慰霊碑や慰霊堂の前を通るとき
街の一角にとある慰霊堂があります。戦前に大きな火災が起きた際に数千人の方が犠牲になり、とくに被害が大きかった場所に慰霊堂が建立されました。
最近勤務先が変わったため毎日その場所を通らなければいけなくなったのですが、そこを通るたびに被災者のことを考えてしまい気持ちが重くなってしまいます。特に夜は不謹慎かもしれませんが怖いという感情のほうが強くなります。
そこを通るときにどのような気持ちで何を思えばよいのか迷ってます。どうぞアドバイスをお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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こんばんは。
私はご本山で、人とすれ違うときは必ず合掌をしなさい、仏さまの前を通るときも、一旦体を仏さまの方に向けて合掌礼拝して通りなさい、と教えられました。
本山から帰ってきても、私は、道を歩いていてお寺さんや神社さんの前を通るときは、一旦体をお寺や神社に向けて合掌礼拝して歩くようにしています。もちろん自分の寺でも本堂の前を横切るときは合掌礼拝して横切ります。
先日、観光で東京に行き、その日は浅草寺さんの近くに泊まったのですが、朝に浅草寺さんの周囲を散歩していたら、地元の方でしょうか?出勤していると思われる人たちが、参道を横切る時に必ず浅草寺さんに向かって一礼して通っていました。それも自然に。地元の人はそういうのが身についているんですね。素敵だな、と思いました。
あなたも慰霊堂の前を通るときは、慰霊の気持ちをもって合掌礼拝し通るようにしてはいかがでしょう。
質問者からのお礼
光禪様 ありがとうございます。少し気が楽になりました。いつもきちんと立ち止まって合掌できるかどうかは分かりませんが、少なくともそのような思いを持ってその場を通るように心がけてみます。