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逆修

回答数回答 2
有り難し有り難し 16

いつも有難うございます。

「逆修」で生前に戒名を授かることになりました。
(真言宗です)
戒名を「逆修」で授かったかどうか、
御坊様から見て判断できる点がありますか?
死後に授かった戒名と特に変わりは無いですか?

今度の日曜日に自分の戒名が分かるのでドキドキです。

本当は「慧」という字を入れてほしいなと思っていたのですが、
ご住職様から、入れてほしい字はあるかと聞かれなかったので、
自分から入れてほしいとは言えませんでした。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

おめでとうございます

戒を授かることは、とても素晴らしい、縁起が良いことです。
おめでとうございます。
本来は、生前に戒を授かる(正式に仏教徒になる)のが良いですからね。
戒名を書いたものをもらえると思いますので、ちゃんと保管しておいて、あなたの葬式のときに、遺族から葬儀のお導師さんに、生前に戒名をもらっていることを伝えてもらうようにしましょう。

戒名に「慧」の文字を入れて欲しいのですね。
住職さん(師匠)があなた(弟子)に名前をくださるのですから、弟子のあなたが師匠に注文をつけるのは、本来は失礼かもしれません。
しかし、現代の住職と檀家さんの間柄では、そんな堅苦しいことを言わない住職さんもいるかもしれません。
あなたから住職さんに、前もって、
「失礼を承知でお尋ねしますが、戒名に希望の字を入れてもらうことは可能でしょうか?もちろん、ダメなら良いんですが。素人なのでこんなことを尋ねてよいのかもわかりません。失礼がありましたらお許しください。」
と、遠慮がちに丁寧に尋ねてみても良いと思います。
もうすでに住職さんが戒名を準備されている可能性もありますので、ダメ元で一応聞いてみる、という程度にお考えください。

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がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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「寿戒」

菜の花様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

生前戒名のことを「寿戒」とも言いますが、戒名は、ある意味で僧侶の名前であり、生きている間に仏教徒としての仏法の実践を心掛けることにより、僧侶とほぼ同じぐらいに仏道を修することを目指すところがございます。

生きている間に仏道を修する功徳は、この娑婆世界であればあるほどに、色々な意味で積み難い功徳を積むことにもなり、大変に良いことであるため、「寿戒」とも申すのであります。

もちろん、僧侶のように厳しい修行をするとかではなく、在家のままでも、三宝への帰依、菩提心を受持して、十善戒などで、できる限りにできることをという感じであります。

ご希望の字を入れてほしいというのは、確かに相談を頂いた際のお話の中でお聴きすることもありますが、中には、遠慮すべき禁語になるものもあるため、希望通りにはならないこともございます。

まあ、頂いた文字で仏道の進退が決まるわけではなく、あくまでも、仏道を確かに修していくことにより決まってくるものとなります。

もちろん、頂いた文字次第で、意欲が変わることもあるかもしれませんが、そのようなことで意欲が変わるような修し方では、功徳、成果もしれたものに。

とにかく善きご仏縁を頂いたことを真摯に受けとめて、仏道の実践に努めてゆくことが求められるものとなります。

川口英俊 合掌

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おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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質問者からのお礼

願誉浄史様 川口英俊様

本当に有難うございます。

お二人の御意見を拝見して
やはり自分から「慧」の字を入れてほしいと言わなくて良かった
と思います。
御住職様から授けて頂いた文字、一つ一つを大切にして
有難く頂戴して更に精進して参りたいと思います。

「戒名」問答一覧

戒名料と魂入れのお布施について

お世話になります。 お布施の相場感について教えて頂きたいです。 この度母が亡くなり、葬儀屋さんの紹介頂いたお寺さんに四十九日法要と新しい仏壇への魂入れをお願いすることになりました。葬儀屋さんから四十九日だけであれば、3万円と案内がありましたが、今回仏壇への魂入れもあるので、お布施の相場を葬儀屋さん経由で聞いたところ、5~10万円とのことでした。 そして、後日、お寺さんとのやり取りの中で、古いお仏壇の供養と、子供の頃に亡くなった父の位牌の件でどうするか?というご提案を頂きました。 古いお仏壇は仏具店にて魂抜きお焚き上げをお願いできますが、父は宗教上の理由から、亡くなった当時戒名をいただかず、位牌もない状態です。 お寺さんと相談し、古い仏壇は仏具店にお任せすることになりましたが、父の件は、夫婦位牌にして、父にも戒名を授けていただけるという流れになりました。 お寺さんには無知な私に色々と教えていただき、大変有難く、お布施でも礼を尽くしたいのですが、今回母の葬儀でまとまったお金が出ていき、経済的に厳しい状況です。 今回父の分の戒名と夫婦位牌へ母と合わせて魂入れとなると、もともとの5〜10万円に加えて、いくらほどお布施を追加したらよろしいでしょうか。 お寺さんに聞きましたが、冗談ぽく「たくさん笑」と言われました。気持ちの問題なのでそうとしかお答えできないかと思いますし、ご配慮をして頂いた上で、ユーモアあるご回答だったと思います。 ただやはり、失礼のない相場感を教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。

有り難し有り難し 6
回答数回答 1

戒を授かることについて

お世話になります。 私の実家(祖父母)は、父方・母方ともに西本願寺派の檀家ですが、父母の代から別に家を構え、私自身も結婚して独立し、父母の家・私の家ともに仏壇はなく、檀那寺との付き合いもありません。 今後、父母逝去の際にどうするかという問題もあるのですが、今回ご相談したいのは、私自身の授戒についてです。 生前に戒を授かることはとても尊いことと聞き、死後授かるよりも素晴らしく、破戒があっても、輪廻の果てに必ずや解脱に導くと聞いたことがあります。 仏弟子となりたいという思いのほか、子どもをもうけるつもりがないため、死後の葬送が不明瞭ということもあり、生きているうちに戒を授かりたいと考えているのですが、どのように手続きしてよいか分かりません。 高野山、善光寺では授戒会をしているときがあるとか、本願寺ではお剃刀があるという断片的な情報しか知り得ないのですが、 1 授戒とお剃刀は仏弟子になるという意味で同様のものですか?(浄土真宗には戒がないのでお剃刀とは聞いています。) 2 授戒と戒名の授与は別なのでしょうか? 3 どのように授戒やお剃刀にアクセスすればよいでしょうか?(いきなり近隣の お寺に行って、「授戒してください。」でOKなのか?) 4 複数のお寺で、何回も授戒を受けてもよいのでしょうか?その場合戒名は複数持てることになるのでしょうか? 5 生前戒名を授かっていた場合、授戒したお寺さん以外で死後、葬儀や法要をしてくれない場合もあると聞いたのですが、肌感覚としていかがでしょうか? 6 また、祖父母の檀那寺を含め、もし授戒をしてくれるお寺様と巡り合えた場合、その授戒・戒名(又は法名)を持ちながら、他宗派の信仰や勤行をしても差し支えないものなのでしょうか?(例えば、檀那寺又は檀那寺経由で浄土真宗の法名をもらいながら、一方で、他宗派の信仰や勤行をする等) 以上、とりとめのない質問で恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ