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宗派について

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13宗派は本当に仏教の教えに沿っていますか?


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

実践こそ

青空さんはじめまして!
ご質問読ませて頂きました!

本当に仏説(お釈迦さまがお説きになった)かどうか?という事でしょうか?

大乗仏教は仏説ではない。お釈迦さまの仏説は原始仏教だけである。という考え方があります。
仏教の捉え方は人それぞれで結構ですが、
私はお釈迦さまに直接お会いして話を聞いたことでない限り原始仏教とて100%仏説とは言える証拠にはならないと思います。

大乗も原始仏教もどちらも古い経典を拠り所にしているわけで、昨日おとといお釈迦さまから聞いてきた。という人がいない限りどれが仏説でどれが仏説でない。
と議論をすることに私はあまり意味を見出せません。

そんなことは偉い学者さんに任せておけばいいでしょう。

仏教は宗教です。

宗教は学問ではありません。

実践と救いです。

いくら勉強して、真の仏説が〇〇経だ!とわかったとして、その知識に救われるのでしょうか?
辛い現実、悩み、苦しみ等に置かれた時救ってくれるのでしょうか?

13宗派にはたくさんの仏道修行という名の実践があります。

いくら自転車の乗り方を考え、想像しても一向に乗れません。それより乗れなくても、転んでも、乗ろうと実践していれば乗れるようになる。

それと同じ理屈の実践が仏教にはたくさんあるわけです。

どれでもいいから、どれかを続ける。

私は南無阿弥陀仏。
と阿弥陀仏という仏さまの名をすべておまかせしときます。という思いで呼ぶ実践を続けています。

つらいとき、悲しいとき、嬉しいとき、いろんな時がありますが続けています。
そしたら見えることがあるんです。
感じる世界があるんです。
安らぎがあるんです。

それは体感するものです。
頭であれこれ理屈をこねて、得られるものではありません。
いや、理屈をこねるほどに遠のいていくものです。

だから実践があります。

仏教は頭で理解するものではないのです。

まとまりの悪い回答になり、申し訳ないです。

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生きるための仏教 生身の私達のための仏教 私たちが人生を歩む上...
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何が本当の仏教か?

読ませていただきました。

十三宗五十六派とは戦中の宗教団体法による宗派合同前の伝統仏教の宗派をいい、その前には
十宗がありその前は八宗でその前は六宗でしたが、とりあえず日本の伝統仏教の総称という
ことでよろしいでしょうか?

日本の伝統仏教が本当に仏教かとの問いですが、「本当の仏教」というのがひっかかりますね。日本の伝統仏教は三国伝来(さんごくでんらい)といい、インド中国日本と伝えられてきたのものです。その間にいろいろ変化したとはいえ、それでも仏教精神があれば、それは仏教なのです。

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おきもち

浄土宗僧侶です。 寺に生を受け、小学校5年で、得度(お坊さんになる儀式)...
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仏教とは仏の教え、さらに言えば、仏に成りなさい、という教えです。
全ての宗派のことを学んでいないので分かりませんが、仏に成るということを目的としているなら、それは仏教に沿っていると思います。

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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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質問者からのお礼

自分の素朴な疑問に、答えていただき本当にありがとうございます。この回答を受けてなにか仏教に関することを実践してみます。本当にありがとうございました。

「仏教宗派について」問答一覧

僕に合っている宗派は?

今のところは実家は浄土真宗、自分は浄土宗の信者を自称していますが、なかなか僕の婚活がうまくいかない事を見かねた両親が近所の占い師に相談したら、高野山で祈祷してもらえと言われたためにこのお盆休みに高野山に参拝したところ、今まであんまり興味なかった浄土門以外の仏教も良いもんだなあという気になってしまいました。 そこで深く考えると、この現世を穢土とみなして、自分の考え・善行を自力と呼んで否定する法然上人以降の浄土教の教義に染まっているために、よく指摘される周りとの感覚のズレが生じてしまっているのではないかとも思えてきたのです。もっと今生きているこの世を肯定的に捉える教えでも良いんじゃないかと。 また、もし首尾よく結婚できたとしたら今回祈祷してもらった愛染明王さまも僕の中で特別な仏様になるでしょう。そうするとますます専修念仏とは遠ざかりますね……。 ただ、慣れ親しんできた顕教を捨てて密教100%の真言宗まで振り切る勇気はないので、新たに選ぶとしたら空也・源信流の浄土教を伝手として天台宗かなと思っています。僕が一番信仰しているのは善光寺如来で、善光寺は浄土宗と天台宗の共同管理でもあることなので。 ただ、天台宗は称名念仏ではなく観想念仏だと言われますがそれをやり切る自信はないし、朝題目と言われても某新興宗教団体へのアレルギーから南無妙法蓮華経と毎日唱えることには少し抵抗を感じます。こんな気持ちで天台宗に行くべきではないでしょうか? 天台真盛宗というのもあってそこは南無阿弥陀仏の念仏メインだそうですが、ここでも南無妙法蓮華経は唱えないといけないでしょうか?(明智光秀が好きなのでその点は西教寺も良いなと思います) なんだかとりとめもなくなってしまいましたが、早い話が来世の往生だけを期待する専修念仏の枠組内には居られず、現世でもいろんな菩薩・明王・天・神道の神々に頼んで幸せに生きたいけど主尊としては今まで通り阿弥陀さまに居てほしいし、さりとて職業を持つ在家の身なのであまり観想念仏のような難しい行を求められても困る……というわがままな悩みです。

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一生の信仰にする宗派を決めたい

私は、夫婦ともども地方都市より都心に出てきて居を構え、菩提寺も信徒としてお世話になっているお寺もありません。 夫の実家は新興宗教信者の曽祖父から独立してできた無宗教の一家で、私の実家も引っ越しの際に墓じまいをしてお寺との関わりがないような状況です。 私の父方と母方の祖父母は浄土真宗と日蓮宗の檀家だったと思いますが、信心深い祖父母の家にいることが多かった私は、仏壇に手を合わせ読経して育ち、結婚して家に入る時には婚家の信仰するお寺のお勤めをするものだと思っていました。 ところが、夫の家が無宗教と聞いて愕然とし、結婚後、数年は我慢してきたのですが…最近になって自分の信仰の場を持ちたいと強く思うようになりました。 上記のことから、これから先、一生の信仰として信徒になり、励めるお寺を探しています。 ところが、コロナ禍になってからというもの、門が開いていてもお掃除の方しかおられないお寺も多く、法話会や写経会が中止となっているところも多々あって、僧侶のお人柄などに触れる機会が少なくなっている気がします。 このような中で自分に合った信仰の場を探すにはどうしたら良いでしょうか。 なお、宗派は浄土真宗、日蓮宗だけに絞ろうとは考えておりません。 住まいの近くには曹洞宗や日蓮宗が多いようですが、隣の区あたりまで範囲を広げて探すつもりでおります。 また、コロナ禍で外出が難しかった折にさまざまな宗派の教義や勤行等調べてみたのですが、どれもとても素晴らしく感じ、なお迷いが深くなってしまい困っています…。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ