結婚や子育ての心構えと欲の捨て方
「結婚するとはどういうことなのか」、「子どもを作り、育てるとはどういうことなのか」、あまり深く考えていない人が多くて腹が立ちます。きちんと相手を尊重し、人を育てていければいいですが、今いる人たちを幸せにできないで、人を増やせとは無責任だと思うのです。個人は、奴隷ではありません。他人を修行仲間だと捉え、協力して自己を高める。衣食住の補助をしてもらうために、パートナーや子どもがいるわけではないと思うのです。
これも、命の教育や性教育、人権教育をやってこなかったツケだと思います。「子孫繁栄」を願うなら、まずは自分たちのものの考え方や行いを最低限身に付けてから願う必要があるかと思います。
子どもを育てるというのは、「養育しなければ生きていけない人を、自身の生命維持や人との関わり方を教えながら、自立に向けて手助けすること」だと思います。決して、子どもを着せかえ人形みたいに扱ったり、夢を託したりするものではないと思います。人生修行の1つとして子育てはあるのだと思います。だから、大人と子どもが関わることは大事だと思います。お金やものを与えればいいものではないと思います。家訓なり、人生訓なりを持った上で、子どもを育てなければならないと思うのは、私だけでしょうか?
柔軟性のない価値基準は生きていくのに困りますが、判断基準を持っていないと生きていけません。生きる術を教えられず、知識や中身を磨かない学歴をつけることだけ力を入れているために、いろいろ問題が起こるのだと思います。
これは、私自身の生育歴や仕事上いろいろな人を見て感じたことです。私自身、精神面でも身体面でも、パートナーや子どもを持つ自信はないので、しばらくは結婚とか考えていません。一生独身も覚悟しないといけないなとも思っています。両親に、「結婚はいいものだよ」、「人と同じことを経験するのは大事だ」、「家庭があると仕事のやる気が出る」などと言われても腹が立ちます。人の結婚や子育ては、人の人生にも責任を持つことだと思うからです。一方で、家庭のある人を見ると羨ましく思うこともあるので、人並みの家庭を築きたいという欲も捨てたいと思っています。
悪文で申し訳ありません。
お尋ねしたいのは二点です。
(1)結婚すること、子どもを作ることについて、仏教でどのように考えているか?
(2)欲を捨てるには?
宜しくお願いします。
我が強い。保身のために、人を妬んだり、羨んだり、言い訳をしたりする。気持ちに余裕がなくなると、怒ってしまう。愚痴を言ってしまう。過去に学んだことに執着してしまう。未来に対して余計な不安がある。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
おっしゃる通りと思いました。覚悟を持って結婚しお子様を産み育てていきたいものです。
子供を「作る」という言葉が少し気になりました。あなたのおっしゃる通り、子供はお人形さんじゃないですからねぇ。「授かりもの」だと思います。
ブッダの「真理の言葉」の中に、「旅に出て、もしも自分よりもすぐれた者か、または自分にひとしい者に出会わなかったら、むしろきっぱり独りで行け。愚かな者を道伴れにしてはならぬ」とあります。結婚の相手は、お互いに尊敬できる同士であることが大切かと思います。
「欲を捨てる」のは「諦める」ということです。「諦める」は「我慢する」ではなく「明らかにする」という事です。結婚を例に取るなら、なぜ結婚をしたいのか、またはしたくないのか、をしっかり考え、あなたの中で決着をつける事です。結婚することだけが、子供がいることだけが幸せではないと思います。一方で、思わぬ所にご縁があったりするものですよ。
子育てについては、誰もが未熟者だと思います。完璧な人などいませんし、完璧な子育てなどもありません。みんな試行錯誤です。それでいいと思います。
質問者からのお礼
ご回答、ありがとうございました。
「自由に行動するということ」と「欲望のまま行動する」は違うと思うのです。自由というのは、自分の行動に責任を持つということだと思います。そういう点でいったら、私も精進していかなければと思います。
子どもを「作る」という言葉を使ってしまっている私は、まだ子どもに対する人権意識が低いなと改めて気づきました。それを踏まえて、代理出産などは「作る」ということになるのではないかと思います。
ブッタの言葉の中にあることをみんなが実行するとしたら、似た者同士としか結ばれないということになりますね。パートナー選びは自己責任で、相手に対して文句を言えないということになるかなと思いました。また、基本的に、子どもは親を超えることはないと思うので、姑が嫁を虐めたり、逆のことが起こったりするのはおかしいことになるのかなと思います。私も含め、人間は何と愚かなんだろうと思います。
「欲を捨てる」ことに関しては、参考になりました。
自分は未熟者であることを自覚して行動することが大事だと思いました。
たくさんの気付きを与えていただいたことに感謝いたします。ありがとうございました。