hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

母を悲しませるのが怖い

回答数回答 1
有り難し有り難し 22

病気で手術することになりました。

幼い頃に母親が家を出て行ったことがあるせいか
この年齢になっても母親に対する執着がひどいような気がします。

母親が本当に私のことを大事に思っているのか
まるで思春期の子供のようにその愛情を試したかと思うと
自分が母よりさきに死ぬことになったら
母はどれだけ悲しみ、苦しむのだろう。
ひとりぼっち(父はすでに他界しています)で
寂しく生きていくのだろうか。
誰が母の葬儀をあげてくれるのだろうか。
もし、母が孤独死するようなことになったら

と考えるとどうしようもなく怖くなります。
母も私を置いて出て行ったという負い目があるらしく
必要以上に私の面倒をみてくれます。
互いに依存しすぎているのかもしれません。
分かってはいても、母の手を振りほどくことも
母の悲しそうな顔を見るのも耐えられません。

今回の手術でも自分が死ぬことよりも、母を残していくことに
どうしようない恐怖を感じるのです。
手術自体は簡単なものですが、

もしその過程でほかの悪性の何かが見つかったら…
もし手術が失敗したら…
もし術後の回復が芳しくなく、大きな障害をおったら

母は悲しむだろう…と考え、涙が止まらなくなります。
いったいどうしたら、この執着を手放すことができるのでしょうか。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

どちらが先でも、同じ お浄土へ。それが仏様の願い。救い。

そうですか。。。いろんなことがあったけれど、親子の絆が、あなた達を結んでいるのですね。
生きていたら、いつだって不安は尽きません。それは、あなただけではありませんよ。人間は皆、執着を断ち切ることができない。繋がりの中で生きているからです。
離れたくない、別れたくない、死にたくない、そう願うから、誰だって 苦しい。
人生は、苦ですね。

だから、そこに仏様の救いがあるのです。
救いたい、私の浄土に生まれておいで、これが阿弥陀如来の願いです。

私もね、大切な人がいる。
いつまでも、叶うことなら、ずっと一緒にいたい。でも、命は儚いことも、知っている。
だから、この世で命終えたあと、お浄土に参らせてもらいたい。そしたら、必ず 必ず、大切な人に遇えるのだから◎
そう願ってくださる阿弥陀さまに、私は この命をおまかせして 生きています。
頼るは、阿弥陀仏です。
南無阿弥陀仏なもあみだぶつ と、お念仏の毎日です。

あなたの命も、お母さまの命も、これから先も ずっと一緒でいられるとしたら。一緒でいられる場所があるのなら。
あなたも、仏様に 頼っていきませんか。

手術、不安でしょうね。
私も念じております。
あなたの これからを。
お母さまとの これからを。

{{count}}
有り難し
おきもち

個別相談可能
はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として、慌ただしく過ごしております。 ◆ゲートキーパー ご相談 駆け込み寺 (訪問は要予約。まずはメールでお問い合わせください) ◆ビハーラ僧、終末期ターミナルケア、看取り、グリーフケア、希死念慮、自死、産前産後うつ、育児、DV、デートDV、トラウマ、PTSD、傾聴、手話、要約筆記、電話相談員、小学校支援員としても、サポートしています。 ◆一般社団法人『グリーフケアともしび』理事長 【ともしび遺族会】運営 毎月 第1金・昼夜2回開催(大阪駅前第3ビル) 14:00〜,18:00〜 お問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com *この活動は皆さまのご支援により支えられております。ご協力をよろしくお願いします。 ゆうちょ銀行 口座番号 普通408-6452769 一般社団法人グリーフケアともしび ◆『ビハーラサロン おしゃべりカフェひだまり』 ビハーラ和歌山代表 居場所運営 問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com ◆GEはしもとサピュイエ 所属 (Gender Equality 誰もが自分らしく生きることができる社会をめざして)DV・女性支援 ◆認定NPO京都自死自殺相談センターSotto 元グリーフサポート委員長(2018〜2024) ◆保育士.幼稚園教諭.小学校教諭. レクリエーションインストラクター 10年間 保育 教育の現場で 総主任として勤めた経験も生かしつつ、お話できることがあれば 幸いです。 いつも あなたとともに。南無阿弥陀仏 ここでは、宗旨を問いません。 まずは、ひとりで抱え込まないで。 来寺お問い合わせは⬇️こちらから miehimeyo@gmail.com ※時間を割いて、あなたに向き合っています。 ですので、過去の質問へのお返事がない方には、応えていません。お礼回答がある方を優先しています。 懇志応援も宜しくお願いします。 ※個別相談は、hasunohaオンライン相談より受け付けています。お寺への いきなりの電話相談は受け付けておりません。また夜中や早朝の電話もご遠慮ください。 法務を優先させてください。
午後から夜の時間帯は都合がつけやすいです。特に21:30以降は、たっぷりとした時間が取れます。 ◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。 言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。 ◆自死で大切な人を亡くされたり、死別により 死が受け入れられなかったり、心の整理がつかない方へ。30分ずつでも、オンラインで定期的に気持ちに向き合っていきませんか。吐露したり泣ける時間も、大事なグリーフケア 。 ◆個別電話ってドキドキして勇気のいることだけれど、声が届くから、聞こえてくるから、ちゃんと繋がっているようで、そばにいるように安心出来ることもあります。 ◆ 終末期ターミナルケア、看取り、希死念慮、自死、グリーフケア、トラウマ、PTSD、子育て、産前産後うつ、不妊、傾聴、手話、要約筆記者 としても、サポート ◆出来るだけ希望時間にお応えしたいと思いますが、午前中は毎日 法務があります。 (相談は、hasunohaオンライン相談より受付下さい。お寺へのいきなりの電話相談は受けていません。法務が優先なので) ◆一人で悩まないで。待っていますね(﹡´◡`﹡ )

質問者からのお礼

お忙しい中、ありがとうございます。
「死」や「別離」にだけ目をむけるのではなく
あの世でまた逢えるのだと信じ、生きている今を懸命に…と思います。
本当にありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ