他人にイライラしてしまう未熟な自分
私の悩みは他人にやけにイライラしてしまうことがあることです。
昔からの悩みなのですが、
近くにいる友達や恋人に対して
なんだか理由もなくイライラしてしまう、
優しくできないことがあります。
自分の中でもこういった感情が怖いです。
この人に優しくしたい、
関係を壊したくない、
と思っている自分がいるのに
どうしてかイライラしてしまうのです。
体調や、他の悩みには関係なく
突然イライラの波がくるので
精神的な病気なのか?と考えたこともあるくらいです。
ホルモンバランスが崩れやすいのですが
やはりそれだけではないと思います。
自分自身の性格にも問題があるはず…。
そう思い、ネットであれこれ検索したり本を読んだりして
他人に期待をしすぎないとか、
いいところを見るとか、
いろいろな方法を試しました。
ですが、気持ちはモヤモヤしたままで
友人や恋人に対しての従来の気持ち(会いたい!好き!など)は
なかなか戻ってきません。
相手を許すというか、頭の中では落ち着くことができるのですが
気持ちはずっとモヤモヤしたままです。
今現在は、お付き合いしている人のことで悩んでいます。
とても優しい彼ですし、
自分にない良さもあり、尊敬している部分もあるのですが
デリカシーのない発言や、
気の使えないところにイライラしてしまいます。
もちろん、同じ人間でも他人なので
価値観も違えば自分とは得意分野が違うこともわかります。
丸ごと受け入れて愛したいとは思っているのですが…
心が狭く、思い通りにならないことに
どうしてもいちいちイライラしてしまう自分に嫌気が刺します。
イライラをどう鎮めるのか、
相手をどう愛したらいいのか
未熟な私にどうかご教示いただけないでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
少し見据えた見方を
敏感力が優れているのです。
会社の経営者など似た方が多いです。
おっしゃっていますように、十人十色ですね。同じ人間はこの世にはいなく、観察する心を備える心構えを発心することです。
ベストセラーになった渡辺淳一さんの「鈍感力」という本はご存知でしょうか?
多くの書籍が世の中に出版されていますが、大半は知識豊富になるためであったりします。しかし、この本は敏感でイライラしがちな方にこそ、読むことで自分の鈍感力を鍛える本であり、納得させられることもあります。この中から感じたことを少しずつ向き合っていくことで、何か変化が生じていくとも感じます。
人の表面は服装・髪型・見栄などを張れば、どうにでも相手を誤魔化す鏡となります。
内面を変えていくには、時間をかけて心に他人を観ないように薫習していくことが大切です。薫習(くんじゅう)とは私たち僧侶の大半はお経を記憶しています。しかし、読経するときは経典を開いて、読み上げます。
1、わかっているけど、丁寧に。
2、他人のことが目につくけども、見ないフリ。
2 のように、見ないフリとは失礼になるかも知れないですが、その人その人が学んでいくのは、その人に「気付き」があったときです。
いくら相手にどんなテクニックある言葉巧みに言っても、相手の心が変化発心しなければ、合わせてくれているだけの偽物を見せられていることにもなります。
欠点をその人の本当の心を見せてくれ、本音で向き合ってくれているという素敵なことと思います。
すべて、こうであって欲しいのであれば、パーティーなど人が集まり世間体を気にする場所などであれば、人は皆本心を隠して振舞ってます。
その姿を24時間続けていくことはできないのです。それは煩悩があるからです。
また、煩悩があるからこそ人間的で美しいのです。喜怒哀楽を併せ持つ人間のそれぞれがロボットにはない魅力と捉えてみてはいかがでしょうか?
合掌
イライラするのが人間です。
よつめさま
あなたは自分自身の気持ち素直に向き合っているのでしょう。
とても素晴らしいことです。
イライラするということですが、誰だってそうです。
私だって、毎日イライラしています。
人間であるかぎりイライラは、絶対になくならないと思います。
縁があれば、何をしてしまうか、わからないのが私たち人間です。
人間には「自分はこうしたい」「相手にこうあってほしい」という強い気持ち
があるからです。
イライラするときは、自分の価値観や考え方とは違うことが起こった時で、
「これは許せない」「これは間違っている」と感じたときだと思います。
イライラを感じたら、まずは
「今、自分はこういうことでイライラしているんだな」と
深呼吸しながら、その出来事に冷静に振り返ってみてください。
繰り返すうちに、だんだんとイライラがコントロールできるようになるはずです。
自分の気持ちをしっかりと見ることが出来るよつめさんなら
きっとイライラと向き合えることも出来るはずです。
お相手の方にも、そういう自分の嫌な部分もすべて受け止めてもらえるようになれば
いいですね。
どう愛するか、まずは「相手の立場になって考える思いやり」ではないでしょうか。
質問者からのお礼
法源 様>>「敏感力が優れている」というお言葉、すぐにピンときました。
おっしゃる通り、私はいろいろなことに敏感で、
人の変化に良く気付き、欲しいもの欲しい言葉を与えることができるのですが、
その分やはりいろいろと気にしすぎてしまうことがあり…。
鈍感力、今度本屋で見てみたいと思います。
また、今彼が欠点をされけ出せるほどの近い距離にいて
煩悩があるからこそ美しいというお考えがすごく素敵だと思いました。
ありがとうございます。
慶成 様>>お坊さんでもイライラすることがあるんだ、と思ったらほっとして
少し泣きそうになりました…。優しいお言葉ありがとうございます。
イライラしたら、ひと呼吸おいて冷静になること。頑張りたいと思います。
相手の立場に立って思いやること、当たり前のようですが意外と忘れてしまいますね…
お二人ともありがとうございました。
色々考え、彼とは関係を続けていきながら自分の気持ちや考えを見直す努力をしていきたいと
前向きに考えることができました!
道のりは長いかもしれませんが、頑張っていきたいと思います。