ひき殺しても尚
回答 2
有り難し 25私の父親は、今71歳。最近、運転免許証の更新に行きました。
ゴールド免許です。
でも、父は64歳の時、仕事中に50代の女性をひき殺した過去があります。
法律上、父のせいではない、その女性が飛び出したのが事故死の原因である、ということに。
しかし、私にはどうしても父の心が分かりません。
父は悪くなかったのかも知れません、でも、１人の尊い命が失われたのは事実なのです。
それでも、今回は70歳を越えていましたので、高齢者の講習を受け、見事合格し、新しい免許証も手に出来ました。
それからです。父がやたらと赤信号で突っ走るようになりました。
私が「赤！赤！危ないでしょ！」と言っても、「ワシは国が認めた優良ドライバーなんや！ゴールドなんや！」と危ない運転を繰り返します。
父は、自分が人間を跳ね、ひき殺したときの「感覚」「感触」を忘れてしまったのでしょうか。恐怖に苛まれることはないのでしょうか。
ゴールド免許証になってから、スゴい自信過剰になっているように感じます。
はねて、ボンネットに乗り上げ、窓ガラスがバリバリに壊れる程のひき方をした、その時の「ドンときた生々しい音」「目の前で人が潰れた光景」…私なら怖くて、二度と運転出来なくなりそうですが…どうも父は違うようです。
いつかまた、人をひき殺すのではないか、という不安が頭をよぎります。
最近の荒々しい運転は、酷い。横暴過ぎます。
確かにゴールドです、運転するな！とは言いません。
でも、人の尊い命が１つ失われた(奪った)事実を認め、決して忘れないでいて欲しい。
お坊さま、どういう言葉をかけたら、父が「安全運転」をするようになると思われますか？
時には過去と向き合う必要があると、私は思うのですが…
何を言っても「ゴールド」を主張する父に、私から、あと何を言ってあげることが出来るのでしょうか？
・仕事は資格より素質 ・鬱になろうが５才児ぐらい好奇心旺盛 ・順風満帆な人生より七転び八起きぐらいの人生がちょうどいい
職場で久しぶりに再会した人に「やっぱり～！」と言われることが苦痛
お坊さんからの回答 2件
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質問読ませていただきました。
ご自身のお父さんがそのような状態なら、心配でしょうがないでしょう。
その心中、察するに余りあります。
トラスさんのお父さんに安全運転をさせる魔法の言葉、残念ですが私には思い浮かびません。
「ひき殺してしまった人のこと忘れたの？車は動く凶器だよ。今度は小さな子供をひき殺してしまうかもしれないよ」などと言っても直らないようであれば、正直言葉で説得するのは難しいでしょう。
少し私の経験を話させていただきます。
アルコール中毒の父親を持たれている方がいました。その父親は、アルコールをあまり飲んでいないときは少しまともな方でした。
テレビを見ていたとき、飲酒運転で子供を亡くしたご家族の無念の声を伝えるニュースが流れました。それを見て、その父親は「は～（ため息）、可哀想に」と声を漏らしました。
しかし、またお酒を飲むと、そんなことなど忘れて平気で飲酒運転をして酒やつまみを買いに行くのです。
何度「飲酒運転はやめて欲しい、人殺しと同じだよ」と言ってもやめません。運良く人身事故は起こらなかったですが、モノに車をぶつける事故は何度かありました。
そんな父親が、ある日飲酒運転を辞めてくれるようになりました。直接的なきっかけはわかりません。孫が産まれたことが起因しているのかもしれませんし、病院で肝臓の数値がすこぶる悪く、「このままだと本当に死ぬよ」といわれて怖くなって辞めたのかもしれません。
という方がいらっしゃいました。
トラスさんのお父さんはひょっとしたら、正常な判断ができなくなってるのかもしれません。アルツハイマーなどの痴呆が進行している可能性もありますし、他の可能性もあります。
こんな記事を見つけましたので、よければ参考にして下さい。
https://www.asahi.com/articles/ASKB63J21KB6ULZU004.html
お父さんの運転が、何か良い方向に進むようお祈り申し上げます。
心配ですね
拝読させて頂きました。
そうですね、心配ですね。あなたのお気持ち良くわかります。
因みに
「あなたとの事故でお亡くなりになられた方を心から手を合わせて真心込めてご供養なさってくださいね。
たとえあなたに過失が無かったとしても一人の生命があなたの運転した車との衝突によって失われ、尊い命がそこで亡くなったことは事実です。
もしあなたがその時そこを運転していなければその生命は失われずに済んだかもしれませんし、あなたの運転が徐行運転であったならばそのケガで済んだかもしれません。
もしかしたら今も健康に生きていらっしゃるかもしれません。
もしもではわからないかもしれませんが誰しも人を殺すほどの恐ろしい力をもってしまいます。
どうか細心の注意を払い日頃の運転を心がけてくださいね。
もしあなたがこれから運転によって人の命をあやめれば取り返しはつかないです。亡くなる方や亡くなる方の家族の方々やあなたやあなたの家族も大変辛い思い悲しい思いをしなければならないです。
どうか初心を忘れずに謙虚なお気持ちで細心の注意を払い運転に勤めてください。
繰り返しとなりますが、あなたとの事故でお亡くなりになられた方を心から手を合わせて真心込めてご供養なさってくださいね。そして事故を起こさぬように謙虚に安全運転を心がけるとお誓いなさってくださいね。亡くなられた方はいつでもあなたの運転していらっしゃる姿を今でもご覧になっていますからね。」
ということでいかがでしょうか？
やはり本人の自制が必要ですからね。難しいかもしれませんけれどね。
質問者からのお礼
誠海様、こんにちは。お返事ありがとうございます。やはり難しいですよね…。アルツハイマー等の病気のようであれば、(一応、医療従事者ですので)私が病院に連れて行きます。「精神科」は、偏見の強い父には向いていないので、「物忘れ外来」のようなところに連れて行きます。あとは…少しずつ説得を試みたいと思います。単独事故ならいいですが、もう二度と「人殺し」はして欲しくないので、まだまだいろいろ試してみます！
Kousyo Kuuyo Azuma様、こんにちは。お返事ありがとうございます。私の父には、そのような素晴らしい考え方を受け入れるのは大変困難と思われます。私は、Kousyo Kuuyo Azuma様の考え方が最もだと思います。しかし、父は…ちょっとひねくれていると言いますか…「自分第一主義者」なんです。ちなみに母は「自分が神様」と言っています…。スッゴい二人とも自信満々なんです。たまに、私も、これは「軌道修正」せねば、と思っていますが、なかなか…素直に聞き入れられない性格なので。うーん…もうちょっと、よい方法がないか考え直してみます。人の命、人生がかかっていますので、何とか聞き入れ易い言葉を探し直してみます！
