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散骨は障りがあると言われた

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有り難し有り難し 23

再婚した父がこの度末期ガンになり、そう永く生きられないと言うことになりました。
父とは10年くらい付き合いがなかったのですが、そのような状態だと連絡があり
必然的に亡くなった後の話になりました。

私は散骨でいいと思う。といったところ、数日してから再婚相手の方から、散骨は孫子に良くないことが起こるからやめた方がいいと言われました。
そんな事を言ってたら世の中不幸な人ばかりになるではないかと思うのですが、散骨はしない方がいいのでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

障りはないですが…

葬送・埋葬の方法如何自体によって孫子に障りがでるということはありません。

つまり、散骨したからといって、それが原因で孫子に良くない事が起こるということはありません。

しかし、葬送・埋葬の方法について、孫子がどう思うかという心理的作用によって孫子に影響があることはあり得ます。

つまり、先祖の埋葬方法が散骨だったと知った孫子が自身に起きている、あるいは今後起きる自身にとって都合の良くない出来事の原因を散骨のせいと考えることは有り得ます。

良い悪いの判断基準というのはその人個人の都合です。

そして死や葬送・埋葬方法は死者本人ならびに本人の近親者だけのものではありません。後の代の孫子にもルーツとして影響を及ぼすものであります。

つまり、相当の数の人が「自分の都合」を判断基準としてある人の死についてや葬送・埋葬方法について考える可能性があるということです。

そういう意味では「散骨」という方法を選択するにあたっては相当の配慮が求められるものと思います。

また、ご存知かとは思いますが「散骨」にあたって法律やモラルの面で中々簡単ではないことがございます。よくお調べの上、有縁の皆様と協議してご検討ください。

※下記などインターネット検索するだけで色々と出てきますので参考に。

自分で散骨できる場所と方法・法律を含む注意点
www.sankotsu-umi.jp/news/449/

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はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
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あわてずに

拝読させて頂きました。
散骨によりさわり祟りがあることはないです。しかし散骨してしまった後残された家族があとあと後悔する場合があるようです。
お墓は人の骨を法的に認められたところに埋葬することで法的に安心であると共に残された家族が亡くなったご先祖様やお祖父様お祖母様や親や大切なご縁のある方々をお参りに行って心からご供養なさったりできることを提供して心から安心できるような役割を担っています。
そういう意味で散骨してしまいますとどこにお参りに行けばいいのかわからなくなるという気持ちになってしまうようです。
散骨なさるにはなかなか法的にもグレーな部分もありますからじっくりと皆さんでご相談なさって頂き、あわてずに冷静にご判断なさって下さい。
また今大切なことは残された限りある時間を皆さんでしっかりと共にお過ごしなさることが大事です。後から後悔しても始まりません。どうか今このひと時ひと時をお父様にお向き合いなさりお話なさりできることをなさって下さい。

皆さんがお父様と共に残された時間をお健やかに充実して生き抜いていかれますようにと心よりお祈り申し上げます。

仮にお亡くなりになられてもご納骨はあせる必要はないですからね。まずはしっかりと心を込めてご供養なさることが大事です。

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Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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「お遺骨」問答一覧

遺骨を預かってもらうお寺

子どもの遺骨を預かってもらうお寺について悩んでいます。ここで詳しく書くとお寺と人物が特定されてしまうので控えさせてください。 私の両親はまだ元気ですが亡くなった時に、両親の遺骨と子どもと一緒に先祖も納骨しているお寺へ永代供養と考えています。 まだまだ子どもの遺骨と離れ難いのですが、前に進む方法が見つからず、遺骨を信頼できる近くのお寺に預けたいと考えるようになりました。 子どもが亡くなってから何度かお寺のご夫婦にお会いしました。失礼かもしれませんが、修行をされたとは思えない、人の話を聞く姿勢ではなく自分の家族の話ばかり、お寺を商売と言うことから不信感があります。修行をされてないと感じるのは、百箇日を過ぎた頃、私が四国のお遍路に行き、先達さんから沢山の為になるお話を聞いたからかもしれません。 3時間の滞在のうち2時間半は上記のようなお話、子どもの遺骨のこと、一周忌のことに話をやっと戻すことができ、帰ることができました。 どんなお寺でもおそらく朝晩読経してくださるでしょうし、たとえ門がいつも閉まっている街のお寺でも、私が日中不在の家より子どもにとって良いのではと思い相談に行きました。 小学生のお子さんもいて、お金がかかるという話、高級車2台。妬みかもしれません、所得の少ない私ですが決められた金額を提示されればお布施するつもりです。 もし預かってもらえるとして、本当にこのお寺でいいのでしょうか。子どもにとって、自宅から近くて安心できるのではと思います。このお寺でいいのか、教えてください。

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お墓の遺骨と納骨について

初めて相談させていただきます。 25歳で旅立ってしまった長男の納骨を控えています。 先祖代々のお墓が我が家所有の山の上にありますが、主人が確認しに行ったところ問題がいくつかありましたので相談したいと思います。 我が家は浄土真宗 本願寺派です。 納骨してあるところを開けてみると骨壺に水が溜まっていたり、ビニール袋に遺骨が入れてあったりという状況だったらしいのです。一番最近の遺骨は40年位前に亡くなった主人の祖母のものです。その状況ではいけないと思った主人が骨壺を新たに2個購入してきました。無造作(?)に置かれた遺骨をまとめて新しい骨壺に入れて収めようと思っていますが、それで大丈夫なのでしょうか? また、長男の骨壺は大きいものを用意していまい、お墓の納骨室の入り口から入れることができません。お墓は昔のもので入り口がかなり小さかったようです。 主人は長男の遺骨を砕いて収めるか、2~3個に分けると言っていますが私はそれが納得できずにいます。 早すぎる息子の旅立ちをまだ受け入れられずにいるのも正直な気持ちであり、お墓のことをゆっくり考えながら納骨を先に延ばすこともありかとは思うのですが、49日に納骨をするべきだとも言われて迷っています。 (小さな分骨壺を自宅に置いて49日に納骨することで一度は納得したのですが、お墓の事情が分かってからまた悩んでいます。) 菩提寺の住職は現在お寺には住んでおられず(尼さんで嫁ぎ先の一般家庭にいらっしゃいます)お勤めがある時だけ来られます。お彼岸勤め、お盆勤めはご高齢(70代)ということで、最近はされていません。後継者は今現在いらっしゃいません。そのような状況で相談しにくいと主人は言っており、こちらで相談させていただきました。 長々と書いてしまいましたが、どうかご教授お願い致します。

有り難し有り難し 10
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家での遺骨の扱いについて

初めて質問させていただきます。 昨年末、母が他界しました。 私にとって身内の死は初めてで、また両親は共に親戚もほとんどいなかったので、親父の実家が真宗大谷派であったという記憶をもとにお寺を依頼し、小さなものですがお内仏もネットで必要最低限なものを一から揃え、直葬と先日には49日の法要をあげていただきました。と言ってもお墓もまだないので、お金を貯めてお墓ができたら納骨しようと思っており、それまではお内仏のそばに置いておこうと思っております。 そこで教えていただきたいのですが、家には母が生前に可愛がっていて先に旅立った犬の骨壺もあり、気持ちの整理が出来たらペット霊園に納骨しようと思っているのですが、それまでの間は母の骨壺と犬の骨壺を同じところに置いておいて大丈夫なものでしょうか?それとも別々の離れた場所や別の台などに置いておいたほうがいいでしょうか? 今はお内仏の下の台に母の遺骨を置いており、お内仏の手前に母の写真を置いていて手を合わせております。一般的には動物と人間のお墓は別だとはわかっていますが、一緒にそこに犬の骨壺も入れておき、写真も母の隣に置くと母も喜ぶのかなとも思い、お坊さんの見解をお聞きしたく、質問させていただきました。 よろしくお願いします。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ