散骨は障りがあると言われた
再婚した父がこの度末期ガンになり、そう永く生きられないと言うことになりました。
父とは10年くらい付き合いがなかったのですが、そのような状態だと連絡があり
必然的に亡くなった後の話になりました。
私は散骨でいいと思う。といったところ、数日してから再婚相手の方から、散骨は孫子に良くないことが起こるからやめた方がいいと言われました。
そんな事を言ってたら世の中不幸な人ばかりになるではないかと思うのですが、散骨はしない方がいいのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
障りはないですが…
葬送・埋葬の方法如何自体によって孫子に障りがでるということはありません。
つまり、散骨したからといって、それが原因で孫子に良くない事が起こるということはありません。
しかし、葬送・埋葬の方法について、孫子がどう思うかという心理的作用によって孫子に影響があることはあり得ます。
つまり、先祖の埋葬方法が散骨だったと知った孫子が自身に起きている、あるいは今後起きる自身にとって都合の良くない出来事の原因を散骨のせいと考えることは有り得ます。
良い悪いの判断基準というのはその人個人の都合です。
そして死や葬送・埋葬方法は死者本人ならびに本人の近親者だけのものではありません。後の代の孫子にもルーツとして影響を及ぼすものであります。
つまり、相当の数の人が「自分の都合」を判断基準としてある人の死についてや葬送・埋葬方法について考える可能性があるということです。
そういう意味では「散骨」という方法を選択するにあたっては相当の配慮が求められるものと思います。
また、ご存知かとは思いますが「散骨」にあたって法律やモラルの面で中々簡単ではないことがございます。よくお調べの上、有縁の皆様と協議してご検討ください。
※下記などインターネット検索するだけで色々と出てきますので参考に。
自分で散骨できる場所と方法・法律を含む注意点
www.sankotsu-umi.jp/news/449/
あわてずに
拝読させて頂きました。
散骨によりさわり祟りがあることはないです。しかし散骨してしまった後残された家族があとあと後悔する場合があるようです。
お墓は人の骨を法的に認められたところに埋葬することで法的に安心であると共に残された家族が亡くなったご先祖様やお祖父様お祖母様や親や大切なご縁のある方々をお参りに行って心からご供養なさったりできることを提供して心から安心できるような役割を担っています。
そういう意味で散骨してしまいますとどこにお参りに行けばいいのかわからなくなるという気持ちになってしまうようです。
散骨なさるにはなかなか法的にもグレーな部分もありますからじっくりと皆さんでご相談なさって頂き、あわてずに冷静にご判断なさって下さい。
また今大切なことは残された限りある時間を皆さんでしっかりと共にお過ごしなさることが大事です。後から後悔しても始まりません。どうか今このひと時ひと時をお父様にお向き合いなさりお話なさりできることをなさって下さい。
皆さんがお父様と共に残された時間をお健やかに充実して生き抜いていかれますようにと心よりお祈り申し上げます。
仮にお亡くなりになられてもご納骨はあせる必要はないですからね。まずはしっかりと心を込めてご供養なさることが大事です。