心が不安定です。
今年の初めに彼女に振られました。
結婚を誓ってしばらく同棲もしていましたが、相手を真に想いやる事ができず、我を出しすぎて傷つけてしまいました。束縛のような事です。
それから相手の気持ちは離れ、私は何とか続けていきたいと懇願しましたが、都度子どものような態度で接してしまい相手の離れる気持ちを加速させてしまいました。
将来を考え、今後の計画を思い描いていましたが、叶わず、振られてしまいました。
それからは友人として接してくれて、程々の付き合いをしておりましたが、諦めきれず、やはりまた気持ちを押しつけて、深く傷つけてしまいました。
何故上手く愛せなかったのか、こうしていればという後悔。希望の無くなった今後を考えてしまい精神的に落ち込んでしまっています。
今はしっかりと相手から離れなければ迷惑と考え頑張っていますが、離れたくない、離れなければという気持ちが葛藤し心が安定しない状況です。
ひどい時には生きている事さえ辛くなります。
こんなお恥ずかしい悩みですが、何かお言葉を頂けたらと思い投稿いたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたは、恋人に何を求めますか?
大好きで、大事で、必要だと思っている人が、離れていってしまうのは、辛いわねぇ。。。
同棲まですると、相手の全てが見えるからねぇ。ついつい干渉してしまうものですねぇ。
相手を、対等に扱いましたか。
尊重しましたか。
束縛のようなことと、おっしゃっていましたが。一緒に生きて行く人には、対等性が感じられないと、信頼関係が築けません。
自分が助け、自分が守り、自分が愛していくんだ、自分についてきてほしい、そんな想いが強くなると、知らず知らずのうちに相手を独占、束縛してしまうのです。
相手の女性が、どんな理由で離れていったのかは、私には分かりませんが。
ただ、あなたは、恋人に何を求めますか?
やがて嵐は静まる
お恥ずかしい悩みなんてことはありません。いくつになっても愛別離苦は耐えがたいものです。
彼女さんに振られたことや、その後友人関係になってからも傷つけてしまったことに深く後悔し、ご自身を責めておられるのですね。そして、ああしていれば、こうしていれば、なぜできなかったのか、という思いへのとらわれの中におられるのですね。
お辛いですが、あなの離れたくないという思いに関わらず、現状としては離れなければならない、いや、もうすでに離れているというのが事実なのでしょう。
そんな中で心が安定しないとおっしゃりますが、心は安定することなどありません。降りかかる縁によって感情は大きく揺さぶられます。
ですから言うならば、その感情の波が揺れる事がないのではなく、揺れてもまた戻るということが「心の安定」ということなのでしょう。
さて、失恋の波はそれほど小さいものでしょうか?愛する人と別れたのに、すぐにフラットな心に戻るなんて難しいでしょう。それほど彼女さんの存在が大きかったということです。
大いに泣いてください。
ご友人と語り合い、思いを共有するのもよいでしょう。映画や音楽や本の失恋エピソードに自分の体験を重ね合わせ、「物語(他者世界)」を通して事実を受け止めていくのもよいでしょう。
荒れた海でもやがて嵐はおさまります。今は大荒れな波でもいいのではないでしょうか。大いに揺れて、だんたんと揺れ幅が小さくなっていくその時まで…そのままでいいのです。
あなたがへたくそだった訳ではない、これは価値観の問題です
辛い体験をされましたね。
あなたにも非がありましたが、多かれ少なかれ男女の関係には依存が生じます。
何度も復縁を試み、その度に拒否される。
どれだけ、男として情けなくもあり、苦しかったことでしょう。
あなたはまさに、絶望に疲れ果て、荒野を独りで歩く男です。
そんな中、すがる想いでこちらに相談されたのでしょう。
まず、相手に迷惑をかけた、傷つけてしまったと思うのをやめて下さい。
生きていれば、必ず誰かには迷惑をかけます。
これはもう、あなた自身であり変えようのないこと。
お互いの価値観が合わなかっただけで、あなた自身はサイテーの人間ではないのです。
この苦しみから解放されるのは、日にち。
日にちしかありません。
これで、一応の解決はします。
そして、解決した後に振り返って下さい。
どこがいけなかったのか?
改善点は?
そもそも自分と価値観の合う女性とは?
あなたはあなたらしく生きればいい。
これをただの失敗とせず、貴重な人生経験だと思って下さい。
僧侶の先輩の言葉です。
「男は失恋した数が多いほど磨かれる」
少なくとも、私もそう思います。
質問者からのお礼
吉武様 中田様 海老原様
ご連絡遅くなってしまい申し訳ありません。
目頭を熱くしながら拝読させて頂きました。
温かいお言葉、本当に有難うございます。
私は彼女に安心を求めていたのかもしれません、それこそ心の安定ですね。
自分の不安な気持ちを、沈めてくれと、甘えていたんだと思います。
はじめは小さなその気持ちがどんどんと、大きくなり、傷つけてしまったと。
心の揺れのお話を頂きましたが、別れた後はその大きな揺れさえ彼女に止めて欲しいと思っていたようです。
未熟者、です。
しかしそんな私ですら、良いんだよと、自分らしくと仰って頂ける。そのお言葉が私の気持ちを優しく律して頂いている事に感謝せずにはいられません。
まだまだ心は揺れています。
しかし、頂いたお言葉を、一つ一つ振り返りながら揺れが収まるのを観ていようと、今はただただそう思います。
しっかりと生きなくてはなりませんね、頑張ろう。
また御縁がございましたら、お話させて頂きたく存じます。
皆様、本当にありがとうございました。