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一度お墓に納骨した後の分骨

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3年前に兄が亡くなり、現在は兄のお嫁さんが所有するお墓に納骨されています。

お嫁さんと話し合いをして今月の16日に分骨をしていただける事になっておりましたが、先週お嫁さんから連絡があり、お嫁さんの都合が悪くなり、来年度まで立ち会いは出来ませんとの事でした。

お嫁さんは16日に分骨するなら自分の立ち会い無しでやってくださいと言いました。

それを住職さんにお伝えすると、所有者の立ち会い無しでは法律上出来ませんので16日はキャンセルになります。との返事がありました。

やむを得ず日時の変更をする事になってしまいましたが、今後もお墓の所有者であるお嫁さんの都合が悪くなりキャンセルが続いてしまった場合、私にはお嫁さんの都合に合わせる以外の方法はないのでしょうか?

お嫁さんは重度の精神疾患を患っています。
分骨の約束から3年もかかりました。
やっと安心できたのもつかの間で今は絶望的な気持ちでいっぱいです。

よろしくお願い致します。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お嫁さんの代理で動けるように。住職さんにも事情を説明して。

そうですか。。。
分骨に期限もありませんし、お嫁さんの気持ち(体調)に合わせてあげたらどうかしら。

ただ、精神的に 分骨のことまで余裕がないようであれば、お嫁さんの代理で動けるように、お嫁さんと話をしてみてはどうでしょうか。

また、住職さんにも、事情を説明して、理解してもらいましょうね。

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はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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何はなくともご相談を

ご相談拝読しました。希望する分骨が叶っておらず絶望の気持ちを抱えておられるのですね。

さて、お聞かせいただいた内容については法律上できないというよりは、そこの墓地管理規定上、あるいは管理者たる住職さんの判断によってできないということなのかと推察します。

ここはお兄様のお嫁さんの状況などを住職さんに詳しくお話しし相談する他はないかと思います。立ち合いではなく、承諾書等では代替できないか相談してみてはいかがでしょうか。

また、質問の内容とはずれるかもしれませんが少し心配させていただきますと…、ご遺骨への思いが強い事はお身内の感情として当然の事とは思いますが、その思いがある種の執著となり、それゆえに苦しみが生じてしまってはいないでしょうか?お兄様はこの世のいのちを終えられて既にあらゆる執着から解放された存在であると見出すならば、ご遺骨の有無にこだわらないご供養の方法も検討出来てくるのではないかと思われます。

お兄様のお嫁さんや住職さんとよく相談なさり、ルエ様にとってよいご供養の形が見つかりますことを念じます。

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おきもち

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
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質問者からのお礼

吉武文法様へ

この度はとても参考になるご回答、心より感謝申し上げます。

立ち会い無しでの分骨は法律上ではなく、やはり住職さんの判断だったのですね。
ご依頼していたお寺の住職さんから、法律上出来ませんとはっきり断言されてしまい何も言えなくなってしまいました。
もう一度、住職さんに詳しく事情を説明して、ご相談してみます。

遺骨に対する執着で、今まさにとても苦しんでいる状態です。
あまりにも早すぎる兄の死で母は病気になってしまいました。1日でも早く母が安心してくれる事、母の笑顔と生きる希望をこれ以上見失ってしまわないようにと、その事ばかりを優先して私は気持ちばかりが急いでしまい、それが上手くいかなくてとても辛いです。

そのような事を兄が望むわけない、一番大切な事は兄を敬う気持ちですね。
ご回答だけではなく、私に対するお心遣い本当に感謝致します。そのお言葉にとても心が救われました。こちらのサイトに投稿して本当によかったです。ありがとうございました。

田中三恵様へ

この度は、ご回答心より感謝申し上げます。

確かに分骨に期限はありませんし、気持ちばかりが急ぎすぎていても何も良いことありませんね。
正直、お嫁さんの身体まで心配できる余裕が今の私にはありません。3年も待っているのだからもういい加減にしてくれという気持ちが今の正直な気持ちです。
それでも、気持ちだけが急ぎすぎると自分も疲れてしまうし、本当に大切なものまで見失ってしまう事を身をもって学びましたので、気長に待ってみたいと思います。
アドバイスありがとうございました。

「納骨」問答一覧

祖母を火葬しました

先日、祖母が亡くなりました。 火葬場で働く私は、自ら希望して祖母を火葬し、きれいなお骨となって収めることができました。 孫である私に火葬されることについて、親戚や知り合いからは「とても良いことだね、ばあちゃんも喜んでいるよ」、「そこまでしなくても」等、様々な意見がありましたが、お坊さんは身内が身内に火葬されることについて、どうお考えになるかお伺いしたく思います。 祖母については、私が生まれた時からずっと一緒に、一つ屋根の下で暮らしていました。いつも優しく元気で、自分より他人を優先する祖母でした。怒られたことは1度もありません。亡くなる数か月前から入院をしており、私がお見舞いに行った1週間後に亡くなりました。 大変お世話になった祖母を自ら火葬したことについて、後悔はしていませんが、ふとした時に「ばあちゃんは孫に火葬されてどう思ったかな」と考えることがあります。理由は、祖母は認知症が進んでいたこともあり、火葬場で働いていることを私が伝えていなかったからです。認知症は進んでいても、話の受け答えは問題ない時期もありましたので、火葬場で働いていることについて、祖母はどう思ったのか聞いておけばよかったと、今になって少し気になっています。 お手数をおかけしますが、ご回答をいただけると幸いです。

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父の納骨について

昨年、父が80歳で他界しました。 残された母の住む実家から、車で2時間半のところに父の故郷があります。父は長男で2人の姉も嫁いでおり、田舎の家は人手に渡り親族は住んでいません。その田舎に先祖代々のお墓があります。すぐ近くの小さな墓地で町内の方が管理されているようです。 すでに遠方に嫁いでいる私の負担を考えてか、父は生前田舎の墓じまいを考えていましたが、自分のお墓はどうするのか決めかねていたようで、本人の意思は聞けないままでした。結局、母の意向で母方の親族が供養されている都心の大きなお寺の納骨堂へ納骨しました。 月命日に母とそのお寺にお参りに行っていますが、今になって田舎のお墓にも分骨してあげればよかったと後悔しています。物忘れが激しくなり急に頼りなくなってしまった母も、「前にも言ったと思うけど…」と定期的に父のお墓のことで後悔を口にします。 今、私の家には手元供養にと片手の掌に乗るほどの小さな骨壺の中に少しだけ父の遺骨があります。その遺骨を父の田舎のお墓に納めて、墓石に名前を彫ることができないかと今頃になって真剣に悩むようになりました。すでに納骨堂へ納めていること、お骨が少量であることから、納骨式は行わずに石材店に依頼して納骨と彫刻だけお願いできればと考えています。その地域の石材店に電話で問い合わせたところ、最近はお寺さんにお経をお願いしない方もいますよとのことでした。 そのお墓は近くに住む父のいとこが墓守りをして下さっており、私達も毎年お盆にはお参りしています。 自己満足のための非常識な行為にも思えますし、親戚に相談したらどう思われるだろうか…と考える一方で、ほんの少しのお骨でも祖父母の元に帰してあげたら、父も祖父母も喜んでくれるのではないか、と勝手な想像をしてしまいます。 もう納骨を済ませたのだから、このような行為は控えるべきでしょうか? 長々と申し訳ありません。よろしくお願いします。

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