仁王像に見えてしまった。
こんばんは。ご相談させて頂いたばかりなのにまた質問してしまってすみません。
今日、仕事中に年上の同僚に仕事上の話をしたらすぐさま「全っ然聞こえないんだけど!!」と、笑いながら怒鳴られました。
私の声が小さかったのかぁ、悪いなぁと落ち込みましたが、そこまで形相変えて怒鳴ることかな?とも思ったのです。そしてだんだんムカムカとした感情が込み上げ、今もまだモヤモヤしています。
そして「何かに似てる気がする…あっ、仁王像だ!!」なんて思ってちょっと笑ってしまったのです。「目をカッと開いて少し笑って怒鳴る、まるで仁王像じゃん」なんて思った私、性格悪いのでしょうか。仁王像に失礼でしょうか。金剛力士像、大好きなんです。
それとも仁王像ってことは私が悪い魔物なのかなぁ…。
笑い話みたいですが、真剣に悩み始めてしまいました。どう思いますか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
怒られているときに仁王像に似てるな!と、思われたことはマリーさん余裕があることです。性格がわるいのではないのです。
よしわるしはないですよ。多くの仏像も現実におられた方を模して彫られたのがほとんであり、仏像に如来・菩薩・明王・天部など色々ありますが、仏教は特に「心の在り方」を重視いたします。
諸説でありますが、般若の鬼の面はご存知でしょうか?この般若の怖い面は、女性の怒り嫉妬深くした醜い顔を表現し彫られたとも言われています。
誰かしらに似ていれば、それも場面によってや、似てる人物によっては、色々な人に見え、爆笑されもすることもあると思います。
懺悔はゼロです。
合掌
怒りを楽しむ。
マリーさん、こんにちは。
自分の怒りが、仁王様と同じ姿だと思って笑ってしまったのですね。
素晴らしいじゃないですか!( ´∀` )
そうです。自分の姿を俯瞰(ふかん)できる力が身についている証拠。それができればどんどん自分をかえていくことができますよ。
仁王様、金剛力士様が好きなら、あなたの守り本尊にしましょう。密教では、金剛力士様は出世して金剛手菩薩になり、そしてさらに出世して金剛薩タに昇格して、大日如来に続く二番目の地位の仏さまになります。それぐらい素晴らしい仏さまなのです。仁王様やお不動様の怒りの顔は仮の姿。怒りながらも心は水面のように静かであるといいます。
喜怒哀楽は人間の生活にとって必要な心の感情。でもその基本は常に自分を見つめる冷静な心なのです。
本当の仁王様になれるように応援します。がんばって!合掌
質問者からのお礼
法源 様
ご回答ありがとうございます。余裕がある、というご回答を読んで、安心しました!
般若は女性の怒った顔という説があるのですね。興味深いです。色々調べてみたくなりました。
染川 様
ご回答ありがとうございます。仁王像に似てるなぁと思ったのは、怒ってる時の相手の顔のことなんです…。そうでも思わないと落ち込んだ気持ちを変えることができない気がしまして。でもそれで落ち込んだりイライラしている私も、きっと変な顔をしていたと思います。仏頂面だといいのですが。
今度また金剛力士像などを観に行こうかなと思います(^^)