初対面の付き合い方
私は、人間関係の作り方で非常に困っています。
具体的に言えば、初対面の人との間合いの取り方が下手くそすぎて、関係を保つどころか構築することすらできない現状に困っています。
小学校、中学校などでは、まだクラスという一定の枠組みで生活していたことや、生徒のほとんどが私の下らない話で大いに笑ってくれたのでなんとかなっていたのですが、その状態に甘んじすぎていて、高校、大学になって個々の価値観や生き方がしっかりしてきた人々との関係の作り方が分からず、しかも昔の友人とも疎遠になってしまい、誰ともギクシャクした関係になってしまいがちになりました。
今、偶然の賜物で友人が2、3人ほどできてなんとか孤独には至らずに住んでいるのですが、それも自分で作った訳ではなく気がついたらできていた友人で、彼らの存在に甘んじていると、彼らがいなくなったら価値観の違う人たちとの近づきかたが分からないまま今度こそ一人になってしまうのではないか、と考えてます。
私は、一人では生きられません。何故なら、私は弱いが故に人と助け合い、人々の間で生きる「人間」だからです。だからこそ、人間関係の作り方、とくに初めてあった人との間合いの取り方を知りたいです。質問の御回答何卒よろしくおねがいします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
出会いは偶然。
はい、「出会いは必然」なのかも知れません。けれど、その縁の繋がりは、たいがい自分では説明しきれないものです。私と妻は今でこそ夫婦ですが、最初会った時から「この人は僕の妻になる」などとは全く分かりませんでした。
でも、今までにどんな話をしてきたか、どんなところへ行き、何を一緒に食べてきたか。それはある程度(全部じゃありません)思い出すことはできます。
ですから、縁の全貌は分からなくても、いくつかのエピソードはあるのではないでしょうか?「あの時は助けられた」とか「あればうれしかった」という、感情が動いたことが。少なくとも今、「ああ、あなたが友達で私は嬉しいよ」と伝えることはできるのでは?
初対面の方全てと仲良くなりたい訳ではありませんよね。「友達になりたい、近づきたい」という、感情の動きが貴女の側にあるはずです。そして、「どんな人なのかな」と関心を持つ。それがあなたの問いへの答えであるように思います。
人のことが知りたいと思ったら、自分の事を開示することです。お互いのやり取りのバランスが良ければ、つまり一方的にならなければ、「良い友達」に近づくと思います。
追記
「お礼」欄の書き込み、読ませていただきました。
それは良かったですね!改めて申し上げますが、大切なのはバランスです。キャッチボールです。いつまでも球を持ったまま放らない奴は、キャッチボールになりませんから。不安なら、「ごめん、俺喋りすぎたね。」と無理やり相手に投げてもいいのですよ。
そして、会話は常に一回きりのリアルタイムです。再現性はないと思って、聞くときは全身で聞くといいです。疲れたら?またハスノハで質問して下さいね。
質問者からのお礼
御回答ありがとうございます。
今日、実は新しく出来た大学のゼミで飲み会があって、その際に貴方から頂いた言葉を念頭に置きながら自らの経歴なんかを少しずつ語って
みたのですが、皆大いに話をきいてくれて他の他人からも大変充実した時間を過ごせました。
改めて気づいたのですが、私は自己紹介を渋る変な癖があったのではないかと思いました。
貴方様の回答のおかげで、自分の心を開くという簡単だけど大事なことに気づけました。
改めて御礼申しあげます。