hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

お坊さんになるのに運転免許、PC操作、その他は必要ですか?

回答数回答 4
有り難し有り難し 51

将来お坊さんになりたいハルソラと申します。

お坊さんをしていく上で仏教への信心と学びが必須なのは言うまでもありませんが、それ以外で必要なスキル(またはあった方が良い)はありますか?

法事、お葬式、お彼岸での移動に車が必要そうですし、情報化社会においてはパソコン操作のスキルも求められそう。

御朱印を書いたり、お知らせの掲示をするのに書道の腕前もあった方がよいですよね。

普通の社会生活をしているうちに、なるべく身に付けたいと思いますが、お坊さんになってから必要に応じて身につけるのもあり何でしょうか?

ご教授よろしくお願い致します。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

出来ることが多ければ可能性は増えます。

ハルソラさん、初めまして。

おっしゃる通り、パソコン操作や車、バイクの運転免許、書道の腕前があるに越したことはありません。
英会話や経理計算、日曜大工、デザイン、プログラミング等のスキルも然りです。
法話や布教をする上で教養も身嗜みも快活な声や滑舌も大切です。

当たり前ですが、出来ることが多ければ可能性は増えます。
お坊さんになってから必要だと思うことを学ぶのも勿論ありです。
我欲という色眼鏡を外せば世の中に無駄な物はありません。
正しい心をもってすれば、身につけた知識は必ず役に立ちます。

ですが、本当に大切なのは貴方が何故お坊さんになりたいか、お坊さんになって何をしたいかだと思います。
(信仰云々、学び云々は大前提なので省略します)

光禪師も触れられていますが、お坊さん、僧侶は職業ではなく生き方です。

お坊さんと呼ばれる方達の職業は宗教活動家、宗教法人代表役員、宗教法人職員です。
一方で、学校教師や会社勤めなど他の仕事をしながら僧侶として生きられる方も多くおられます。

貴方はどのようなお坊さんになりたいのでしょうか?
きっと貴方の心の中に答えはあるかと思います。
また、自ずと進む道、やるべきことが見えてくるかと思います。

頑張ってください。応援しております。

余談ですが、僧侶として各本山(各宗派の中心となる大きなお寺)や各地域の大きめのお寺に務めることを希望する場合、普通運転免許はほぼ必須です。
小型バイク、中型バイクの免許と書道や語学やその他資格特技があれば優遇されたり有利な条件で雇用されます。参考までに。。。

合掌(^人^)

{{count}}
有り難し
おきもち

未だ愚迷凡夫の身ではありますが、皆様の一助になるようなお答えができれば幸いです。 私自身、いわゆる「お寺の息子」として生まれましたが、小さなお寺ということや両親の教育方針もあり、感謝すること、仏様、お大師様に手を合わせることの大切さは教えられてきましたが、後継者としてのプレッシャー等は全くありませんでした。 実際、当初は仏門に入る心づもりなどなく、仏教とは関係のない分野の理系大学に進学し、在学中に起業。 仲間とIT系の会社を立ち上げたり、飲食業や人材派遣などの運営企画に携わる傍、ディスコやクラブのDJやバーのマスター、占い師(手相、姓名判断、九星気学、宿曜)としても仕事しておりました。 が、その中で思うことが度々あり僧侶を志し、お大師様とご本尊様のご加護のもとご縁に導かれ仏門に進みました。 今もいつもお大師様とご本尊浪切不動明王様方にはお導き頂き、助けて頂いております。 (趣味程度ですが、暦の研究や宿曜経の読解、気学をメインに占いは現在も嗜んでおります) 「目に見える世界」「目に見えない世界」を共に大切にして釈尊の末弟、宗祖弘法大師空海の末弟として、真言僧侶の立場、金剛乗仏教・密教の観点からお答えさせていただきます。 皆様からの相談を通じて、また他の僧侶の皆様のご回答を通じて多くを学べればと思います。 皆様との御法縁に感謝して精進してまいります。 煩悩即菩提 即事而真 当相即道 また自坊(金剛寺)では護摩祈祷会や阿字観体験会(阿息観による密教瞑想体験)も開催しております。 また自治体や地元社会福祉協議会様や企業、団体様より依頼を受けて法話(講話)や瞑想指導を不定期で行っております よろしくお願いいたします。 合掌
可否が時期によります ご相談ください

どんな生活であれ、今の目の前の生活や人間関係に一所懸命に取り組むことです。
その人生経験が後々お坊さんとしての個性になります。

{{count}}
有り難し
おきもち

曹洞宗副住職。タイ系上座部仏教短期出家(捨戒済み)。仮面系お坊さんYouTuber「仏教・お寺ch 大慈」。 【現代日本仏教最大の課題のひとつはコミュニケーション不足】をミッションに10年以上、インターネット上で情報発信をしています。 YouTubeでは仏教の教えや読経だけでなく、お寺の真相やお坊さんの生活が分かる動画を配信しています。(リンクは↓のURL)

お坊さんはお仕事じゃないのであまり関係ないと思います。自転車のお坊様もいますし、手書きのお坊様もいます。

{{count}}
有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoha回答僧登録。 好きな言葉は「和顔愛語」。和やかな顔と思いやりの言葉という意味です。曹洞宗開祖道元禅師は、愛語には世界を一変させる力があると仰っています。回答には厳しい言葉を入れることもありますが、相手を思いやる気持ちがあってこその言葉と捉え、受け止めていただきたいです。 ※質問の答えについて、話の大筋は変えませんが、投稿してから誤字脱字を直したり、内容をよりわかりやすくするため、若干加筆修正することがあります。ご了承ください。 ※「お礼」は必ず拝読していますが、それに対して回答の追記は原則しないことにしています。ご了承ください。 ・回答する件数は減っていますが、ほぼ全ての質問とつぶやきに目を通しています。
話すのが苦手なので、原則不可とさせていただいています。どうしても!という場合は運営さんに問い合わせてみてね。

お坊さんも専門がいろいろあるので

お坊さんの中で、たまたま皆さん方が目にすることが多いお寺のご住職をされている方でいえば、早い方は小学生・中学生のうちから得度して僧侶になっています。もちろん大学在学中にという方もいます。
ですから必要なスキルをつけてから僧侶になったのではなく、僧侶になって、自分の進むべき道に応じてスキルをつけていっている方の方が多いと思います。
それにお坊さんにはなっても法事やお葬式にかかわることが無いお坊さんもいます。儀式の雅楽演奏が専門であったり、教学研究が専門であったり、伝道布教で各寺院等に講師としてお話をしに行くことが専門であったり、あるいは宗派の職員になって会社と同じ経理や総務の仕事をしていたりとかもあるのです。海外開教など英語のほかポルトガル語など現地の言語を身につけて海外寺院に赴任する僧侶もいます。
弁護士の僧侶もいれば医師である僧侶も税理士である僧侶もいます。
将来どうなりたいという希望やイメージをもつことはかまいませんが、現実の僧侶世界の活動情報を得ることと、この娑婆世界で生活をして生きていくて道とを両方うまくお考えになった方が良いと思います。
お坊さんは基本的に仕事ではないので、少なくとも生活の糧としては別の仕事をもっている兼職的な僧侶が多数だということも知っていた方が良いでしょう

{{count}}
有り難し
おきもち

浄土真宗本願寺派 布教使 60歳 私はお寺に住んでいません。横浜市在住。 所属寺院法務・近隣寺院のお手伝いと法話会等の講師としてお話に行くのがメインです。 僧侶は職業ではなく生き様です。 妻は一人だけ(看護師)、 娘三人 長女(既婚別居・看護師)、     次女(既婚別居・保育士)、     三女(既婚別居・介護福祉士)

質問者からのお礼

お坊さんが職業ではなく、生き方だというのはまったくその通りだと思います。

様々なスキルがあれば、何かしらの役にたちそうですが、お坊さん生活の実情をもっと知る事が大切ですね。
それは今後模索していきます。

私がお坊さんになるのは(なれたら)それは良き仏縁のおかげだと思います。

ここで頂いたご回答もまた良き仏縁。ありがとうございました!(^人^)合掌

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ