家族を苦しめている
初めまして。
Shioと申します。
大学1年の頃から拒食症に陥り、25歳の今までズルズルと病気を引きずっている状態です。
食事は三度とおやつを毎日食べられていますが、残してしまったり、量が少ない、食事前に不安になって母を困らせるなど…
上記のことを親から指摘される毎日です。
昨日、なかなか体重を増やせていない私に両親はもっと頑張れ、普通になれ、わがままだ、お前が家族を苦しめている、家族のためだけに治せなどと怒られました。
最近はやっと病気のことを理解してくれたのかな?
頑張って食べようかな?と自分なりに努力してきたつもりだったのですが、一気に反抗心が出てきてやる気?がなくなってしまいました。
両親が心配して言ってくれているということは本当にわかっています。
でも、すごくショックでした。
迷惑をかけていることは自分が一番わかっているつもりですが、思考に行動が伴わず、家族にストレスをかけてしまっています。
何で普通に食事ができないのか?怖いのか?と考える反面、
普通って何だろう?自分の気持ちは聞いてくれないのか?とモヤモヤして相談させていただきました。
こういう出来事や怒られることがあるといつも消えてしまいたい、何で生まれてきたのだろう?と考えてしまいます。
そしていつもビクビクといろんなことに怯えながら生きています(特に人の顔色)。
治したい!食べて健康になりたいという想いが完全にないわけではないのですが、以前に比べ弱まっています。
どこかに今のままがいい、太りたくないという想いがあるんだと思います。
一人暮らしも考えましたが、家族から止められています。
そして、情けないことにとても臆病な人間なので止められていなくても実行に移すことができないのではないかと思います。
そして、私は家族のことが大好きです。
食事や病気についての話題じゃなく、ニコニコと話しかけられたときが一番嬉しいのです。
どうすれば食べることへのこの凝り固まった思考や拘りを解していけるのでしょうか?
また、今後家族と付き合っていくには、家族を楽にしてあげるのは?どんな自分でいればいいのか知りたいです。
長々とすみませんでした。
御回答いただければ幸いです。
よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
今の自分から、一歩だけ踏み出してみませんか…
『私は家族のことが大好きです』…このお言葉を、僭越ながら嬉しく有り難く読ませて頂きました。そのお気持ちあれば、大丈夫ですよ。無責任な表現で恐縮ですが、『「拒食症」という病気が治ろうが治らまいが』、あなたはちゃんと生きていけますよ。
ご両親の『もっと頑張れ、普通になれ、わがままだ、お前が家族を苦しめている、家族のためだけに治せ』…といった厳しい言葉はあなたへの愛情の裏返しなんでしょうね。
でも愛情あればこそ、ご両親にあなたの病気をもっとよく知ってもらいましょう。書籍等で、又ネットでも病気について多くのことが学べるはずです。そしてその時、ご両親のあなたに対する言葉、関係性は大きく変化していくことでしょう。結果としてお互いの理解が深まり、今よりきっと安らいだ暮らしが出来るようになります。そしてそのことはあなたのご病気にも大きくプラスになります。
あなたはご両親のことが大好きなんですね。でも、それと同じくらい、いえ、それ以上に御自身を好きになりましょうよ。鏡見ましょうよ…つらいでしょうけれど。今のあなたは御自身で見てどうですか、御自身にはどう映っていますか。
実は、仏法とは「鏡」なのです。自分を見る鏡です。御自身の外見だけでなく、中身まで映し出してしまう鏡です。そして、もっと端的に申せば、仏教は自分自身を第三者の目線で見せてくれます…つまり仏教とは「自身の客観視」なのです。
一番知りたい、でも最も見たくない「自分自身」ですが、自分なのですからどうあっても逃げられません。付き合っていきましょうよ。付き合える存在にしていきましょうよ。
ご両親でなく、周囲の人間でなく、あなた自身をもっとよく見つめて下さい。そして自分に出来ること、為すべきことを探し出して下さい。そして勇気を出して今の自分から「一歩だけ」踏み出して下さい。
大丈夫です。ご両親が付いていてくれます…もちろん仏様も御一緒下さり、支えて下さいますよ。
質問者からのお礼
小林様
この度は回答ありがとうございました。
今までこんな風に他人に相談したことがなかったため、
お返事いただけてとても嬉しかったです。
補足なのですが、父は精神科医で同じ病気の患者さんのことをよく診てきたため、専門的な知識は豊富です。
したがって自分の娘にはどのような接し方をしていいのか混乱するのだと思います。
私自身も患者として診て欲しいのか、娘として見ていて欲しいのかよくわかりません。
また、回答にもあった通り、昔から自分のことが好きになれません。
外見も内面も自信というものが欠如しています。
しかし、このような病気になってもなかなか治らないのは、痩せてきた頃に外見を褒められた喜びを手放したくないことや、また前みたいな自分に戻りたくないという想いが強いからなのかなと思います。
なんだかんだ言って自分が一番大事なのかなと。
こういう自分も大嫌いだし、わけがわからなくなってしまいます。
小林様の言ってくださった通り、今一度自分と向き合ってどうしたいのか
じっくり考えるべきだとは思います。
でも、今は少し疲れたので考えることをやめたいです。
いつかこの悪循環から抜け出すことができますか?
頑張るを口だけじゃなく行動に移せるように
努力するという想いが再び強くなることを望んでいます。