羨ましい
友達が羨ましいという気持ちを消したいです。
小さい頃から仲良くて元々生まれた環境も、違いますが、友達はお金に関して恵まれていました。
お互い結婚してからも友達は給料のいい仕事につき、私も仕事には着きましたが、元々給料が低い職種の上、結婚相手もお金に苦労する人を選んでしまったので、生活に余裕もない状態。
子どもも流産してしまい、友達には子どもがいる。
そういうのが重なり、最近になって私がお金が無くて出来ずにいたやりたいことを、友達に言うと友達は思いつきでできるという環境が、すごく羨ましくなり、色んな報告がくるとすごく自分と比べてしまい、
羨ましい気持ちと自分が惨めな気持ちが出てきてしまいました。
結婚相手を選んだり、仕事についたり全て友達の努力だとはわかっています。
こういうのは初めてでこの気持ちをなくしたいのですが、よいアドバイスを頂きたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
目に見えるものだけではないんですよ!
質問読ませていただきました。
色んな辛い思いを抱えながら、頑張って普段の生活を送られているのですね。
さて、お友達のことが羨ましいとのことですが、やはり隣の芝は青いといいますし、それに自分の持ってないモノを持ってると、そこばかりが目に付きます。
しかし、お友達も、その裏にはどんな悩みを抱えているか分かりません。
ひょっとしたら、ご主人とうまくいってなくて、それを周りに隠しているのかもしれません。
もしくは、義理の両親との関係がうまくいっておらず、毎日頭を抱えているかもしれません。
他にもどんな悩みを抱えているか分かりません。
幸せそうに見えて、人は色んな悩みを抱えているものですよ。
おそらくお友達も、さくらさんを見て、「羨ましいな・・・」と思っている部分はあるはずです。
なぜなら、自分より他人、もしくは他人より自分の方が「全て勝っている」なんてことはありません。人にはそれぞれ必ず優れている部分があります。それは、性格だったり能力だったり金銭面だったり周りの環境だったり、どの部分が優れているか分かりませんが必ずあるのです。
自分が優れている部分、ここを見つけてあげて下さい。そうすれば必ず自信になります。
自信を持てれば、お友達とも対等に仲良くお付き合いできるでしょう。
ところで、本来の仏教の教えは、相手と比べることではありません。相手と比べることで争いの心が生まれますし、怒りや執着の心が起きます。その心をどうやって克服していくかが本来の道筋です。ですので、見つめるべきは自分の心です。
しかし、それはとても難しいことです。一朝一夕にはいきませんし、努力しなければなりません。
ですので、まずは自分に自信を持つことから始めて下さい。そうすれば余裕が生まれ、落ち着いて心を見直すこともできるでしょう。それが、自分の心を見直す第一歩となるはずです。
さくらさんが、自信を持って人生を歩めますよう、心よりお祈り申し上げております。