坊守さんのお家賃は必要ですか?
はじめまして
お寺さんのことでお伺いしたいことがあるのですが、なにぶん周りに相談できるような人がおらずよくわからない世界ですので、藁にも縋る思いでメッセージさせていただきました。
ある田舎のお寺さんでのことですが、お寺を住居として坊守を勤めている方にお家賃は発生するのでしょうか?
経緯はこうです。
和尚さん(A)とその奥さん(B)が田舎のお寺に勤めていたのですが、夫である和尚さん(A)が若くして亡くなりました。
田舎のお寺ということもあって次の和尚さんがすぐには見つからず、親戚の和尚さんが掛け持ちで通っていただいていました。坊守さんはお寺のことをよく分かっている奥さん(B)が引き続き行っていました。
その後、新しい和尚さんも決まったのですが、その人に奥さんはおらず(B)さんがずっとお寺さんに住み込みでお手伝いをしていました。
何年か経ち、(B)さんも高齢になってきたので家族の元へ行こうかという時に今までの住み込み分の家賃を払えと言われました。
ちなみに和尚さん(A)が亡くなって以降、家賃が必要という旨の話は無く、もちろん契約書なんかもありません。出る時になって初めて言われたのです。和尚さん(A)が亡くなってから15年ぐらいの間の家賃で数百万請求されています。
これは支払う義務があるのでしょうか?
いきなり不躾で申し訳ありません。
もしお手数でなければアドバイスをお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
住まい(庫裡)所有がどこなのか。維持管理をどうしていたのか。
それは大変ですよね。
払うように言われたのは、檀家さんからでしょうか。新しい和尚さんからでしょうか。
住まい(庫裡)の所有がどなたのものだったのか、気になります。宗教法人つまり寺のものであるのなら、檀家さんや今の責任者(和尚)からの請求が、どのような決まり事で進んだのか。
本来、住職や坊守は、法人から給料が出ていて生活をしています。住まいの庫裡も、寺所有のものであれば、庫裡の維持管理費として給料から差引の場合もあるでしょう。
新しい和尚さんの、現在の給料から差し引かれているのであれば、坊守さんの分を負担してくださっていたかもしれません。だから請求されたのかも。
しかし、坊守さんの知らぬところで、「家賃が発生していた。今までの総額がいくらだ」と言われても、不当請求ですよね。亡くなられた和尚(夫)さんはご存知のことだったのでしょうか。支払われていたのでしょうか。
そのあたりが、焦点かなと思います。
ちなみに、うちの場合は、庫裡は宗教法人所有ではなく、個人財産になっています。ですから、固定資産税や管理維持費は、個人負担であり、法人からの給料 つまり所得から支払っていますので、寺から家賃代などと言われることはありません。
庫裡が、どなた所有なのか。そのあたりも、税理士や弁護士などにご相談されて、きちんと解決されるほうがいいと思います。せっかくお寺を支えてこられた前和尚と坊守さまが、謂れないことで責められたり噂されるのは、あまりにも気の毒ですものね。
どうそ、力になってさしあげてくださいね。
追記。。。
それは大変なことですね。僧侶も資質によると言いましょうか、入寺させる前に 現和尚の人となりを知っておく必要があったように思います。
お寺のためにと、坊守さまがお金をお貸しになられたのだろうと思いますが、金銭援助はトラブルの原因になってしまいますね。悲しいでしょうし、悔しいことですよね。
弁護士等の法律相談を
お話を伺い、坊守を務められた方のご苦労と、突然の家賃請求という状況に戸惑われるお気持ち、よく理解いたします。一般的な観点からお答えさせていただきますが、最終的な判断には専門的な法律相談が必要です。
まず、お寺の住居に関する賃貸借契約や家賃の有無については、地域や宗派によって異なるため一概には言えません
法律上、賃貸借契約は書面でなくても成立することはありますが、家賃の支払い義務があるか否かについては、「契約内容」がどのように交わされたかが重要です。ご相談の内容では、契約書等があるのかがわかりませんが、和尚さん(A)が亡くなった後も長年その旨が明示されていないのであれば家賃の請求は難しいのではないでしょうか?日本の賃貸借契約において、通常は契約時に家賃やその他の条件が明確にされるため、後から突然請求されるのは不自然といえます
ただ私も、法律の専門家ではないので、早急に地域の無料法律相談や弁護士への相談へ行ってみてください。
法律の専門家であれば、より詳細に状況を確認しながら具体的なアドバイスが可能です。また、もし可能であれば、宗派やお寺の宗務所などに相談することも一つの方法だと思います。
無事にこの問題が解決されることを願っております。
質問者からのお礼
親身になって回答して頂きありがとうございます。
またお礼のお返事が遅くなってしまい申し訳ありません。
実のところ、新しい和尚さんと坊守さんとの間には色々と問題があり、その最たる問題というのが借金です。新しい和尚さんが坊守さんに借金をしており、坊守さんが出る時に返還を願い出たのですが有耶無耶のまま時間が過ぎています。
その問題が発端となって、今まで話に出なかった家賃を持ち出して相殺しようとしているのではないかと愚考していました。
そもそもお坊さんが高齢の坊守さんに「お金貸して」て言いますか?
今はその他のいろいろな問題も含めて弁護士さんに相談し、対応をお願いしている所です。
その色々と問題という点も、「まさか」と耳を疑うような内容で、詳細伏せますが、檀家さんから坊守さんへ宛てた感謝を踏みにじるような、法にさえ触れるような内容です。
お坊さんといえば死者を送り、時には人の迷いを説く神聖な職業かと思っていたのですが、全てのお坊さんがそうではないと思いますが、一気にその想いは霧散しました。
ここにいるお坊さんはまっとうな人ばかりでこのような愚痴を話してもどうしようもありませんが、宗教団体というのはやっぱり怖いんだな、と思いました。