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考えの違い

回答数回答 2
有り難し有り難し 22

一般から今年お寺に嫁ぎました。義母とうまくいかず悩んでいます
これから先お寺という職業はどんどん厳しくなっていくと思ってます!これから子供もできるかもしれないし、
私は節約して生活をしたいと思ってます!しかし、義母は食費はひと月2桁万、買い物も考えずにされます。義母は今までその生活が普通だったので今更変えることはできないのはわかっていますが、私達夫婦にまで同じ生活、食事を共有されます
私は何も言えず、納得のいかない日々を過ごしています!私達夫婦がお寺をこれから守っていく立場になります。檀家さんもきっと減っていく時代になります。だからこそ今節約できる事はしていきたい。そう思ってます!お寺の事に関しても義母は昔ながらのやり方は変えないと言っています。私の考えは若い人達も気軽にお寺に足を運んでくださいと思っていて、色々お寺での新しい行事を提案するのですが、耳を傾けてくれません。
どうしたら、義母とうまく生活していけますか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

変革は必要かも。でも、準備期間も必要です。

 確かに、お寺を護持していく上で厳しい時代になりました。今の時代をしっかり把握し未来を予測し、自分の寺をfixさせていこうという志をお持ちですね。そういう素晴らしい志をお持ちの方がお寺に来て下さったことは、有難いことです。

 志は素晴らしいと思いますが、ものごとを変えていくにはそれなりの準備が必要です。

1、現状分析
 失礼ながら、一年や二年でお寺の仕事の全部がわからないと思います。わかったつもりであるなら、それは思い上がりだと思います。短期間にお寺に関わる人間を把握することは難しいと思います。或る程度の規模の会社なら、顧客のすべてををprofileしてデータ化しているかもしれません。檀家さんのすべてをprofileしてデータ化しているお寺さんはあまり無いと思います。あなたのお寺もそこまではしてないと思います。そうなると、いろいろな機会を通して旦那さんやお姑さんからそれぞれの檀家さんのことを聞く。葬儀・法事・寺の行事・墓参等の折に檀家さんと会話しながら把握していく。そうしていくためには、或る程度の時間が必要です。
 他のお寺さんとの人間関係も大事です。普段お会いすることはあまり無くても、住職の晋山式や本葬となると絶対呼ばなければならない寺院同士の関係がいろいろあります。私は曹洞宗ですが、大きな寺の行事となると寺の本末(本寺と末寺)関係や法類(師匠弟子の関係上の親類)関係の寺院を呼んだり呼ばれたりということがあります。お寺の、お坊さん同士の人間関係を理解し把握するには、結構時間がかかります。

2、信用
 1で説明した人間関係を把握し、そういう方々と心込めて接していく中で、あなたは信用信頼を得ていくと思います。失礼ながら、現時点では「期待を込めて、お手並み拝見」の段階ではないでしょうか?素晴らしい志をお持ちですが、それを周囲の人々が理解してくれるにはやはり時間が必要です。寺の現状や将来に対する問題意識を持ち、改善策を考えることは大事です。でも、それを実行に移すためには、周囲の理解と信用信頼があって、初めて可能になります。今はまだ人間関係を学び、周囲のの信用信頼を増やしていく段階ではないでしょうか?

3、お金の支出
 これは旦那さんを通して、やんわりと釘を刺していただくしか無いと思います。お寺の経費とする場合、「税務署のOKが出る支出か?」点検しましょう。

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有り難し
おきもち

 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努め...
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質問者からのお礼

回答ありがとうございました!色々大変なこともありますけど、今はしっかり勉強する時期なんだと分かりました!
まだまだいっぱい教えもらって、
いつか自分が色々とできる時期がきたら自坊がもっと活気のある素敵なお寺になるよう更に努力したいと思います!

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