新興宗教にのめり込む母との付き合いかた
初めて投稿します。生野と申します。
母が仏教系の新興宗教の信者になってしまいました。
今後の母とのつきあい方に悩んでいます。
その宗教は以前私や妹も勧誘されたことがあるのですが、
私たちは仏教徒だし(熱心な訳ではありませんが、家が仏教徒なので)
また、教義の内容が信頼できないと断ったのです。
しかし、母は勧誘にあっさり乗ってしまい、
家族に相談なく入信してしまいました。
その新興宗教は、勧誘に関して逮捕者が出たこともあるところだったので、
家族は反対しました。
また、その宗教は信者以外のお葬式への出席を認めないそうで、
家族の葬儀にも参列できないと言われました。
詳しくは聞いていないのですが、
神社仏閣での七五三や結婚式もだめなのだと思われます。
家族の節目の行事より、自分の信仰が大事なんて悲しいです。
私は「やめないなら縁を切る。孫(私の子供)にももう会わせたくない」
と言いましたが、母は折れず、私は現在母と絶縁状態です。
母はマルチまがいの高価な健康食品や、高額な商品を売りつける気功、
その他諸々にもはまったことがあり、昔から人にいいと言われたものを疑わない、
よく言えばピュアなところがあるのです。
それを見てきた私は、今回の母の選択が母や周りの人たちにとって
良いものだと信じられません。
そして、母は宗教に関わる機会が増え(宗教的な行事に参加する等)
最近はライフスタイルそのものが変わってきているようです。
人の信仰に口出しすべきでないのかもしれませんが、
母のことが心配なのです。
母と絶縁しているのがいい状態でないのはわかります。
今後どのようにつき合えばよいのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
アナタがお母さんを「わたくし」しない愛を持つこと
※今回のお悩みは、お応えできかねますが、精神面のやわらぎとしてあなたがお母さんに対する気持ちが、本当に金銭抜きでお母さんを守りたいのかどうか、をお尋ねいたします。
不快に思われるかもしれませんが、私の身の回りにもこういうケースが現実に起こっています。
あなたのお母さんは、確かにあなたのお母さんでした。
でも、おそらく、無色透明で自分がなかった。だから何かを探していた。
あなたとのいさかいやすれ違いもあったはずです。
お母さんは求めていたのでしょう。
自分が自分の寂しさや空虚さを埋めてくれる何かを。
たまたま、やさしい人たちがいた。だましている人たちかもしれない。
でも私(お母さん)にとっては(娘にも求めたが得られず)私が求めている愛のカタチとピッタリ同じものをくれた方々だった。
「人間は、母親を所有できない。母は母で一人の自分の人生を選択をできる私とは個別の一人の人間である。」
娘である私は、母の意思を尊重することもできる。
ただし、家族の心情として、どうしても許せないことがある。
おかしいと思ったならば全力でお母さんを守ればいい。
時間がたてばたつほど、どんどんお金は教団に持っていかれるでしょう。
通帳を取り上げてしまう?のもいいでしょう。
でもそれはお母さんよりも通帳が大事なのかも?しれない、という乗り越えるべき壁。
だとすれば、実質的にお金を「どうか、お葬式で必要な分だけ、こちらに預けておいてください。後はお母さんの人生ですもの、お母さんの意思を尊重します」と解放してあげればいい。財産遺産も欲しがらない。
お母さんがそうなってしまったのも、あなたとのかかわりの中でそうなってしまった一因もある。いずれこの身は、お母様もあなたもお返しする時が来ます。誰のものでもない。
この世には自分のものは存在しない。何も私することはできないのです。
アナタがお母さんを「わたくし」しない勇気を持つこと。
それがあなたの一度乗り越えなければならない最後の親離れ。
彼らからお母さんを引き離そうと思うならば、一度家族の縁を上の意味において断ち切ることです。「私しない」スタンスです。その上で、教団に立ち向かうほかありまえせん。
アナタが失うものがなくなれば(お母さんだけが大切という一本柱になれば)、存分に引き離せる力になるからです。難事なからんことを祈念申し上げます。
hasunohaではお答えできない質問です。
生野さま
お母様の件、いろいろとおつらい思いをされていることとお察し申し上げます。
しかしながら、大変申し訳ございませんが、hasunohaでは新宗教に関するお悩みにはお答えできないこととなっております。
つきましては、専門の機関にご相談されますことをお勧め申し上げます。
お力になれませんこと、誠に残念ですが、どうかご了承ください。
専門家にご相談をお願いいたします
生野さま
なごみ庵の浦上哲也と申します。
こちらの問題は、高度な専門家でないと対処が難しいことになるかと思います。
「僧侶は専門家ではないのか」とお叱りを受け、また失望をされてしまうかもしれませんが、リンク先をご覧頂ければと思います。
よろしくお願いいたします。
質問者からのお礼
浦上様、井上様、お返事ありがとうございます。
こちらでは相談できない内容だったのですね。
知らずに投稿してしまい、申し訳ありません。
浦上様、リンクを張っていただきありがとうございます。
私も宗教のことを相談できる場所をネットで探してみたのですが、
“専門機関”がどこなのか分からなかったのです。
本人が望んで入ったのでカウンセラーや弁護士は違うし、
宗教関係の相談を受け付けているところもやはり宗教団体だったりして、
どこが信頼できるのかわからず、困っていました。
大変参考になりました、ありがとうございました。