トラウマが克服できません
はじめまして。
私は高卒で就職し、3年間で4回転職しました。
長続きしない理由ですが、トラウマが原因だと考えております。
高校卒業後、事務職に就きました。
趣味が合う女性の先輩がいて、仕事がとても楽しかったです。
しかし楽しいのも束の間、1年後にその先輩が寿退社されました。
代わりに、別の部署から女性の先輩が私の部署へ異動になりました。仮にA先輩とします。
自分で言うのはどうかと思いますが、私は仕事ができる方でした。
営業マンや社長からもよく褒めていただき、会社の命運をかけるほどの大きな仕事も任せていただきました。
新人が出しゃばっているのをよく思わなかったのでしょうか。
A先輩からのイジメが始まったのです。
最初は文房具やハンドクリームなどの私物を盗まれることから始まりました。
私物には自分の名前を書いてましたが、それをA先輩が堂々と使っているのを見た時は驚きを隠せませんでした。
次に冷蔵庫に入れていた昼食を盗まれます。疑いたくなくても、犯人はすぐに浮かびました。
私が何も言わないのを良しと思ったのか、次第にエスカレートしていきます。
あからさまな無視、重要な連絡事項を聞いてないの一点張り、そしてA先輩のミスを私のせいにする。
終いには、大事な取引先から取引をやめるとお叱りを受けたことまで、私のせいにされました。
勿論、私は社長から怒鳴られました。A先輩は表向きは誰からも頼られる優秀な事務員でしたので、誰もA先輩が嘘をついているなど疑いません。
社長と一緒になって私を怒鳴るA先輩の顔が今でも離れません。
ストレスから胃炎になり、夜は翌日の仕事が怖くて眠れませんでした。
精神科を受診し、うつ病と診断され、すぐに仕事を辞めたほうがいいと言われ、1ヶ月後に辞めました。
それから新しい職場に就いても、ミスをして注意される度に、A先輩と社長から怒鳴られた記憶が蘇りパニックになって仕事に行けなくなってしまいました。それを何度も繰り返しています。
次こそは長く働けるよう頑張ろうと思いますが、またあのトラウマが蘇るのではないかととても不安です。
克服できる方法や、心の持ちよう、考え方などありましたら、是非教えてください。
長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
トラウマは出てきた時点では無害であることを悟ればよい
今日一日、よくご自分の心をみていてください。
思いというものは不思議なもので、こちらが考えたくないことであっても出てきてしまうものです。
ただ、ぽかりと浮かんだ思いは、あなたがやっている訳ではないのです。
YOUTUBEの関連画像のように、それに似た体験をする事で、いろんな思いが想起されてくるのです。
ですが、よく見て見極めてください。
「あれ、またトラウマな思いは出てきてはいるけど、ただ出てきているだけじゃん。」と。
そうです。
思いは、発生時点においては無害なのです。
どのようにして害になっていくかというと、思いがポカリ、と出た直後、
①その思いを引き寄せ、手繰り寄せする、
②その思いに色を付ける、取り扱う(好き嫌い、善悪の評価、自責、拒絶反応)
③その結果、苦しみが生じる
…というワケです。ざっくりですが。
私以前様々なトラウマがよみがえって嫌な気持ちになったことがあります。
ところが禅を学んで、心の仕組みを知ると。このような流れで、自分自身こそがトラウマを害のあるものにしていたことに気づかせていただきました。
逆にこう考えてみましょう。
思いが出ただけで人が苦しんでしまうなら、みな悪いことが思い起こされただけで心が病んでしまうという事になりませんか?
仏教は自分の心の扱いが上手になる道です。
今日からは、もうどんな思いが出てきても、すぐにこの事を思い出してください。
「出てきた思いに害はない」
「思いを取り扱わない様に」
すると思いはあなたが構ってくれないので、そっぽを向いてしまいます。
脳は自分にとって未詳かな情報を時々、思い起こしてくれているのです。
ところが、あなたが思い起こされた記憶(トラウマ)に用が無ければ、野に走り去る馬、トラの如くに自然界へ消えてゆくのです。
中に猛毒が入っている割れそうな水風船を割らない様な心持ちでいてください。
必ず、今日中にあなたもトラウマで苦しんでる人も、医者いらず薬要らずで治ってしまいます。
精神科・心療内科の医師、薬剤師に命を狙われてもいけませんので、どうぞご内密に。('ω')ノ
本当の薬とは、お釈迦様が悟ったこのようなものの道理、自己の仕組みをあなた自身が知る事によって、心の中に浄化作用、浄化能力、治癒能力が現われることが真の薬なのです。
質問者からのお礼
覚元さま
ご回答いただき、ありがとうございます。
家族やお医者さん以外に心の内を話すのは初めてでしたので、とても緊張しました。
ですが、いまは質問して良かった、と心の底から感謝しております。
長年の重しが外れて身も心も軽くなった気分です。
明日、新しい仕事の面接に応募します。
初めて就く職種なので些か不安はありますが、トラウマはただの思い出と割り切って頑張ろうと思います。
改めて、本当にありがとうございました。