではない。 人を助けることを優先にすれば自分も救われるという考えだ。 人のために活きることで不平等が不平等でなくなり、辛苦が辛苦とも感じなくなるのである。 世のため人のために働いてみる。 「有り難う」 その言葉で、人はそれまでの苦労が苦でなくなるのである。 これが仏教の真の教えである。 生温い癒やしなどまったく意味がない。 積極的に人生を切り開くための教えに耳を傾けるべきである。 お寺やこのようなサイトの利用は一回にとどめなければならない。何度も相談するということは、まったく良くない傾向である。 お坊さんから聴く「仏の教え」によって生きる力を得て、二度とお寺に相談する必要がない幸せな人生を手に入れて欲しい。 本来ならば実際にお寺に足を運び相談すべきである。ここでご縁のあったお寺さんに必ず足を運ぶべき。それが億劫ならばその程度の悩みだということ。本当に切羽詰まっている人は必ずお寺に足を運ぶ。 その観点からご自身の悩みがどの程度のものなのかを推し量ってみることも有効であろう。 それと仏の教えが必要のない質問は無視する。なんでも応えてくれると思ったら大間違いだ。

価値のあるなしを言う前に存在しています

誰しも価値があるかないかと言えば、ないのかもしれません。一般的には、生きる価値が誰にでもあるというようなことを言いますが、価値というのは、人の考えたものにすぎず、人によって違うもの。
そんな不安定なことは、信じる必要がありません。

そんなことに振り回されることもなく、存在しているという事実があるわけです。
それで十分。人がなんと言おうと、あなたは生きています。それでいいのです。仕事上で、思い通りに行かないこともあるでしょう。
人に何か言われてしまうこともあるのかもしれません。

しかし、そうした言葉にも動じない生き方が仏道にはあります。救われた道です。
是非、仏道を学び、自分を知ることを実践してみてください。

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個別相談可能
禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す事で、ちょっと楽になれます。悩みの根本に気づき、明るく爽やかに生きていきたいですよね。 私自身、禅との出会いにより救われた一人です。皆様に少しでもお伝え出来たらと思います。 人は自分の都合を立てて物事に向き合うところがあります。私の回答も期待していたものと違うことがあるかもしれません。その時に素直に聞けるか、回答の内容を否定的に聞くかで救われるかどうかが変わります。疑問は出てくると思います。その時はご相談ください。
ご相談時間は不定期なので、いくつかご都合を教えてください。 ◆小学校教員もしています。子供、家族、ご自身のことお話をお聞きします。 ◆禅のおかげで私も救われました。禅の教えを基に「思い通りにしたい」という自分の都合や価値観から生まれた思い込みをほぐしていくお手伝いをします。 ◆仏教は人生を豊かにしてくれることを感じてくだされば嬉しく思います。

子供の頃に見られなかったものを見られた価値

日本の憲法では、生きる権利はすべての国民あります。
仕事ができなくても、生活保護を受ければ衣食住と医療には困りません。
それで、ささやかや食事を楽しんだり、テレビを見て笑ったり、それでも昔の王様よりはよほど贅沢な暮らしのはずです。
日本で暮らしているということだけでも、すごいプレミアムなのです。
子供の頃に買えなかったものでも、今のあなたなら買えるかもしれません。
あなたの祖父母が行けなかった場所へでも、今のあなたなら行けるかもしれません。
それも充分な価値ではないでしょうか。
見たことのないものを見てみる、それも価値ではないでしょうか。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ