後悔しないための行動に後悔
度々質問させて頂いております。
後悔しないための行動をとりましたが、その行動に後悔しています。
本当に本当に最低な行動をしてしまいました。
1週間以上連絡がとれなくなった彼氏がおり、何の連絡もとれなくなりました。遊ばれたのだと思い込み、彼の会社に行ってしまいました。そこで、彼の友人に会いに行ってそのことを話してしまいました。そして上の人にも話がゆき、大変なことになりそうです。
その日の夜に彼から連絡があり、そのことについて話しました。本当に忙しかったらしく連絡がとれなかったと。
彼は私を責めることなく、自分も連絡をとらなくてごめんと....。
胸が苦しいです。本当にしてはならないことをしてしまいました。
タイトルの通り、後悔したくない、なにもしないよりはと間違った考えから彼には迷惑をかけ、後悔しています。
何か御言葉を頂きたく思います。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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どんな行動だったのか?を見直しましょう
こんにちは。貴女が(勇気を持って)行動したこと、その結果を真摯に受け止めていることを感じます。
そして、ご自身が保身していることにお気づきでしょうか?
あなたの行った行動(と、それを導いた気持ち)を、私なりに想像しますと
①連絡がとれない→「このまま消滅かな?何もしないで消滅は後悔しそう」
「連絡が取れないのは、(私が悪いのではなく)彼にあそばれたからだ」
→「何もしない、のは止めよう!何か行動しよう!」
…行動の起点は「後悔せぬよう」ですね。しかし次に来たのは「私は遊ばれた」という仮説。
②「よし、この仮説(私の正しさ)を確かめよう」→乗り込む
…どうでしょう、貴女が行動したのは「自分の正しさを証明したい」からだったのでは?
これをね、煩悩と言います。執着です。
③彼が「遊びじゃない。本当に忙しかったんだ」云々言ったとしても、彼が100%シロとも思いません。貴女を大切に思うなら、「忙しくてごめん」のひとことでも、返信すべきです。「本当に忙しかったら、一週間ほったらかしにしても構わないよな?」と言われて「はい」とは言えないでしょう?
④でもね、貴女がそう考えたというのも、理解できなくもないのです。「一週間何も連絡を取らずに平然としている」のは、心配になるに足ること。貴女がもし過去に、同様のパターンで苦しんだなら、なおさらです。
⑤ですから、私から言ってあげられることは
起きていることは、なるべく要約しないで、具体的に順を追って捉えましょう。「後悔したくなくて行動して後悔した」は、言葉としては纏まっていて綺麗ですが、要領を得ません。
仮説を立てるのは思いやりの一種ですが、自分に都合のよい(自分が傷つかない)ものになりがちです。「どうしたの?心配だよ」と、いちおうオープンな質問をして、本人に答える余地を与えて下さい。「昨日の夜、仕事だったの?」という具体的な訊き方は、結構相手を追い詰める、上級者向けの問い方です。
「うまくいかなかったこと」を、「終わったこと」として・失敗談として摘み取り、自分の持ちネタとしてしまいましょう。そうすると、後悔は終わります。「ああすれば良かった、しなければ良かった」と、いつまでも水やりするとグングン成長します。←この喩え、結構好きなんです