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彼の実家との付き合い方がわからない

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有り難し有り難し 6

今結婚を考えている、というか前提の彼がいます。お寺を継ぐのですが、彼の実家との関係がよくありません。
よくない、というか馬が合わないんです。
会っていきなり仲良くなれるタイプでもないし、自分が少し変わっている自覚もあります。すぐに良い関係を気づける人の方が少ないとも思いますが、自分の育った環境とは全く違う家族観で、これから先うまくやっていける自信が微塵もありません。
じゃあ別れろ、やめたほうがいいと言われます。わたしもそう思うことがありますが、わたし自身実家を離れ、彼の実家とお寺のある土地に引っ越してきたばかりで、そこで就職もしました。
この保身的な理由だけで別れられないというのも変な話ですが、彼のことを諦めきれないのが大きいです。
将来お寺のことをやる(ぼうもりさん??)のも全然苦ではないです。まだ何もやったことがないし、わからないけど、頑張れると思います。
でも、彼と彼の親に挟まれて、自分を諦めなければならないのがすごく苦しいです。
伝わりづらくてすみません、、、
彼の父は彼が小さい時になくなりました。
そのこともあってか、なんだか彼の母が彼を独占している、というか、子離れできていないというか、、
今は彼の母がお寺を守っていて、彼も見習いではありますがお坊さんとして仕事もしています。仕事のことで、深い関係があるというのももちろんわかります。
ですが、なんとなく、独占的?な感じがします、、独占的というか、わたしが敵対しされているような、、、ネガティブに考えすぎなのかもしれません。
これから、結婚したら、わたしがわたしを我慢し続けられる自信がありません。
別居婚、というのを考えました。
多分お寺の家業的には無理、というか違う気がします。反対もされるでしょう。
実際に別居婚で家業をやるとなると、お坊さん的にはどうでしょうか?
無理と言われる気がしますが、、、
(彼の母はまだ元気で、結婚してもわたし自身は働きながらお寺を手伝う形で、良いよ、と彼の母に言われています)

2024年8月5日 18:01

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自分の心と向き合って考えましょうかね!

お悩み拝見しました。

結婚前には、いろいろな不安や状況の変化に自信がなくなることなどよくあることですね。

それがお寺となると檀家さんや他のお寺との関係なども絡んできますから、一般的なご結婚よりも分かりにくいし、想像しにくいかもしれません。正直に行って鬱陶しいこともたくさんあります。

ですが、そのようなことはどの結婚においても同じことでして、他家に嫁ぐと言うことはその家のしきたりや地域の風習などに染まらなければいけないものなのです。

そのような状況を結婚した相手と一つづつ解決して馴染んでいくことが必要になってきます。

あなたの文面から推察するところでは、
「あなたが自分を諦めなければならない」と考えていることも、飛躍しすぎではないかと思います。

当然我慢も必要になってくるとは思いますが、諦める気持ちでは最初から結婚の気持ちに無理があるのではないですか。

確かに母と息子の生活に他の女性が入ってくるとなると、お母さんも複雑な心境であるかもしれませんし、ご主人の気持ちもあなたが想像しているような気持ちかどうかは分かりません。

だからこそ、本来その不安な気持ちを彼に話をして、解決していかないといけないことなんです。

他家に嫁いだあなたを守ってくれなければいけないのは、結婚する彼になりますからね。

もしそれができないとなると、あなたはご主人になる方を愛しているのかどうかも、彼があなたを愛してくれているのかどうかも考え直さないといけなくなります。

結婚の流れになっているから・・・、婚約までしたから・・・、自分が実家を離れて多大な犠牲を払ってきたから・・・、だから結婚をしたいと思っているのなら、二人の心の繋がった結婚ではなく、結婚というイベントになってしまいます。

きつく聞こえるかもしれませんが、もう一度自分の心、自分の結婚、自分の人生、自分の幸せをみつめて、二人で話し合ってみてはいかがでしょうか。合掌

2024年8月5日 20:00
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有り難し
おきもち

中島高州
護摩行1200回以上・滝行:1100回以上もすると、お話しできることもでき...
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人生にいいとこ取りはない

姑さんと完全に同居するのではなく、お寺の敷地内に別の家を建てて住むことや、お寺の近所にアパートを借りて住んで、お寺に出勤することはありだと思います。
また、複数のお寺の住職を兼務しているお坊さんの場合は、一方のお寺には住んでいない(通う)ことになりますので、お寺と住居が別の場所であることはあります。
あなたがおっしゃるのがそういう意味ではなく、あなたが夫(彼)と別居するという意味なら、さすがに無理だと思います。
単身赴任が必要な職業とかでない限りは。
お寺に限らず、自営業や同族経営の会社等では、配偶者の実家との関係は切れません。
サザエさんの時代には自営業も多く、三世帯同居も普通だったでしょう。
結局、令和の私達がそのような生活に慣れていないから、余計に窮屈に感じてしまうのでしょうね。
しかし、実際に慣れていないのだから仕方ありません。
人生にいいとこ取りは無いと思います。
お寺の近くに住む方が普段の仕事は確実に便利ですから、メリットもあります。
メリットとデメリットを総合的に判断した上で、やはり「嫌なら別れるしかない」だと思います。
余談ですが、彼の父は亡くなっているのですね。
つまり、将来的に介護が必要な親は母親だけ(通常の半分)ですね。
彼は、庭つき家つきジジイなしの優良物件だと考えられますね。

2024年8月5日 20:06
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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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