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人付き合いを避けて成長しない親友への対応

回答数回答 1
有り難し有り難し 15

親友との関係について悩んでいます。

私には、長年の親友が一人います。
趣味や性格から幼少時の境遇までそっくりで、何でも言える相手です。

ところが、私たち二人にはひとつだけ決定的な違いがあります。
私も親友もどちらも人間関係を構築し、続けていくことが苦手ですが、私はそれでも少しずつ人と関わることを続けているのに対し、親友はずっと避け続けてきました。

これまで、立ち向かうのも避けるのも個人の判断、お互い認め合って自由にしていれば良い、と思っていました。

しかし、私は色々な人と関わることで、この数年のうちに、自分でも分かるほど大きな精神的成長を遂げました。一方で、親友は数年前と、良くも悪くもほとんど変化がありません。

最近、親友の言動がいちいち気になって仕方ありません。
何でも過去の経験や社会のせいにして正論を振りかざし、自分では何もせず、むしろチャンスを断ち切っていく…。
私自身もそうだったからこそ、いかにそれが世間知らずなことか、無益なことかがよく分かり、それが相手に伝わらないことをもどかしく感じます。

私にとっては、唯一の親友です。できればこの先もずっと、仲良くしていきたいです。
それにもし可能なら、私が自分なりの幸せを見つけたように、親友にも親友なりの方法で成長して、親友自身の幸せを掴んでほしいと思います。

けれどもその一方で、親友が変化するつもりなど少しもないことをも感じて、少しずつ親友から心が離れていく自分も感じます。

私はどうしたら良いのでしょうか。
率直に、あなたの言動は幼稚だ、辛くてももっと人と関わるべきだ、と言った方が良いのでしょうか(でも、親友とはいえ、しょせん他人なのにそんなことを言って良いでしょうか。偉そうじゃないでしょうか)。
それとも、これからも黙って、「親友の自由」を認めていくべきなのでしょうか。
あるいは、もう何もかも諦めて、関係を断っていかなくては収まらないのでしょうか。

どうか、ご意見をお聞かせください。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

それぞれの人生

友人はそんな生き方を望んでいるのです。
人は人それぞれの生き方があります。

同様にあなたはあなたの人生がありますから、その人生観から友人とのお付き合いを
見つめ直そうと今しているわけですよね。
今後のお付き合いがあなたにとって有益かどうかと考えるのではなく
実害があるかないか、あれば静かに離れる。なければ付き合っていくも良し。

ご参考までに。

15
有り難し
おきもち

「平等」という嘘を信じるな。 仏はこの世が不平等であり辛苦から絶対に逃れることの出来ない世界であるという。絶対に逃れることが出来ないにも関わらず、「平等」によって或いは「楽」によって人間が救われるというのは矛盾である。 不平等で辛苦極まりないこの世をあきらめ死後に救いを求めるのも人間否定そのものでお話にならない。 平等というのは自分が助かりたいという思いから生まれた自己優先の魔界の教えである。仏教はそうではない。 人を助けることを優先にすれば自分も救われるという考えだ。 人のために活きることで不平等が不平等でなくなり、辛苦が辛苦とも感じなくなるのである。 世のため人のために働いてみる。 「有り難う」 その言葉で、人はそれまでの苦労が苦でなくなるのである。 これが仏教の真の教えである。 生温い癒やしなどまったく意味がない。 積極的に人生を切り開くための教えに耳を傾けるべきである。 お寺やこのようなサイトの利用は一回にとどめなければならない。何度も相談するということは、まったく良くない傾向である。 お坊さんから聴く「仏の教え」によって生きる力を得て、二度とお寺に相談する必要がない幸せな人生を手に入れて欲しい。 本来ならば実際にお寺に足を運び相談すべきである。ここでご縁のあったお寺さんに必ず足を運ぶべき。それが億劫ならばその程度の悩みだということ。本当に切羽詰まっている人は必ずお寺に足を運ぶ。 その観点からご自身の悩みがどの程度のものなのかを推し量ってみることも有効であろう。 それと仏の教えが必要のない質問は無視する。なんでも応えてくれると思ったら大間違いだ。

質問者からのお礼

けんしょう様
益かどうかではなく、害かどうかで見る。新しい視点をありがとうございます。
もう少し様子を見て、「自分にとって親友がどんな影響を持つ存在か」を考えてみようと思います。

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