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好きとは何でしょうか。

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有り難し有り難し 14

初めて相談させていただきます、よろしくお願い致します。

私にはいま仲良くしている方がいます。
わたしは大学生で、お相手は4歳上の社会人の方です。食事や水族館に誘っていただき、4回程二人で出かけました。
お誘いや連絡をもらうと嬉しく思いますし、会うときには、無意識に服装やメイクを頑張ったりしている自分がいます。レストランを予約してもらったり、わざわざ前もって会場にいってチケットを用意してくださったり、色々と尽くして?もらい素直に嬉しく思いました。

ただ、うまく言葉にできないのですが、話していてもどうしても一線引いてしまう感じがあり、その人が本当に好きなのか自信をもって言えません。
まだ知り合いってかなり経つわけではないですし、年齢に少し差もあるので友達と話すようにはいかないことも分かるのですが、、
相手から誘ってくれたり、会う前に準備してくれていたりすることによって、自分が必要とされていると嬉しく思ってるだけなのかなあと考えてしまいます。
好きってどう思うことなのでしょうか?
胸をはって恋をしたいんです、よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自分と関われる親しめるものを持っているということ

たとえばスヌーピーやキティちゃんのぬいぐるみはお子さんに皆人気です。
親しめるのです。
無条件で関われるのです。
その方とは関われないのは条件付きなのでしょう。
何か親しめないという事があることあ真実です。
自分の直感を信じましょう。
ただし、そこを乗り越えることもできます。
それが相手に対する理解です。
人は理解によって、親しみ、信頼が増します。
そうしてゆく中で信頼を深めて結婚するのです。
ところが、もっと理解しておかなければいけないことがあります。
それは理解だと思い込んでいたが誤解だったというケース。
人は誤解によって結婚し、理解によって離婚し、和解によって復縁します。
とかく男女の関係といふものは理解しがたきものにて候。
誤解無き理解によって独身でいる人も居ます。人それぞれさまざまですね。('ω')ノ

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

質問者からのお礼

丹下 様
早速のアドバイスありがとうございます。友達に話しても、そんな深く考えることないよ〜と言われることが多かったので、真剣にお答えいただいて、とても感謝しております。
ちゃんと理解しようと試みたことはなかったように思います・・
何か親しめないという直感をもった事実を受けとめつつ、彼のことをもっと知って、親しみや信頼が出でくるか、もう少し長い目で感じてみようと思います。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ